「トゥモロー・ワールド」 2006年 | 私の備忘録(映画・TV・小説等のレビュー)

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11月以来、BLOGを放置状態でした。
いくつか映画も観たんだけどコメント書く気力がなくて、ようやく着手デス。


children

 

監督:アルフォンソ・キュアロン
出演:クライヴ・オーウェン、ジュリアン・ムーア、マイケル・ケイン

gooより
西暦2027年。ロンドンには移民が溢れ、当局は移民たちを厳しく取り締まっていた。街にはテロが横行し、全てが殺伐としていた。18年間、人類には子どもが誕生しておらず、人々は未来のない世界を生きていた。ある日、エネルギー省官僚のセオは、元妻・ジュリアンが率いる地下組織FISHに拉致される。彼らはセオを利用し、人類救済組織“ヒューマン・プロジェクト”に、人類の未来を担う一人の少女を届けようとしていたのだ……

 

もともとこういうSF関連ものには良く反応するタチであり、今回も高度なハイテク関係の近未来ネタが楽しめると思っていたのが・・・・
本当にSF的香りのしない映画だった。そういう点では「ガタカ」の方がまだSFでした。2027年といっても今から20年程度の未来では、そう大して変わりばえしないとは思うが、なぜ子供が生まれなくなったのかという「基本」になる部分が弱く、その後通常のSEXで妊娠した黒人の少女が見つかってもあまり大きな感動が伝わってこない。
評価の高い「8分間」のシーン。これはセオが少女を連れて銃弾飛び交う市街地を逃げる場面なのだが、まあ戦争アクション映画としての演出。

最後にセオがボートで命つきる場面でも、どうも感情移入し難い感じがつきまとった。まあ、SFだと思うからいけないのであって、別のところではかなり高い評価をしている人もいるから、人それぞれでしょう。
ジュリアン・ムーア、老けたけどそれなりの存在感で良かった。またマイケル・ケインも長髪のじーさんを好演(バットマン以来やなー)。

 


こちら原作の「children of men:人類の子供たち」(小説)の解説。

このストーリー建てが良く見えなかった。

2021年、世界中でなぜか子供が生まれなくなり四半世紀が過ぎた。絶望と無気力が蔓延するなか、イギリスでは国守ザンが絶対権力を握っていた。ザンのいとこで大学教授のセオは、反体制組織の女性と恋に落ち、組織のメンバーからザンの執政の恐ろしい裏側を知らされる。やがて組織がザンに目をつけられ、その女性が助けを求めてきた時、セオは思わぬ逃亡生活の渦中へ…ミステリ界の頂点に立つ著者が新境地を拓いた話題作。