ハイテクツールで減っている睡眠時間、米調査 | 横山歯科医院

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[ハイテクツールで減っている睡眠時間、米調査]

(AFPBB News  2011年3月8日)

発信地:サンフランシスコ/米国

【3月8日 AFP】
米睡眠財団が7日発表した調査結果で、テレビやビデオゲーム、パソコン、
多機能携帯電話(スマートフォン)のせいで、米国人の睡眠時間が減っている
ことが分かった。


調査に回答した人のうち、寝る前の時間帯にそうしたツールを使うと答えた
人は95%にも上った。

米ハーバード大医学部のチャールズ・ツァイスラー博士は「入眠前の大事な
時間帯に、発光するスクリーンを過剰に見ているということだ。こうした
覚醒効果のあるテクノロジーが寝室に入り込んでいることが、今回の調査で
十分な睡眠時間が取れていないと答えた人が多かった原因だろう」と述べて
いる。
ツァイスラー博士によると、モニターや携帯ツールのスクリーンの光を
浴びると、睡眠ホルモンの分泌が抑制されて覚醒が強化され、さらに眠り
にくくなると言う。
 

調査は13~64歳を対象にしたが、そのうち43%の人が、平日に十分な睡眠を
とっていることはまれか、あるいはまったくないと答えた。

理由については、高年齢層ではテレビを見ているためという人が多く、若年層
ではパソコン、スマートフォン、ビデオゲームのせいという回答が多かった。


米ストーニーブルック大学医学部附属病院のローレン・ヘイル氏は「ほとんど
いつも寝る前にはテレビを見るという人が増えていることは過去50年間で
見てきたが、現在はノートパソコンや携帯電話、ビデオゲーム、音楽ツールと
いった情報テクノロジーが、急速に同じ位置を占めつつある」と指摘する。
「こうしたより睡眠の妨げになる可能性のあるテクノロジーを、若い世代が
多用していることは後に、体や認知発達、その他の健康に深刻な害をもたらす
可能性がある」と言う。


研究チームは、スマートフォンやパソコン、ビデオゲームのほうが、受身的に
テレビを見ているよりも刺激が強いため、ますます眠りにくくなるのでは
ないかと推測している。


また調査結果では、こうしたツールのせいで睡眠不足なった回答者たちは
疲れに対処するために、カフェインに頼ったり、居眠りをしたりしていた


http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2789385/6927384