事業成長スピードと組織成長スピード | IoTでコミュニケーションを活性化する社長の YAZLog

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先日とあるIT系交流会に参加しました。
その中での、大手IT企業の執行役員さんとの話を紹介します。


お題は「急成長企業の組織問題」について。



ここ数年流行の“六本木系IT企業”は、今までにない早さで売上と人員が増え、
事業のスピードが加速し、拡大しています。


会社設立後たった3年程で、上場する会社が出てくるぐらいですから、
当事者のスピード感は異次元のものだと思います。



ここで「事業の成長」と「個人の成長」を考えます。



経営者の立場から考えると、ビジョンをもとに事業拡大するので、
事業スピードとともに自らも成長していくでしょう。



しかし、現場の立場は違います。
経営者のビジョンに共感して入社したとしても、
事業スピードという変化の中での成長を求められます。


それは、事業がものすごいスピードで成長していく過程で、
仕事のやり方、遂行する任務、負う責任、マネジメント方法まで
変化していくことに対応しながら、個人が成長するということです。



現場メンバーにとって、


変化についていけない人は、
自分の居場所がなくなり、組織から離れていくことでしょう。


変化についていける人は、
自分の居場所を見つけ、組織の成長に寄与することでしょう。



ここまでは一般論だと思いますが、
上記の後者である、一度自分の居場所を見つけた人にとって、
さらに変化が訪れた時に、居場所を変えられるかが問題です。



「居場所=今の組織」 と定義すると、


「組織の成長=居場所の変化」 であると考えられます。



具体例としては、
事業が拡大してくると、組織も成長フェーズに入り、
組織力を高める為に、外部から優秀な人材を受け入れることになります。


そんな時、外部の人材が入ってきた瞬間に、
居場所が変わったり、無くたったりすることもあるでしょう。



このような変化を受け止め、
組織の成長に合わせて、メンバー個々の成長をどれだけ促せるか、
これが急成長企業にとって、とても重要な課題ではないでしょうか。



事業の成長と、古株メンバーの成長に結びつけ、
組織の成長とできるかどうか。


成長し続ける企業の永遠の命題だと思います。