【読書370】「朝のカフェで鍛える実戦的マーケティング力」

この本のタイトルは、

最近流行っている「朝、勉強しよう」とか

「朝、勉強会に参加しよう」とか

そういう類の本かと思って、手にとってしまいました。

内容は、主人公が朝の時間を活用して

マーケティングを勉強していく描写を通して

読者も学べる本です。

マーケティングは、ベタに４P・３Cをベースに

論じられたものもありますが、

学術的ではなく、需給のバランスなども

視野に入れながら実践的に書かれています。

面白かったのは、マーケティングの中で

ブランディングにも触れていること。

競合中心だと、競合の変化に応じて

戦略の変更が必要にあり、

一貫性がなくなる。

顧客中心だと、顧客の変化に応じて

戦略を柔軟に変化できる。

自社の位置づけは、見え方と見せ方がある。

美容院が、自社の役割を

「髪を切る」とするのか、

「髪も含めた美容コンサルタントして、お客様に美を提供する」とするのか。

保険会社が、

「保険を販売する」とするのか、

「健康保険も含めたファイナンシャルアドバイザーとして、

お客様のお財布を守る」とするのか。

会社が変われば、お客様も反応が変わる。