エイリアンシリーズ | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

エイリアン コヴェナントが公開になるので、ちょっと「エイリアン」のおさらいを。

 

題名                     公開年       年代設定(西暦)
エイリアン                 1979年         2087年
エイリアン2                 1986年        2144年
エイリアン3                 1992年        2155年
エイリアン4                 1997年        2355年
エイリアンVSプレデター 2004年        現代
AVP2エイリアンVSプレデター 2007年       現代
プロメテウス                2012年        2093年

 

プロメテウスは以前紹介済→こちら

 

 

エイリアン  1979年

 

監督 リドリー・スコット

 

キャスト
ダラス船長      トム・スケリット
リプリー       シガニー・ウィーバー
ランバート      ヴェロニカ・カートライト
ブレット       ハリー・ディーン・スタントン
ケイン        ジョン・ハート
アッシュ       イアン・ホルム 
ジョン        ギルバート・ケイン

 

予告編

あらすじ
西暦2087年、宇宙貨物船ノストロモ号。乗員7名。鉱石を積んで地球に帰還途中に電波信号を受け、貨物を切り離して発信源の小惑星に向かう。

 

船長を含む三名で調査に向かい、U字型の宇宙船と、その中に居た宇宙人の化石を発見する。その宇宙人の腹には穴が明いていた。
船底から下に続く穴を見つけケインが調査に入ると無数の子供の背丈ほどの卵。殻の中から透けて動くもの。ケインが覗き込むと何かが飛び出す。

 

調査の三名が戻る。リプリーが防疫上危険だと拒むが、アッシュがエアロックを開ける。ケインのヘルメットが割れ、彼の顔にカニの様なものが貼り付いている。

ケインの生体反応は異常なし。それを剥がそうとメスを当てると、液が飛び出し強烈な勢いで床を溶かし始める。

慌てて階下に行くと、そこも突き抜けて腐食が更に階下へ。三層目ぐらいでようやく腐食が止まる。
そのゴタゴタが一段落して戻ると、ケインの顔のカニは外れており、死んでいた。リプリーはその死骸の廃棄を主張したが、元々会社との契約では知的生命体に関する情報収集も含まれていた。

 

ノストロモ号は小惑星を離陸し、貨物とドッキング。その後ケインは意識を取り戻し、皆と一緒に食事を摂っていた。その時突然ケインが苦しみ出し、彼の腹を食い破って短いヘビの様なものが飛び出して部屋の外に逃げ出す。

事態の深刻さを皆が認識し、手分けして捜索するが、脱皮を繰り返す事でより凶悪になったエイリアンは、一人ずつ乗員を襲って行く。

 

船長まで襲われて死亡した事で団結力を失ったチーム。そんな中でアッシュだけが冷静。リプリーはコンピューター室に籠ってAIの「マザー」に一連の質問を投げた。
会社は最優先事項として生きているエイリアンの捕獲・回収を目的としていた。そこにアッシュが現れ、八つ当たりでリプリーが暴力をふるうと彼の額から白い液が垂れた。アッシュはアンドロイドだった。回路に異常をきたし、リプリーに容赦ない攻撃を加えるアッシュ。クルーが駆け付け、アッシュをバットで何回も殴ると、アッシュの首から上が外れて倒れる。

 

音声回路のみ修理されたアッシュが真相を語る。元々会社はエイリアンの捕獲と回収を目的としており、そのためにはいかなる犠牲も払うとしていた。
残ったクルーは三人。本船は爆破、脱出艇で逃れる計画を立てるが、リプリー以外の二人が餌食になった。

 

一人残されたリプリーは猫のジョーンズをケージに入れ、自爆装置を起動させて脱出艇に向かうが、その行く手にエイリアンが居た。自爆装置を解除しようとするが、もう止められない。決死の覚悟で脱出艇に向かうと、幸いエイリアンは居なかった。ジョーンズと共に脱出艇に乗り込み発進。その後本船は爆発。

 

地球に帰還するためのコールドスリープをセットし、ジョーンズを入れ、ボタンを押そうとした時、エイリアンの手が伸びて来る。反射的に狭い部屋に逃げ込むリプリー。そこは宇宙服を収納している部屋だった。リプリーは注意しながら宇宙服をセットし、ボウガンを手に部屋を出る。

 

エイリアンが隠れている所のバルブを操作してガスを噴射させ、外に誘い出しでエアロックを開く。真空に引かれてエイリアンが船外に出そうになるが、手足でふんばり堪えている。そこにリプリーのボウガン。だが紐が絡まってエイリアンはまだ船外に。
リプリーは艇のエンジンを起動してエイリアンを吹き飛ばす。

全てが決着し、リプリーは状況説明のメッセージを録音して、ジョーンズと共にコールドスリープに入った。

 

感想
「エイリアン」という言葉が市民権を持った最初の映画だろう。その後のエイリアンものは多かれ少なかれ、この影響を受けている。
ノストロモ号の造形が好きだった。
ケインの腹からエイリアンが出て来た時には、本当にびっくりしたのを覚えている。

 

突っ込みどころとしては・・・
指令室の表現はそこそこ頑張っていたのに、コンピューター室は電球ビッシリの何とダサい事。「2001年宇宙の旅」のHAL9000だってもっとマシだった。
リプリーのショーツ姿に萌え~(コールドスリープ装置に入るため、下着姿になる演出がGOOD)。

 

 

エイリアン2(原題:ALIENS)  1986年

 

監督・脚本  ジェームズ・キャメロン

 

キャスト
リプリー   シガニー・ウィーバー
ニュート   キャリー・ヘン
ヒックス   マイケル・ビーン
ビショップ   ランス・ヘンリクセン 
バーク    ポール・ライザー
ゴーマン   ウィリアム・ホープ
バスクエス  ジェニット・ゴールドスタイン
ハドソン    ビル・パクストン

 

予告編
あらすじ
西暦2144年。脱出艇で宇宙を彷徨っていたリプリーと猫のジョーンズは地球圏の宇宙ステーションに回収される。あの事件から57年間も経っていた。ウェイランド・ユタニ社の社員バークがリプリーのサポート担当。

 

リプリーはノストロモ号と積荷を爆破した事の罪を問われていた。彼女は体験した事件の説明をするが信用されない。リプリーらが向かった小惑星(LV 426)は20年ほど前から移住の対象として開発が進み、大気も作られ数十家族が生活しており、特に異常な報告がなかった。
結局リプリーは航海士の資格剥奪の上、精神科の治療、その後の荷役作業を命ぜられた。

 

小惑星(LV 426)に住むジョーダン一家。趣味の宝探しに出かけた先でU型の宇宙船を見つける。夫妻でその中に入った後、夫が顔をあのカニに覆われてしまう。車に帰った父親を見て悲鳴を上げる少女。
それからほどなくして小惑星からの通信が途絶えた。

 

バークが海兵隊のゴーマンを連れてリプリーを訪れる。連絡が途絶えた小惑星へ調査に出掛けるため、リプリーにアドバイザーとしての同行を求めた。条件は航海士の資格復活。最初は断ったリプリーだが、毎夜腹からあの怪物の幼生が出て来る夢から逃れられず、エイリアンとの対峙を決心。

 

宇宙船のスラコ号。コールドスリープから目覚めるリプリー。周りは屈強な海兵隊員。女性も居るが男勝り。リプリーがエイリアンの恐ろしさを力説するが、腕力に自信がある者ばかりで本気にしない。
クルーの中のビショップがアンドロイドと知ってアッシュを思い出し、毛嫌いするリプリー。
降下艇で小惑星に降り立った兵士たち。輸送車で住民棟に入るが人の気配がない。

 

隊の調査が進む中、移動物体が確認され、エイリアンかと思われたが少女ニュートだった。通風管を逃げ回って生き延びていた。
リプリーが床面の腐食を見てエイリアンの体液と気付き、皆を撤退させようとするが、聞き入れられない。リプリー他少数のみ車に残り、皆住居棟を先に進む。
更に進む隊の前に、住民たちが樹脂のようなもので塗り込められた壁が出現。エイリアンが作った繭だった。その中の女性の腹からエイリアンの幼生が飛び出す。驚いて火炎放射器で兵が焼き払うと、それをきっかけに周囲にいたエイリアンの成体が多数起き出して大パニックに。

リプリーが「撤収を!」と叫ぶがゴーマンはショックで指示が出せない。ゴーマンをどかしてリプリーが輸送車を操縦し、救援に向かう。隊は全滅状態で、やっと三名を回収出来た。
救出のための降下艇が相次いで墜落し、逃げる手段を失ったクルーはいったん住居棟へ。

 

こんな状況でもバークはエイリアンを地球に持ち帰ろうとしていた。ウェイランド社の意思。
母艦にある降下艇を遠隔操作で呼び寄せる案をリプリーが出すが、それには電波塔まで行かなくてはならない、ビショップがその役を申し出る。

 

医務室で休んでいたリプリーとニュート。気付くと部屋がロックされていた。そして瓶詰めになっていた筈のカニ形態のエイリアンが遅いかかる。とっさにリプリーがスプリンクラーを作動させてクルーに知らせ、辛くも助けられる。
やったのはバーク。リプリーとニュートに卵を寄生させて持ち帰ろうとしていた。その追及をしている時に停電となり、次いでエイリアンが襲って来る。
通風管に詳しいニュートの案内で逃げ延びるクルーたち。だが途中で逃げ遅れたクルーが皆を助けるために自爆。そのあおりでニュートが下水道に落ちる。

ニュートはエイリアンに連れ去られたが、すぐには殺されないと判断したリプリーは、発信器を頼りにニュートを捜しに行く。途中、繭にされたバークが助けを乞うが、自爆用の手榴弾を手渡すリプリー。
ニュートを何とか見つけてビショップが確保した降下艇に向かおうとしたが、エイリアンの卵がびっしり植え付けられたエリアを見つける。その先にはクイーンが次々と卵を産んでいた。

 

卵を全て焼き払い、クイーンをマシンガンで銃撃するリプリー。だがクイーンは自分を拘束している産卵管を切り離して追ってくる。
エレベーターで上がる二人だが、クイーンも併設のエレベーターで後から追って来る。屋上に出ても降下艇がいない。
クイーンが出て来て万事休す、というところで降下艇が現れ、ようやく回収される二人。

 

スラコ号に戻ったリプリーたち。素直に礼を言うリプリー。だが降下艇のそばで一息ついている時、突然ビショップが吊り上げられた。エイリアンのクイーンだった。ビショップが胴体から真っ二つにされて床に放り出された。
リプリーは、とっさに荷役用のロボット式ローダーに乗り込んで応戦。ほぼ互角の戦いの中で、エアロックのエリアに一緒に落ちる二体。何とか脱出して梯子を上るリプリーの足をクイーンの腕がつかんだ。エアロックを開けて梯子にしがみつくリプリー。エアロックに引きずり込まれようとするニュートの体をを上半身だけのビショップが支えた。
クイーンを振り切って船外に追い出し、エアロックを閉じるリプリー。

コールドスリープ装置をセットして生き残りの者たちを寝かせ、最後にニュートと共に眠りにつくリプリー。
エンドロールの後、カサカサいう音(例のカニが動く音?・・・・)

 

感想
「続編は駄作」と良く言われるが、そんな中でも健闘している方か。
前作からの連続性が高いが、実際には57年後の世界。前作のエンディングでは「絶対猫に感染している」と思っていたが、全く違う展開だったのに驚いた印象がある。
エイリアンがウジャウジャ出て来ていささか食傷気味になったが、今作のエンディングでもまた続編を思わせる映像・・・

 


エイリアン3  1992年

 

監督 デヴィッド・フィンチャー

 

キャスト
リプリー     シガニー・ウィーバー
ディロン     チャールズ・S・ダットン
クレメンス    チャールズ・ダンス
ビショップ    ランス・ヘンリクセン
アーロン     ラルフ・ブラウン

 

予告編

あらすじ
西暦2155年。コールドスリープ中のリプリーを乗せた宇宙船スラコ号内で火災が発生し、非常脱出機でリプリーらが自動的に排出される。
脱出機は囚人を収容している刑務所惑星フューリーに墜落。ここでは金属精錬、メタン精製を行っている。囚人はみな男性で、看守合わせて25名。
医務室で目覚めるリプリー。生存者は彼女一人。医務主任のクレメンスが状況を教えた。

死亡した乗員は囚人の手で回収され、所長のハロルドは治安の維持に腐心する。

 

リプリーは事故の原因がエイリアンのせいだと思い、遺体の確認をしたいと申し出る。遺体の中のニュートの体を細かく調べ、解剖を依頼する。クレメンスは訝りながらもそれを実行し、最後には胸まで開いた。何も出ず安堵するリプリー。

 

外から死んだ牛が搬入され、吊るされていた。他方で死亡者たちの葬儀が行われ、ハロルドが聖書を朗読した。同じ頃、牛の体から這い出したエイリアン。四つ足だった。

刑務所内にはシラミが蔓延しているため、リプリーも坊主頭にされる。事件を本社に連絡したハロルド所長。本社から最高レベルの機密を要求され、クレメンスにリプリーの監視を命令。
そんな中で、所内に謎の不審死が散発。

 

リプリーはゴミ捨て場にあったアッシュの残骸を回収。最低限の修理をして何とか会話可能にし、脱出機のフライトレコーダー解析を頼む。火災の原因は電気系統のトラブル。エイリアン的なものが居なかったかと聞くリプリーに「ずっと一緒だよ」。
船内で起きた事は全て本社(ウェイランド社)にデータとして送られていた。ビショップの願いを聞き入れ、電源を落とすリプリー。

 

その後も不審死は起き、リプリーがエイリアンの話を所長にするが、信じられず監禁される。リプリーに自分の身の上話をするクレメンス。だがその直後クレメンスがエイリアンに襲われる。牢が破られリプリーも襲われそうになるが、何故か素通り。

所長も襲われていなくなり、副官のフランシスが指揮を執ることになるが、結局リプリーを頼ることに。
防衛体制を築くが、少しづつメンバーが減って行く。
手にしびれを感じたリプリーは、検査をしようとX線スキャン台に乗る。フランシスがそれを手伝う。「寄生組織あり」との診断に愕然とする。前の船で既に寄生されていた。それもクイーン。
その画像は本社にも送られていた。次いで2時間後に医務班が到着するとのメッセージ。

 

残ったメンバーでエイリアンたちを抹殺しようとするが、なかなかうまく行かない。おびき寄せて溶けた鉛のドブ漬けにしても出て来る。だがその直後に水を掛けたら破壊された。
そんなところへ本社の医務班が現れる。その中にビショップがいた。リプリーはアンドロイドの複製と思ったが、設計者本人だった。エイリアンを手術で取り出すと言うが信用しないリプリー。
本社の人間が護衛していた男の足を撃って脅すが、リプリーは溶鉱炉の上までクレーンを移動させ、そのまま落ちて行った。


感想
とにかく「暗い、きたない、色気ない」。なんせ男だけの刑務所だし。
ちょっと目新しいのは四つ足のエイリアンだが、これって寄生する個体の種類に左右されるという事?けっこう生体科学の深いところを突いているような気もするが、そこまでは深く掘り下げていない。
「ウェイランド社」この会社、日系企業という設定らしい。

さすがにこの続編は「健闘している」とは言い難いナ・・・・・

 


エイリアン 4(原題:Resurrection) 1997年

 

監督 ジャン=ピエール・ジュネ

 

キャスト
リプリー(8号/7号)      シガニー・ウィーバー
コール            ウィノナ・ライダー
ジョーナー          ロン・パールマン
ブリース                    ドミニク・ピノン
ベレス                      ダン・ヘダヤ
ドクター・レン              J・E・フリーマン
ゲディマン                  ブラッド・ドゥーリフ
クリスティー                ゲイリー・ドゥーダン
エルジン                    マイケル・ウィンコット

 

予告編

あらすじ
3作目の事故から約200年後。連合軍の医療用宇宙船「オリガ」号内での手術。船長のペレス。リプリーの姿をした女の腹から取り出されるエイリアンの幼生。
女はその後腹を縫合されて別室に移された。目覚ましい回復力により、数日で普通の体に戻る。記憶はなく知能程度も低かったが、教育には良く適応してすぐ知識を身に付けた。肘裏に8の印字文字。

女はリプリーのクローンだった。前回溶鉱炉で投身自殺する前、彼女の血液が採取されており、それを使ってクローン再生の実験が繰り返されていた。彼女は8体目にしてようやく成功した例。
当時のウェイランド社はもう存在していなかったが、エイリアンの情報は引き継がれ、エイリアン・クイーンを軍事だけでなく医療の面でも活用しようとしていた。エイリアン・クイーンは育てられて卵を採取される。女はリプリーの記憶を一部継承しており、その後の学習との組み合わせで、悲惨な結末を予感していた(以後彼女をリプリーと表記)。

 

民間輸送船「ベティ」号がオリガ号に寄港。ある物体を積んで来た。
その物体はコールドスリープされた人間。12体が降ろされ、エイリアンのカニに寄生される宿主となった。
船体メンテのため二日間の滞在が必要であり、クルーの五人の一人が体育館でバスケをするリプリーに絡む。体力で負けていないリプリーだが、殴られて少し出血する。落ちた血で床が腐食。ベティ号の女性技師コールが立ち去るリプリーを追う。

 

部屋で寝ているリプリーをナイフで襲うコールだが、それに気付いて制止するリプリー。リプリーの胸の傷を見て、もう手遅れだと言う。ここで行われている実験の事を知っていた。
コールが部屋を出たところで兵たちに拘束される。容疑はテロリスト。だがベティ号のクルーはこの研究所の秘密を知らない。

飼育されていたエイリアンは、学習により自らの血を使って檻を溶かして脱出。船内に飛び出した。兵士らはあっと言うまに全滅。

 

危機に陥ったメンバーをリプリーが助ける。脱出のためベティ号に向かう途中、リプリーが「7」と扉に書かれた部屋に入ると、一部リプリーの面影を残した化け物の様なものがアルコール漬けにされていた。クローン実験の過程での失敗作。奥から声がしてリプリーが行くと、そこには下半身がエイリアンとなり、腕も変形したリプリー(7号)が生命維持装置に繋がれていた。
「お願い、殺して」の言葉に泣きながら火炎放射器を向けるリプリー。その他の実験体も全て焼き払った。
リプリーはこの実験を行ったドクター・レンを責めるが、コールが止め、代わりに彼を殴りつける。

 

ベティ号に向かう途中でも続く攻防。水中を泳げるエイリアン。逃げる途中でレン博士がコールを撃つ。水面に落ちるコール。
なおも皆を率いて逃げるリプリー。行き止まりとなった先の扉が開いた。コールだった。彼女は撃たれても死なない→アンドロイドだった。
レンらの、エイリアンに関する政府と軍の取引を知って、計画を阻止しようとした設計者が、リプリーとエイリアンを抹殺するようプログラムされていた。
コールを通じてホストコンピューターに打ち手を尋ねるリプリーだが、自爆エネルギーが不足。また船体はプログラムにより地球への帰還コースを取っている。

ベティ号を前にしてリプリーがエイリアンの群れの中に落ちる。皆は諦めて前に進む。

 

リプリーはエイリアンに運ばれてクイーンのところまで届けられた。そこには繭にされたもう一人の学者ゲディマンも居た。リプリーとエイリアンのDNAが混じった事で、今後は宿主なしでもエイリアンを産み出す事が出来るという。今まさにその時だった。
生まれた者は、ヒトの顔だちに少し近く、血液は赤かった(新種)。
クイーンは新種に殺されたが、リプリーを母親と思い舐め回す。新種がゲディマンを殺すスキにリプリーは逃げ出す。

 

一方ベティ号に乗り込んだコール他のクルー。離陸体制に入るが、まともに操縦出来る者がいない。そこにリプリーがギリギリで飛び込む。
だがリプリーの後に新種も乗り込んだとの情報。
リプリーは最終決着をつけるため、新種に近づきハグをする。そして自分の血でガラスに穴を開け、新種の体をそこに押し付ける。吸い付けられ、穴から体液が漏れ出す新種。飛ばされないよう梯子につかまるリプリー。どんどん体液、内臓も漏れ出し、ついにガラスが割れて本体ごと吸い出された。エアロックを閉じるリプリー。
オリガ号は大気圏に入る前に大爆発して消滅。ベティ号は大気圏突入に成功しリプリーは山の緑、海の青を見る。リプリーにとっては初めての星。


感想
リプリーの残された血液でクローンを作る・・・・・iPS、幹細胞等考えればやれない事はないと思うが、あの当時のアイデアとしてはかなりの飛躍。脚本家の頭が相当柔軟だったのだろう。エイリアンの卵→幼生まで再生出来るというアイデアがまた飛躍(何でもアリやね)。

 

ただ、新種の死に方があまりにもショボいというか。ちょっと吸われたぐらいで動けなかったり、ましてや体液が出てしまうなんて「お前、そんなにヤワじゃないだろうっ!」とツッコミ入れたくなる。

エイリアンと人間が融合したリプリーが、実は一番危険な存在だな。

 


エイリアンVSプレデター 2004年

2004年。南極のある地点に、巨大な熱源を人工衛星が感知。調査隊が行くと大きな人工の竪穴が地下深くまで通っていた。
地下には遺跡があった。ここはプレデターがエイリアンと戦うための競技場であり、成人の儀式として100年に一度開かれ、それに伴いエイリアンも復活。
プレデター3体による成人のための戦いに調査隊が巻き込まれる。
プレデターは勝利するが1人は死亡。隊員の一人レックスはプレデターの勝利に貢献した感謝として槍を受け取る。
遺体を連れてプレデターは宇宙船で帰還。だがその遺体にはエイリアンの卵が産み付けられていた。


AVP2 エイリアンズVSプレデター  2007年

前作で産み付けられた卵が孵化し、プレデターとエイリアンの特徴を併せ持つ者として船内で暴れ、宇宙船はコロラドに墜落。
海軍とエイリアンとの戦い。最終的にエイリアンは核爆弾で退治される。街は消滅。


AVPの二作は今までの1~4とは別物。