道場で人に武道を教えるようになって4年になりました。
これまでも指導をする機会もありましたが、
自分の稽古に役立つような結びつきを意識した内容であったり
大学時代のサークルとしての楽しく楽しくの運営であったりと
真剣にお客さんのことを考えての指導では無かった気がします。
だからと言って、決して今の自分が
ベストな対応が出来ていると思っているわけではありません。
それでも、よりベターな内容を目指そうと思いつつ行っていると
多かれ少なかれ発見があります。
そんな発見をした時に、心にとどめておこうとしても、
中々忘れてしまうことも多く
今回はそんな備忘録もかねて、ちょっと記録として残しておこうかなと思いまして。。。
そして今回の気づきとは、
「稽古時の上達って大きく二つに分かれるなぁ」
という事
言ってしまうと
①基本の上達をトリガーとしてスパーリングを含めた全体が上達するタイプ
→ボトムアップ式
②スパーリングでの気づきをトリガーに基本を含めた全体が上達するタイプ
→トップダウン式
です。
以前から述べている通り、これもどちらか一方と言うわけで無く、
①の要素が強かったり②の要素が強かったりと傾向を述べているにすぎませんが
この傾向によって、上達するための稽古内容(と言うより順序)が異なってくることに注意
と最近やっとそんなことに気づいたりしたのです。
一般的な流れで
準備体操→基本→移動→約束組手→スパーリング→技研
※個別→俯瞰
と行っていくと
①の傾向が強い方は比較的に伸びるんだけど、②のタイプは伸びない
では、
準備体操→スパーリング→技研→基本→ミット
※俯瞰→個別
等と、対人との実践を最初に持ってくると
②の傾向が強い方は比較的に伸びるんだけど、①のタイプが今度は伸びません。
それは、
稽古前半で気づきや内容のフィードバックを無意識的に
稽古後半に行っているからだと思います。
じゃ、どうする。と言うところが指導員の腕の見せ所かと思いますが。
最近のトライ&エラーの中で少しずつですが
どちらのタイプも比較的スムーズに上達してきているんじゃないのかな?
なんて思い始めています。
とは言え、その他色々と、まだ見えていない世界があるので。。。
まだまだ研鑽の毎日ですが(・。・;
ちょっと備忘しつつ、次に活かしていきたいなと思います。