空道は総合武道ではありますが
技術体系としては総合格闘技の要素をもっています。、
そしてその中でも、打撃をメインとした総合格闘技になります。
その為、やっぱり打撃にこだわりを持ちたいと思いつつ
打撃をメインとしたポリシーでクラスの内容を持っていますが、
良く考えてみたら。。。
「強い打撃とは」ってテーマを全然考えずにここまでやってきたことに
気づきました。
「効く打撃」って、打撃力として強くなくても
①タイミングが良かったり
②角度が良かったり
③急所に入ったり
を的確に出来れば
ある程度効果的なものだったりします。
また、私のクラスは選手メインでなく、一般の生徒さんが多いクラスと言うことも有り
「強い打撃」をあまり気にせずエンジョイKUDOと言った感でやっています。
でも、最近はそんな効果的な技を出せるメンバーが増えてきまして。。。
そして、秋口には大会と言う目標を持つメンバも少しずつ表れ
そしたら、ふと湧き出す
●ちょっと物足りない感
そんな感からかどうか?自主トレで筋トレに励むメンバも増えてきて
→単純にカッコいい体に憧れているメンバが多い気もしますが
ラボラトリ(図書館)としては、例え屁理屈でも
「強い打撃とは」を理論で語れるようにならなければと思っているわけです。
実際問題、試合を想定して考えてみます。
試合中にタイミングや角度で決められればカッコいいですが
まぁ、相手も稽古を行い戦術を駆使して望んでくるため
タイミングや角度や急所で勝負を決めることはとっても難しい事
そんな時に、何処にあたっても、どんなタイミングであたっても効果のある打撃って
たしかに、魅力的であります。
でも、私からすると、そもそも「強い打撃って何?」
と、ここから始まってしまいます。
強い打撃の定義は何でしょうね。。。
(-_-)zzz 眠くなってきました。
一般論として
一般的には強い打撃=力積と捉えます。
力積は名の通り、力を積分化したもの
重要な事はここで言う力積とは
Ft=M(打ち元重さ) × 加速度(打撃点の) × 時間(接触時間)
これがある意味では運動量と同じとなり
MV=重さ×速度差異
となります。
何となく式的にも納得です。重さが大きくて、それの速度変化が大きければ
それだけ衝撃が大きそうな気がします。
ただ、いくら力積が大きくても、時間を掛けて力積を増した場合
単位時間当たりの力は0とニアリーイコールである為
衝撃としてはほぼなし
なので、個人的には、力積を微分したものが
打撃の強さ→衝撃と捉え
すなわち打撃の強さ(衝撃)=力(力積の微分)で良いのかと思うのです。
F = M × A
※これは個人的なこれまでの試合経験での感覚です。
とすると、意外にシンプルな式です。
打撃力に関わるのは
M:質量
A:加速度
の両要素を考えればいいのだと
と式ではこんなにシンプルなんだけど
これが難しい
色々と質問事項が出てきます。
質量:打撃者の体重?
加速度:打ち抜いたときは打撃者の速度変化はほぼ生じないのでは
その辺は道場にて会話してみましょうか。。。
力(衝撃)をどう定義するのかを
ただ、打撃を強くするためのヒントが
こんなシンプルな式に色々ありそうだというのは
何となくわかりますね。。。