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2017年05月26日

NHK モーガン・フリーマン 時空を超えて「太陽のない世界 人類は生存可能か?」5/25放送

テーマ:科学・教養

太陽は、地球の受ける光をほぼ支えている。太陽なしで人類は生きられるのか?

 

ピーター・シュレイダー(天文学者)
太陽はあと50億年で水素を使い切り、次にはヘリウムによる反応に切り替わる。いずれ太陽は巨大化して水星、金星、そして地球も飲み込む。

 

グレッグ・ラフリン(天文学者)
地球を太陽から遠ざける方法。小惑星を地球に近づけて、スイングバイの原理で少しづつ太陽から遠ざける→重大なリスク。遠ざけるには数百万回行う必要があるが、コースを少しでも誤ると地球に衝突(元も子もない)。

 

クリス・マッケイ(天文界のインディ・ジョーンズ)
火星に温室効果ガスを定着させて移住する。パーフルオロカーボンを生成→100年で移住が可能になる。
ただし火星への移住は一時的な解決策。ヘリウムによる反応を経て太陽は最終的に白色矮星となる。

 

エド・モーゼス
水の核融合でエネルギーを創生→自ら太陽を作る。

他の星への輸送
小さなブラックホールを宇宙船に繋いで前進。

 

アンソニー・アギーレ
宇宙は繰り返し生まれるもの。インフレーションにより今も宇宙が生まれている。
新しい宇宙を作っても人類を運べない。
ワームホールを利用すれば可能→現在の地球文明はタイプ0.7の位置付けであり無理。
時空の構造の制御(負のエネルギーが必要)。


感想
例によって中途半端な技術番組。
太陽の寿命が有限である事、終末期には膨張する事などを捉えて、その方面の学者のアイデアを寄せ集める。
ただ、途中からブラックホール利用、ワームホールで人類を移送とか、だんだんと怪しくなって来る。

 

火星のテラフォーミングに関する論文(大学の卒論)
http://www.hino.meisei-u.ac.jp/phys/astrolab/stu/2012/Akiba.pdf

宇宙文明のタイプ
http://www.thedarars.com/archives/395

 

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2017年05月19日

新聞小説 「国宝」 (4) 吉田 修一

テーマ:本・国内

新聞小説 「国宝」(4) 吉田 修一    3/19(76)~4/13(100)

作:吉田 修一  画:束 芋
                           (1)   (2)   (3)

第四章 大阪二段目 1~25 
1965年(昭和40年)の大阪駅前。両手にバッグを下げた春江。弁天という名のチンピラに絡まれていると、そこに現れる徳次。
先に手を出した徳次と弁天のケンカが始まる。昼休みで多くの見物人が居たが、五分五分の力でなかなか決着がつかない。散って行く見物人。
大の字に倒れてゼーゼーと息をしている二人。

 

 

市電で春江を半二郎の家に案内する徳次。家に着くなり皆から声を掛けられる徳次は、すっかりこの家に溶け込んでいる。
徳次は稽古中の喜久雄を春江に見せるために、稽古場の襖を僅かに開ける。
半二郎に稽古を付けられている俊介と喜久雄。足の踏み出しが悪い、と喜久雄が太ももを掴まれて動かされる。二人とも青痣まで作っていた。

 

厳しい稽古に驚く春江に、しばらく終わらないから、と春江のために借りたアパートへ連れて行く徳次。
部屋はみすぼらしく、ため息をつく春江。長崎のマツからは毎月三万の仕送りがあったが、しつけに厳しい半二郎は自分の息子の俊介にも月百五十円の小遣いしか渡しておらず、当然喜久雄や徳次にも自由になる金がなかった。

 

稽古を終えた喜久雄がアパートにやって来ると、春江が飛びついた。稽古疲れでへたり込む喜久雄。春江は母親の紹介でミナミのスナックで働くという。

 

授業を終えて、自転車の二人乗りで駅に向かう喜久雄と俊介。駅で源さんが荷物を持って待っている。この月、京都南座の興業で半二郎が「土蜘」の僧の役を演じるため、半月の間二人に黒衣をさせるために呼ばれていた。
だが半二郎の目的は別にあり、この月に「隅田川」で演ずる希代の女形「六代目小野川万菊」の舞台をどうしても二人に見せたかった。
喜久雄が大阪に来てから一年あまり。喜久雄と俊介に女形の才能を見出す半二郎。

 

自転車で駅に向かう俊介は、荷台の喜久雄に「うちの部屋子になるん?」と聞いた。部屋子とは、子役の時から幹部俳優に預けられて全てを仕込まれる立場の事。見込みがあれば将来大きな役がつく可能性がある。
喜久雄を部屋子にしたい、という事は半二郎から長崎のマツに伝えられていた。その話を受けるかどうかの前に、まず我が子の顔を見なければ、と上阪したマツは、ここでの暮らしを喜々として話す喜久雄を見て安堵する。

 

興業が終わった京都の夜、お茶屋遊びをした喜久雄と俊介は、その店「井出」の市駒と富久春を待っていた。そこへ普段着に着替えた二人が。
境内で焚火がしたいという市駒の言葉で、枯れ葉を集めて火を囲む四人。俊介が富久春の手を引いて暗がりへ行き、キスを交わしている。
二人はもう長いんやろな?と話す喜久雄に、ポツポツと身の上話を始める市駒。
お茶屋遊びが初めてだったと言う喜久雄に、市駒が「うち、喜久雄さんにするわ」と言い自分の人生を賭けると言う。慌てる喜久雄だが、満更でもない。奥さんなどとは言わず、二号さんか三号さんに予約だと市駒。

 

京都南座の屋上でキャッチボールをしている喜久雄と俊介。半二郎がどうしても二人に見せたいという小野川万菊は、身内では遠州屋の小父さんと呼ばれている。挨拶をすると半二郎に言われていた二人は階下に降りた。半二郎に連れられて小野川万菊の楽屋へ挨拶に。
万菊が俊介に会うのは五年ぶり。半二郎は喜久雄も紹介した。俊介は、ちらっと向けられた万菊の視線にゾクッとするが、俊介には遠州屋の小父さんとしか見えていない。
挨拶を終えて去る時、万菊は喜久雄を呼び止めてきれいなお顔、と褒めたが、役者になるならその顔は邪魔も邪魔、いつかその顔に自分が食われる、と忠告。混乱する喜久雄。

 

 

半二郎の楽屋で昼食を済ませた喜久雄と俊介は、万菊の舞台を観るために、用意された席でその出番を待った。

出し物は「隅田川」。狂乱ものと言われるもので、我が子を人商人に攫われてもの狂いとなる、班女という女。
万菊演じる、班女の作り出す怪奇な世界に引き摺り込まれる喜久雄。「化け物」。あまりに強烈な体験に、心が拒絶反応を起こすが、次第にその化け物がもの悲しい女に見えて来る。
この日の小野川万菊の姿が、のちの二人の人生を大きく狂わせて行く。

 

アパートの炊事場で、店に出す煮物を作っている春江。小皿を貸してくれたおばさんとの会話。そこに飛び込んで来る徳次。店用の冷蔵庫が見つかったという。探し出したのはあの弁天。春江に惚れている、と徳次。
弁天とつるんでいる徳次を心配する春江。本来なら鑑別所から逃亡中の身の上なのだが、喜久雄のお供が決まってからは、愛甲会の辻村が動いて、その収容期間を短縮させた。
そんな逃げ得が身に着いた徳次は、手代の修行にも飽きて弁天と遊び歩いている始末。
冷蔵庫をトラックに載せて待っている弁天。何やら徳次と北海道行きの話などひそひそやっている。現場監督もどきの仕事で月四万のボロい話。

 

弁天と共に手配師から話を聞いた徳次は、喜久雄にこの話の次第を説明した。
北海道で勝負に出てみようと言う徳次に、急な話で声も出ない喜久雄。騙されているのでは?と心配する喜久雄に、もっと大きな事で坊ちゃんを助けたいと話す徳次。
字が書けるのも、計算が出来るのも、全部坊ちゃんが教えてくれたおかげやけん、と話す徳次。
「徳ちゃん・・・」それだけ言うのがやっとの喜久雄。止めたところでここに徳次の居場所がない事も事実。
心配いらんて、と言った徳次の笑顔を、本当に久しぶりに見たように思う喜久雄。

 


感想
最近、家事多忙でちょっとご無沙汰。

半二郎の厳しい稽古を、全く辛いとは思わずどんどんのめり込む喜久雄。半二郎が喜久雄と俊介に見出した女形の素質と、小野川万菊との出会い。

 

ずっと喜久雄を見守って来た徳次が、一旗あげようと北海道に行く。そんなうまい話があるわけないとは思うが、さてこの先どうなって行くのか。喜久雄から離れたサブストーリーにも興味がある。

 

 

 

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2017年04月22日

新聞小説 「国宝」 (3) 吉田 修一

テーマ:本・国内

新聞小説 「国宝」 (3)   2/22(51)~3/18(75)

作:吉田 修一  画:束 芋
                                 (1) (2)

第三章 大阪初段 1~25

どしゃ降りの中、タクシーを降りて改札に向かって走る喜久雄とマツ。それを見送るために追う組員数名。
発車する寝台特急「さくら」。この慌ただしい出発の理由は、例の朝礼の一件。

 

 

あの朝、喜久雄のドスは宮地の大親分の腹には届いたが、財布のおかげで傷は浅いものだった。むしろ体育教師、尾崎の体当たりで肩を脱臼した喜久雄の方が重傷。
普通なら警察沙汰になるところを、尾崎が宮地を保健室まで連れ込み、治療の折りに、この話を美談として穏便に済ませる事を提案。吉良上野介を引き合いに出され、宮地がその話に乗った。
ほどなく宮地は朝礼の場に戻り、警察を呼べ!と暴れる喜久雄を前に演説を続けた。
ただし宮地が被害届を出さないための条件は「立花の息子を長崎から追い払うこと」。

 

列車がそろそろ博多に着こうとした時、徳次がバッグを持って現れた。驚く喜久雄。
話はあの朝に戻る。警察に徳次を捕まえさせようと電話をした喜久雄。だが徳次はそれを察して捕まる事はなかった。その後伝え聞いた喜久雄の刃傷沙汰。
徳次が向かった立花組では、喜久雄をどこかに預ける件の協議。ヤクザにはしないと言い張るマツに、組を仕切っている辻村が、あの襲撃の時にも来ていた、二代目花井半二郎の名前を出した。

 

大阪の駅に着き、改札を出ると「立花喜久雄君」という紙を持った男。早速タクシーに乗せられる。男は半二郎のところの番頭をしている多野源吉。
マツに仕込まれた挨拶を聞いた源吉は気さくに「源さんと呼んでくれ」と言って二人を中華そば屋に連れて行く。

 

廊下を歩く女中の足音に目を覚ます喜久雄。早朝の5時にここ、花井半二郎の家に着いたのだった。
源吉が「もう昼近いで」と言って布団を畳みに来た。
源吉は、洗面台で身繕いをした喜久雄と徳次を連れて、ここの女将、幸子に引き合わせる。半二郎の後妻で四十前の色気ざかり。
マツ仕込みの挨拶をする喜久雄に、お昼にしよかと気楽に返す幸子。

 

喜久雄たちが連れて来られたのが家族用の台所。そこでうどんをすすっている同じような年恰好の少年。花井半二郎の一人息子の大垣俊介。花井半弥の名で舞台にも出ている、喜久雄と同じ十五歳。
母親に子供扱いされて面白くない俊介。喜久雄たちを下働きと勘違いして丼の片付けを喜久雄に言いつけ、それを怒った徳次と揉めそうになる。
更に俊介は、稽古に行くから車を回せと源吉に命令。そんな事やった事もないくせに、と大笑いする幸子に面子を潰された俊介は、プイと玄関に向かう。

稽古と聞いて気になった喜久雄は幸子に聞いた。義太夫の稽古だという。聞かれるままに、母親から文楽を観せられていた事を話す喜久雄。
興味があるなら、俊介が行っている岩見のお師匠さんとこを覗かせてもらい、と話す幸子。

 

マツが愛甲の辻村に頼んだのが、とにかく大阪で高校に通わせて欲しい、という事。その旨を半二郎に伝えると、うちの倅と同い年だから倅が通う予定の天馬高校に通わせる、との段取りに。半二郎は、役者に学問は不要、という先代の方針に苦しんだ経験を持っていた。

 

昼食を終えて、俊介が稽古を受けている岩見に出掛ける喜久雄と徳次。
中から聞こえる張扇の音と共に聞こえる俊介の声。稽古をつけている岩見鶴太夫。古希を迎えたが生気が漲っている。

 

 

稽古の中休みで、見学していた二人が呼ばれた。幸子があらかじめ連絡を入れていた。
歌舞伎役者はまず義太夫と踊りを知ってなければ半人前にもなれないという。また、歌舞伎には文楽を歌舞伎にしただけのことがなければ意味がない、と鶴太夫は皆に話す。

ふいに鶴太夫が喜久雄に声を出せと指示。聞いていたものをそのまま真似る喜久雄。それに続けて徳次も。そうして唐突に稽古の続きが、喜久雄と徳次も含めて始まった。

 

鶴太夫が喜久雄たちを神聖な稽古場に引き上げたのには訳があった。数日前に訪れた半二郎は頼まれて男の子を預かる事になったが、俊介と一緒に稽古をつけて欲しいという。
俊介にはどうしても甘えがあって、ライバルが必要だという事。そしてもう一つ、その子が生来の役者の資質があるように思える、という事。
そんな事も知らず、喜久雄は義太夫節の虜になって行く。


感想
親の仇を討ち損ねた喜久雄が、あの花井半二郎の家に預けられるまでの話。
徳次の人生を考えて、敢えて警察に売ったのだが、勘のいい徳次はそれを切り抜け、大阪に行く喜久雄になおも付いて行く。この、何があってもゆるがないという徳次のキャラクターにも惹かれる。

 

喜久雄が歌舞伎役者としてのし上がって行くための、端緒というべき章であり、新たに加わった俊介との関係も楽しみになっている。

 

 

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2017年04月18日

ゴースト・イン・ザ・シェル   2017年

テーマ:最近の映画・TV

監督 ルパート・サンダース

 

キャスト
ミラ・キリアン少佐 / 草薙素子    スカーレット・ヨハンソン
バトー                   ピルー・アスベック
荒巻大輔                              ビートたけし
オウレイ博士                          ジュリエット・ビノシュ
クゼ                                    マイケル・ピット
トグサ                                  チン・ハン
ハイリ(少女の母親)                 桃井かおり
カッター                          ピーター・フェルディナンド
ダーリン博士              アナマリア・マリンカ

 

予告編

 


液体の中から持ち上げられる女性の体。ハンカ・ロボティクス社のアンドロイド製造現場。科学者たちの会話。脳以外を全て義体化した開発の初めての成功例。開発責任者のオウレイ博士。

 

一年後。
ビル屋上で待機するミラ・キリアン少佐。外国の要人と会食するハンカ社の科学者を監視中。
数名いた芸者ロボットが、科学者に酌をした時突然襲いかかる。少佐は荒巻部長の制止を振り切り、屋上からダイビングし、窓を破って侵入。敵を次々倒す。
科学者を殺した芸者ロボットを確保しようとした時、ロボットは「タスケテ」と命乞いをする振りをして攻撃を仕掛けるが、少佐が息の根を止める。その寸前に「ハンカ社と組んだら滅亡だ」と言い残すロボット。

 

自室で、処方を受けている薬剤を首の脊椎に注入する少佐。

 

公安9課に集結する少佐、バトー、トグサら。調査の結果、芸者ロボットは「クゼ」という者に操られていた事が判明。

ハンカ社社長のカッターは荒巻部長にクゼ探しを依頼。

少佐によって破壊された芸者ロボットは、データ吸い上げのため、ハンカ社に持ち込まれていた。同社のオウレイ博士から傷の手当てを受ける少佐。過去の記憶が思い出せずに悩む少佐を慰める博士。

 

 

芸者ロボットのデータ抽出に苦労しているダーリン博士。少佐の手荒な扱いのせいだった。芸者ロボットの電脳内にダイブして情報を得ようとする少佐。
脳内世界を彷徨い、クゼらしき者を見つける少佐だが、異常な負荷が掛かりケイレンを始めた。接続を強制切断するバトー。

 

ダイブで得た情報によりヤクザが経営するクラブに潜入する少佐とバトー。先に入った少佐は通信の届かない部屋に監禁された。
重火器でその部屋に押し入るバトー。建物の奥でクゼらしき男を見つけた少佐だが、仕掛けられた爆弾により少佐は倒れ、バトーは失明。
これによりバトーは義眼を装着。

 

少佐の行ったダイブを叱責した荒巻だが、カッターからの苦情は撥ねつけた。
ダーリン博士はクゼにより殺されていた。次のターゲットはオウレイ博士。

 

オウレ博士の乗った車に追突するゴミ収集車。そこに駆け付けた少佐とバトーにより辛くも助かるオウレイ博士。逃げた運転手を追い詰める少佐。
運転手はクゼから脳を操作されていた。運転手は最後にクゼのメッセージを残して自殺した。

 

運転手への指示の逆探知で、トグサがクゼの居所を特定。そこに向かう少佐とバトー。
そのアジトには、何十人もが脳を繋がれてネットワークを作っていた。その繋がった先にクゼが居た。

 

クゼが話す真相、ハンカ社は脳を除く全ての義体化を「プロジェクトNo.2571」として推進しており、ここに繋がれている者や、クゼ自身も実験体だった。クゼの次の実験体が少佐だった。
クゼは廃棄される前に意識体としてネットワーク上に退避し、独自進化を遂げた。

少佐の悩みでもある思い出せない記憶、小屋が燃えているシーンのフラッシュバックをクゼも持っていた。処方を受けている薬剤は記憶を抑制するものだから止めろと言うクゼ。

 

真相を聞くため、オウレイ博士を問い質す少佐。博士は、少佐が98体目で初めて成功した実験体だと告白。その時カッターが現れて少佐は捕らえられる。
真相を知った少佐を廃棄するようオウレイ博士に命令するカッター。博士は廃棄の手順の途中で、少佐に手がかりとなる情報を注入。
博士の手引きで少佐は脱出するが、それを知ったカッターは博士を射殺。
そして公安9課のメンバー全員に刺客を放つ。

 

皆と同様に襲われる荒巻。厳しい襲撃だったが数名の相手を倒す。「キツネを倒すのにウサギを送り込むな」

 

手がかりが示す住所を訪ねる少佐。そこにはハイリという女性が一人で住んでいた。レジスタンス活動をしていた娘が一年前に失踪したのだという。その彼女の名前は「草薙素子」。

 

手がかりの一環で隠れ家を探し出した少佐は、そこでクゼと再会。その建物は記憶にあり、探索するうちに全てを思い出した。かつて少佐もクゼも電脳化に反対するレジスタンス活動を行っており、この場所で襲撃を受けて殺され、実験体とされた。クゼの元の名はヒデオ、少佐は素子。二人は恋人同士だった。

 

そこにカッターが多足戦車を送り込む。逃げ回りながら応戦する少佐。
クゼが戦車のアームに頭を掴まれて動けなくなった。戦車の上部に飛び乗り、ハッチをこじ開けようとするが、強固でビクともしない。限界を超えて引き上げるうちに腕は千切れ飛んだ。それと同時にハッチが開き、制御パーツが破壊されてクゼへの拘束が解けた。

 

戦車の前で崩れ折れる少佐とクゼ。クゼは少佐に、電脳空間で融合してネットワーク上で生きて行こうと言うが、少佐はそれを断る。

カッターのオフィスへ向かう荒巻。カッターを始末するよう大統領からの許可も得ていた。カッターを追い詰め、最後に電脳通信で少佐に同意を求める荒巻。その同意を得てカッターを射殺する。

 

後日ハイリと共に素子の墓を訪れる少佐。そして彼女に、これからは墓参りは不要だ、と言ってその肩を抱き寄せる。

そして新しい任務に向かって行く少佐。

 

感想
アニメの実写化なんて観るもんじゃない・・・と思いながらもあの「攻殻」だがらなー、とノコノコ視聴に。まあ、確かに後悔した部分もあるが、そもそもアニメと全く一緒である必要はないし、その点で言えば「世界観」が受け入れられるか、という面では、さほど悪いとも言えない。

 

コマ割りとしてのエピソードは、1995年公開の「GHOST IN THE SHELL」を基本としつつ2004年公開の「イノセンス」のいいところをつまみ食いした感じ、か。

 

1995年版 超あらすじ
天才ハッカーの「人形使い」を巡る話。外務省が開発(プロジェクトNo.2501)した破壊工作用プログラムが独自進化して、ネット上を自由に動けるようになり、メガテクボディ社の義体を使って草薙少佐に接触。
事件後、少佐はネット空間にダイブ。

 

2004年版 超あらすじ
ガイノイド(少女型アンドロイド)が所有者を殺害する事件。その裏には義体メーカのロクス・クルス社が行っている犯罪。子供を誘拐し、洗脳してガイノイドにダビング。そのためクルス社のガイノイドは高評価だった。
敵中で危機になったバトーを助けるガイノイド。ネット空間からゴーストハックした草薙少佐だった。


設定として一番異なるのが、少佐誕生の秘密そのものが物語の中心になっている点。このため草薙素子という、アイデンティティーの塊みたいな力強さは、どうしても出て来ない。

 

ビートたけしの荒巻は、確かにもしあの頭にしたら笑うしかなかっただろう。しかし何と滑舌の悪いことよ。せっかく日本語で押し通したんだから、もう少しまともに喋って欲しかった。番宣でスカーレット・ヨハンソンにカンペ持たせたとか言ってたが、そんな事だからセリフ流れが悪い筈だ。
思った以上に荒巻の出演シーンが多かったのは、監督のたけしに対する敬意か。またたけしが銃を撃つと、ホント見事に「アウトレイジ」化してしまうのが笑えた(警察が、あんなにあっさり被疑者(カッター)を殺したらあかんだろう・・・)。

 

 

 

キャストを見るとイシカワ、サイトー、ボーマも出ていたようだが、記憶があるのはバトーとトグサのみ。バトーの設定は概ね良かったが、義眼以降は「為五郎」見ているようで、やっぱり実写にするとどうしてもオカシイという点は出て来る。

 

 

またトグサ役はシンガポール系の役者らしいが、チビで歳を食い過ぎて・・・それにストーリーにもほとんど絡まず、かなり不満が残る。

 

アニメ派としては突っ込みどころ満載。でもアニメで印象的だったシーンをとにかく頑張って実写化したという、監督自身のアニメに対するリスペクト感はハンパなく、その点ではよく頑張った。元々アニメの核だったバトーの、少佐に対す

る「想い」も良く描かれていた。

 

でも、やっぱアニメがええなあ。

 

 

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2017年04月16日

閃輝暗点

テーマ:健康関係

10年ほど前、会社で突然目の、文字を読む領域でチカチカと虹色に光る「Uの字」状の小さい「ヒモ」の様な物が見え始めた。その近辺は文字が読めす、仕事は中断。だが時間と共にそれは拡大しながら下方へ移動。その後30分ほどで消滅した。

会社の診療所の嘱託医に聞いたところでも、望む回答は得られず「眼科へ行ってください」

 

それで眼科に行った結果、正常眼圧緑内障(NTG)が発覚し、以来目薬を差し続けている。詳細は その1 その2 参照

 

だがその後も目に現れるチカチカは一定の間隔で発生を続け、また左右どちらを閉じても状況は変わらなかった。その症状については、当時の眼科医に訴えても反応は鈍かった。

 

そこで数年前、ネットで「目 チカチカ ギザギザ」で検索したところ、これはと思うワードが「閃輝暗点(せんきあんてん)」。

脳の一部の興奮で起こり、偏頭痛の一症状として現れる事が多い様だ。
偏頭痛にはなった事がないが、毎回の様子を思い返してみると、それが発生している時には後頭部でモヤモヤした感覚がある。

 

芥川龍之介の「歯車」にも閃輝暗点らしき症状が記述されているとのこと。

 

頭痛を伴わない閃輝暗点は危険、との記述もあったため、3年ほど前に脳ドックも受けたが、とりあえずは大丈夫だった。
持病には事欠かないわが生活・・・

 

 

 

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