OBC、SaaS化での役割拡大の可能性 | 依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

依田会計IT室長によるOBC奉行活用術

OBC商蔵奉行を中心とした奉行シリーズの最新情報や活用方法を紹介しつつ、中小中堅企業の経営とITの融合を目指してみたり、みなかったり。。。

奉行 i シリーズでは、認定インストラクターの制度が21シリーズとは別に取得する必要があるので、うちもさっそく取得に向けて動き出しました。早めに対応可能な状態にしたいと考えています。


先日、毎日.jpに掲載された情報からの引用です。

http://mainichi.jp/life/money/kabu/nsj/news/20090911176492.html



野村証券は9月10日にオービックビジネスコンサルタント(4733)のレーティングを新規に「2」(=3段階評価の第2位)で、目標株価は4,900円と発表した。

 中小企業向けのERPパッケージ「奉行シリーズ」で、年商50億円以下の顧客層では会計ソフト分野で約30%のシェアを持つ。

 中小企業向けのパッケージ市場では、過去には消費税などの法制度対応、Windows95の普及などの技術変化を契機にシェアの変動が起きてきた。

 老朽化したソフトウェアを使い続けているユーザーも多く潜在需要は大きい。

 会社側では顧客側の需要が十分でないと判断し、本格的なSaaS(インターネット経由でソフトの機能を利用できる)事業化には至っていない。

 しかし奉行シリーズのSaaS化対応は部分的に既に実施しており、本格展開の際には機動的な対応が可能。

 また、SaaS化を契機にERPの周辺アプリケーションの売上が拡大できる可能性にも注目と解説。(W)

 

[NSJショートライブ 2009年9月11日 9時12分 更新]


へぇ~、4,900円ですか。この野村証券のレポートがどのタイミングで出ているのか知りませんが、同じ9/10にそれまでの4,300円くらいから一気に400円くらい上がってるんですよね。もうちょっと上がる余地ありという事でしょうか。


確かに、OBCは経済産業省のJ-SaaSに参加しており、Jシステム相当のスペックで、まるでVシリーズのようなインターフェイスの「奉行 for J-SaaS 」を提供しています。



依田会計IT室長によるOBC奉行活用術-奉行 for J-SaaS



ですが、それも限定的という野村証券のコメントは間違っていないように思います。OBC自身、J-SaaS版が全社上げての大プロジェクトという意気込みは見られません。


正直OBC自身も、SaaSやクラウドといった流れが無視出来ない事は分かっていると思うのですが、事業として成り立つのかどうか、見極めたいという事でしょうね。