文化財の土田家住宅 | 秋田県 矢島町観光サポーターぶろぐ

秋田県 矢島町観光サポーターぶろぐ

秋田県由利本荘市は矢島町の観光やイベントetc..を紹介します!

こんにちは
今日は矢島町の国指定重要文化財の一つ土田家住宅をご紹介いたしましょう
$秋田県 矢島町観光サポーター

およそ400年の歴史のある土田家は現当主で25代目!!
上層農家の家屋造りなのに武士住宅の系譜を引く構造で学術上貴重なものなんです
$秋田県 矢島町観光サポーター

先祖は信濃の国佐久地方を本拠地とした旭将軍、木曽義仲の重臣 四天王の一人 根ノ井小弥太の末裔豊臣秀吉から朱印状を与えられこの地域に小領主として処遇されておりました侍
$秋田県 矢島町観光サポーター

鳥海総合学習で土田家を訪れた矢島高校生の皆さんと一緒に見学させて頂きました合格
$秋田県 矢島町観光サポーター

この住宅は十七世紀中頃(江戸時代前期)に建てられた住宅で東日本では最古の貴重な建物なんです
昭和60年に復元修理されましたがそれまでは家人の方たちが実際に住んでおられました

雑木のみで造られた民家の柱は、横材はブナ、板材はホウ等です(針葉樹は貴重でお城などに使われたため)
また、釘などの金具をいっさい使わず楔(くさび)臍(ほぞ)で組み立てられています
$秋田県 矢島町観光サポーター

土間では囲炉裏にが焚かれ煙ををいぶしていました
こうすることにより萱屋根に虫がいなくなり、虫を食べに来ていた鳥もこなくなり虫と一緒に少しずつ抜かれてしまう萱も少なくなるので屋根の痛みが少なくなるそうです
(先人の知恵は凄いですね~目
$秋田県 矢島町観光サポーター


上座敷(格式の高い接客の場として使われており天井や長押もあり特別な部屋)
$秋田県 矢島町観光サポーター

内座(寝室として使われていた)
その昔には江戸から逃れてきた人を匿った時代もあったと言われています

$秋田県 矢島町観光サポーター

熱心に説明を聞く高校生の皆さん勉強
$秋田県 矢島町観光サポーター


2006年の9月に皇太子殿下が鳥海登山をされた帰路に土田家住宅にお立ち寄りになり御視察なされました音譜(もちろんニュースや新聞で報道されましたが町民の皆さんも浮足立った出来事でした)
$秋田県 矢島町観光サポーター


こちら鳥海山の噴火前古絵図
県内最古の絵図で300年程前に矢島藩と庄内藩との間で山頂境界争いが起こった時に使われた絵図と言われています
実はこの絵図、皇太子殿下が訪れた際に御覧になり、御帰りになってからこの絵図が欲しいと言われ写真を撮り献上したそうです

$秋田県 矢島町観光サポーター


こちらは先を折った槍

土田家はもともとこの地の独立した小領主として遠藤姓を名のっていましたが後に起きた百姓一揆に伴う家臣間の対立により武士を捨て刀の先を折って農家に転じ土田姓に変えたそうです
$秋田県 矢島町観光サポーター

手入れされた涼しげな庭にあるコウヤマキ
樹齢250年以上だそうです(色々な歴史を見てきた生き証人ですね)
大きくてカメラに収まりきれませんあせる
$秋田県 矢島町観光サポーター
(秋篠宮文仁親王殿下のご長男悠仁親王のお印の木)

色々説明を受け見学した後に家人の方々から抹茶を頂きました
歴史ある建物の中で頂く抹茶は雰囲気と言い味と言い格別ラブラブ
高校生の皆さんもしばし別世界の雰囲気に何かを感じとっているようでした
$秋田県 矢島町観光サポーター

悠久の歴史の中で家人の喫茶去のお気持ちに触れた優しいひと時でした
  やし子


$秋田県 矢島町観光サポーター


土田家ご案内

公開日および時間  不定休(AM9:00~PM4:00)
          事前連絡がある場合は案内もして下さるそうです

          留守の場合入り口のカギは開けてあるそうなので自由に見る事も出来るそうです
          (火気には十分お気をつけください)
                
料金        高校生以上 200円
          (文化財保護協力費として)

交通案内      矢島駅より徒歩 20分
               タクシー 5分

お問い合わせ    当主  土田 喜一郎
          ☏   0184-56-2364
          FAX 0184-56-2876

          由利本荘市養育委員会 矢島教育学習課
          ☏   0184-56-2203
  


 
大きな地図で見る