ヨガのルーツ | 打響庵

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ヨガ・マクロビオティック(世我)を通して、自分発見・自分磨き・人間探求! 宇宙との同化 健康と世界平和をめざします。
「自然な食事、自然なこころと自然な身体のむすび、お伽ばなし」

 ヨガのルーツは約六千年前くらいと云われています。

現在にも見られるような瞑想座法の形が当時の壁画などに

残されているので、そのように考えられて居ます。

それは、つまり、少なくとも六千年前ということであって、

ルーツの証明にはなりません。

 

 また、ヨガの言葉の意味が、馬にくびき(長柄)を着けて

馬車とつなぐ、あるいはむすびということで、

ヨガとは肉体を精神で制御するという意味になっています。


 これらの事から、

必ずしもヨガのルーツが六千年前という事にはなりません。

ヨガを人類の最大の叡智と考えると、六千年前にヨガが発生したとは

とうてい考えられないのです。


 結論から云えば、ヨガは、人類誕生と同時に存在したと云うことです。

その証明は、ヨガの言葉の意味を考えれば簡単です。


 人類誕生とは、人類が野生動物とは違った、人類特有の性質を現した時点

と考えればよいと思います。それは何か?


 それは「大脳の発達による、自分と世界との分離、孤独の自覚」です。

本来、生物は世界と分離しては存在不可能ですが、

人類は、大脳のおかしな発達の為に、

勝手に自分と世界の分離を妄想するようになってしまったのでしょう。

 矛盾の始まりもこの点にありそうです。


それでも、人類誕生の始め頃は、野性的生命感覚は

色濃く残っていたでしょうから、必ずしも世界との分離、孤独ばかりでなく、

自然世界の中で、自然の恵みと共に生きていることも

自覚していたものと思われます。


 つまり、人類が誕生したと同時に、

人類は、世界との分離した孤独感覚と、世界との共生感覚の両方を

感じていたと考えるのが妥当であろうと云うことになるのです。


 ヨガ、ゆい、YUJI、YOU、云う。結う・・・という言葉は、

人類が、大脳のクセによって、孤独を感じるようになったものの、

自然とのつながりも感じて、発した言葉のように思えるのです。

ですから、ヨガは、人類誕生の時がルーツと考え、最高の叡智と考えるのです。


おそらく、結うの元の発音はは「ウー」でしょう。

「ウー」は自分を表し、「ユー」は相手をしめします。

「U-」は、自分と相手をむすぶ音と思われます。


YOU 我   あなたと私   ヨウガ   世我