夫への誕生日プレゼント のつづき
そういえば、ケーキがもない?と気づいたのは土曜日の17時のこと。(誕生日は金曜日)
自転車にのってケーキやさん行こっか。お茶のんでケーキたべて、本読もう!
まったく誕生日祝いになってない提案ですが、雰囲気にのまれてゴンタくんも「うん」と言ってました。
自転車にのってはじめて、けっこうな距離の(自己比)おでかけ。
チョコレート・ホワイトチョコ・パッションフルーツのムースの層をホワイトチョコでくるんだもの。真ん中は玄米ロールケーキ、奥がゴンタくんのチーズケーキ。
食べはじめたころには18時をすぎてましたが、19時半までゆっくり読書をしました。
誕生日プレゼントその1 「湯川秀樹の自伝を読む」 は、なかなか楽しかったです。昔の人の、学問に対するそこはかとない情熱が伝わってきて新鮮でした。
ゴンタ君が彼を好きなわけが少しわかりました。(不器用なところが・・似てる)
2つ目の誕生日プレゼント、「Steve Jobsのスピーチを聞く」
(Apple社のCEOであるSteve Jobsが2005年にスタンフォード大学で行った卒業祝賀スピーチ)
夜、バルコニーにイスをだして、ゴンタくんのiPodで聞きました。お月見の前の晩
逸話とともにいくつかのメッセージが語られているのですが、一貫しているのは、「自分の直感を信じて進み続けなさい」 ということ。
この話はご存知の方も多いのではないでしょうか?
彼は大学をドロップアウトすることを決め、興味を持てなかった必修科目に代わって、はるかに面白そうに思えた授業に出はじめます。その一つがカリグラフィーでした。その後の人生で実用性があるとは全く思わなかったけれど、興味があったから選んだのでした。
しかし、そこで美しい書体や、字の組み合わせに応じて文字間隔を調整する手法を学んだことが、後にMacの設計にいかされます。
もしあの時彼が大学をやめると決めなければ、そしてカリグラフィーの授業にもぐりこまければ、我々が使っているコンピューターに美しいフォントが備わることはなかったのです。(だってウィンドウズは単なるMacのコピーだし、とちゃっかり刺して笑いをとるところはさすが)
その話に続けた言葉↓
You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. Because believing the dots will connect down the road, it gives you confidence to follow your heart; even it leads you off the well-worn path.
「先を読んで点と点をつなぐことはできません。後からふり返って初めてできるわけです。したがって、点と点は将来どこかでつながると信じなければなりません。自分の勇気、運命、人生、カルマ、何でもいいから、信じなくてはなりません。点がやがてつながると信じることで、たとえそれが皆の通る道からはずれても、自分の心に従う自信が生まれます。」(駒澤大学山口先生のHPより★
)
この下りに鳥肌がたちました。 (他の人と違っていたとしても)自分の価値観を信じることにしよう、という思いが今年に入ってから強くなっていたので、余計にかもしれません。
Listen to your heart, not your head. と言ってくれた友達の言葉を思い出したりして。
他にも、自分が作ったApple社から解任された話、ガンの告知を受けた話など、大変興味深い逸話とともにメッセージがおくられています。 どんな人にも勇気を与えてくれるスピーチだと思います。
Have the courage to follow your heart and intuition. They somehow already know what you truly want to become.
「自分の心や直感に従う勇気をもってください。心や直感は、あなたが本当は何になりたいのかすでに知っています」
豪華手作りディナーやプレゼントなど、いわゆるお誕生日らしいことをしなかったのですが(→夫への誕生日プレゼント )、私のこんな祝い方も I went with my heart (心にしたがった) ってことで許してもらおう!
~
後記: 私自身、まさにそれを実感することになりました
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夢。点と点が線に
・ ぜひ読んでほしい
・ OL卒業に向けて
・ ありがたいなあ (卒業後)
・ フォトセミナー、終わりました (想像もしていなかった点がつながったこと)
Steeve Jobs Stanford Speech
・ YouTube
・ Stanford News Serviceにある原文