患者を支える笑い免疫力のプロ「笑い療法士」 | 横山歯科医院

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[患者を支える笑い免疫力のプロたち 500人超えた「笑い療法士」の活躍]

(J-CASTニュース  2011年2月27日)


「笑い療法士」と呼ばれる人たちがいる。
笑いによって病気の人の自己治癒力を高めたり、病気の予防を手助けする
ボランティアだ。

「笑う門には福来る」
「病は気から」
古来のことわざを引くまでもなく、内外の多くの研究により、笑うことが
免疫力を高め、薬以上に治療や予防に有効なことが分かっている。

ところが、余裕がない日本の医療や福祉現場では、むしろ笑いはタブー視
されてきた。

こうした状況を何とか改善していこうと、「癒しの環境研究会」(高柳和江
代表世話人)が、2005年に「笑い療法士」制度を発足させた。



<日本の病院は遅れていた>
その認定者の発表会が2011年2月20日東京都内で開かれ、7期生72人が
新たに「笑い療法士」として認められた。
2005年10月に1期生49人が誕生して以来、これで総勢520人になった。

欧米には、赤鼻を付けて病院を訪問し、患者を笑わせる道化師がいるが、
「笑い療法士」は少し違う。
まず、自分自身が「1日5回笑い、1日5回感動する」よう努力する。
相手に「安心・安全」「一緒にいると楽しい人」と感じてもらうことから
始めて、人々の自然な笑いや生きる力を引き出す。
時にはジョークやユーモアも交える。
そのためには、個々の患者さんやタイミングに合わせて言葉や行動を選ぶ
必要があり、広い知識と同時に話術も非常に重要になる。

高柳代表世話人(東京医療保健大学教授)はクウェートで10年間小児外科医を
勤め帰国して、日本の病院環境があまりにも貧しいことに驚いた。
患者たちの病院生活を少しでも快適なものにしようと、医療に携わる人たちは
もちろん、建築家、デザイナー、患者などにも呼びかけて1994年に設立した
のが、癒しの環境研究会だ。
当初は病室やトイレ、照明などハード面の改善研究からスタートした。
「笑い療法士」はいわばソフト面からの環境改善アプローチだ。


「笑い療法士」は、医師、看護師、介護職員から一般市民、難病患者までの
多数の応募者から研究会が書類選考する。
その候補者を対象に、脳外科医で落語家の中島英雄氏、高柳代表世話人らに
よる2日間の講習があり、フォローアップ研修を通じて、笑いの本質や効果、
話し方などを学んで、評価された人が初めて認定される。

日本の医療職は多忙だが、「笑い療法士」になると患者さんに親身になり、
仕事への充実感を味わうことが多くなるという。

発表会では医療や福祉現場で患者さんと交流している先輩の「笑い療法士」
8人が成功談、失敗談を報告したり、熱い思いを述べた。

(医療ジャーナリスト・田辺功)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110227-00000001-jct-soci


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