初お菓子づくりでゴンタくんが焼いた、フランスのマダム直伝リンゴのタルト(夫がタルト・オ・ポムを焼いた日)
タルト生地もやってみたら簡単でしたが、市販のタルト生地にりんごを並べてこの生地を流しいれても全然OKなので、簡単でおいしい基本のアパレイユのレシピを。
応用がきくのでフルーツ、お酒、スパイスをいろいろかえて作ってみたいな。洋梨&ブランデーとか、かぼちゃの薄切りにシナモンとラムを効かせたアパレイユもおいしそう(ハロウィーン風!)
★ 22ー24cmタルト用アパレイユ(括弧内はゴンタくんの分量)
たまご3つ
さとう 110g
生クリーム170ml(シングルクリーム 125g*)
ラム酒 大さじ1
コーンスターチ小1(小3*)
1)コーンスターチとラム酒をまぜておく
2)タルト台にりんご約2個分を切ってならべて(いちょう切りでもいいし、ゴンタくんがしたように(★)薄切りにして円をつくるように置くとかわいい)
3)上のアパレイユの材料をよくまぜて、りんごの上からまわしかける
4)180度のオーブンの下段で45分(ファン式ガスオーブンの場合。電気オーブンの場合、10度くらい温度を上げるといいのかな?)
*生クリームは脂肪分ひかえめでも 、普通の濃い生クリームでも。低脂肪だとアパレイユ液がさらっさらだったので今回少し少なめに&コーンスターチを増やしてみました
マダムは la crème légère épaisse(12%) 使用
<追記1> 各国のクリームの分類と乳脂肪分
日本: 18%~30% ライトクリーム(コーヒー用)、30%~48% ヘビークリーム(ホイップ用)
英:18% single cream、35% whipping cream、48% double cream、55% clotted cream
仏:12%~ la crème légère/la crème allégée、30%~ la crème fraîche/crème fraîche épaisse/crème fraîche entière
クロテッドクリームって・・ ダントツだな!笑
★ タルト生地をじぶんで作る場合
粉250g
さとう125g
バター125g
たまご1個
塩ひとつまみ
バニラ(一さやまたはエキストラクト)
1 粉と一口大に切ったバターをフードプロセッサーでクランブル状になるまでブルン、ブルン(ガーーーーッ より、最初はとくに小刻みにやるほうがいいとのこと)。残りの材料を加えて何度かブルン、ブルンするうちに生地がまとまってくるので、ボール状にして台にとりだす
<追記2> →先日の2枚目フォトが、ゴンタくんがちょうど取り出したところ
2 めん棒で少し伸ばして太い円盤にして(追記3参照)ラップでくるんで冷蔵庫で30分。
3 生地を3mmほどに伸ばして型に敷く。リンゴ並べてアパレイユ液を流して焼く。やってみたら簡単!
<追記3>(ゴンタくんのように打ち粉をせずに)ボール状にまとめた生地をベーキングペーパー2枚にはさんでめん棒でトントンとディスク状に伸ばすとよい、と フランスの愛されシェフ、シリル・リニャック氏が言ってました(余計な粉を生地にいれずにすむから)。そういえばマダムも、冷蔵庫から出した生地をベーキングペーパー2枚の間で伸ばして、下に敷いてたペーパーごとタルト型にいれて焼いてた(型にいれるのもとりだすのも簡単よ!とのこと。たしかに)
~
じつはタルト生地にバニラを入れわすれて、じゃあアパレイユに・・と思っていたらそれも忘れて(笑)、焼く前に溶かしバターにバニラ・エキストラクトをまぜて上から回しかけて焼いたんです。
おかげで黄金色のおいしそうな焼き目がついて、焦がしバターの風味も出てとても美味しかった! むしろ次もそうするかも。
・ 作ってる過程&できあがり → 夫がタルト・オ・ポムを焼いた日
・ マダムのキッチンの様子と愛用レシピ本は こちら
あの本のタルトのページ。 Les Tartes ・・また作りたいな。つぎは洋梨かな。
<後記>
いま調べててわかったのだけど、温かいお人柄もふくめ大好きなシリル・リニャックさんのパティスリー、LA PATISSERIE BY CYRIL LIGNAC が去年5月のひとりパリで泊まったアパルトマンのすぐ近くにあって、毎朝そこのバゲットたべてました(めちゃくちゃ美味しかった)。クリスマス前にパリに行くので今度はケーキ買いに行きたいな。
ひとりパリ、ふたたび (2014) より
そういえば6月のパリの話をまったく書いてないことに気づきました・・ 友人エミリの豪快なオムレツづくりのことをいつか書きたい。きどらないフランスの家庭の味って好きです