Shall we ダンス? 1996年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

日々接した情報の保管場所として・・・・基本ネタバレです(陳謝)

監督   周防正行

 

出演
役所広司    杉山正平
草刈民代    岸川舞
竹中直人    青木富夫
渡辺えり子   高橋豊子
柄本明     三輪徹
徳井優     服部藤吉
田口浩正    田中正浩
草村礼子    田村たま子
原日出子    杉山昌子
仲村綾乃    杉山千景


 

解説
「ファンシイダンス」「シコふんじゃった。」の周防正行監督が、今回は“社交ダンス”をテーマに描いた大ヒットコメディ。平凡な家庭を持ち、単調な毎日を送るサラリーマン杉山は、ある日電車の中から、ビルの窓際にたたずむ美女を目にする。杉山は彼女に会いたい気持ちを抑えられず、彼女のいた場所へ向かう。が、そこは杉山にはまったく縁のない社交ダンス教室だった。勇気を出して教室に足を踏み入れた杉山を待っていたのはあの美女と個性豊かな生徒たちだった……。

 

感想
以前に観ていたが、BSで再鑑賞。
今から18年も前の映画だったんだ。って、役所広司も若いし、渡辺えり子もスマートだし。
全くのド素人が少しづつ上達して行く姿を見るのは、お約束ながら何とも心地よいもの。そんなダンス教室の中で、脇役ながら生徒に優しく接するたま子先生は、その人柄がじんわりと伝わって、ドラマの空気感を上質なものにしている。
それにしても草刈民代。セリフ棒読み的なところもあるが、プロのバレリーナという存在感はやっぱりすごい。

 

でも映画のクォリティとしては米国版 の方が上 かな?
日本版は竹中直人のコテコテさがまずウザい。笑いを取る前に嫌悪感が先に立つ。これは現在NHKでやっている「軍師官兵衛」にも言える事だが、彼がやると「竹中家康」になってしまい、うんざりする。

主役の役所と草刈の絡みについても、米国版の様な感情移入はあまり感じられず、この辺はやはり日本版が基本「喜劇」で作られているせいなのかも知れない。