pickles探偵デカゲロくん 第十六話~水底に沈む海賊船~ | 怜菜のブログ

怜菜のブログ

pickles探偵デカゲロくん見てね!

1 ハキウ号海賊伝説



デカゲロたちは、いつものように、くつろいでいる。

デカゲロはコーヒーを飲んで。

なかゲロはコーラを飲んで。

メガゲロはお菓子を食べて。

とくゲロは、遊んで……はいなかった。

珍しく、とくゲロは本を読んでいる。

「ねぇ。とくゲロくん、何の本読んでいるのぉ?」

メガゲロも気になるようす。

覗き込むと……。

『ハキウ号海賊伝説

今から六百年前ごろ、ハキウ号が沈没。そして、そのハキウ号には、海賊が乗っていたとされる。

海賊の死体はたくさん見つかったのだが、未だにハキウ号は見つかっていない。

ハキウ号は、水に強く、大きいため、六百年後の今も、なくなってはいないと言われている。

沈没した場所は、未だにわかってはいない。誰も、探そうとはしない。だが、ハキウ号は、たくさんの財宝があるといわれ、トレジャーハンターは目をつけるが、だれもハキウ号を見つけていないのだ。』

「ハキウ号海賊伝説ぅ?」

「うん。六百年前に沈んだんだって。」

「じゃあ、映画見ようよぉ。」

どうしたらそれに繋がるのか……。

「え?」

「全然関係ないじゃないですか。」

なかゲロもそう思った。

「だぁかぁらぁ、タイタニックをみるのぉ。」

「映画見てなんの関係があるの?」

「ハキウ号の場所を突き止めるのぉ。」

「タイタニックとは違う場所に沈んだんじゃない?」

「そうだよ!」

「そうです。」

「えぇ~~~~。うそぉ。」

うそに決まっているでしょうが!

誰もがそう思った。

そして、メガゲロは、三人に敗れた。



2 仕事をやる気、0%



「ねぇ。タイタニック見なくても、場所は突き止めようよぉ。」

「なんで?嫌だ~~~~。」

「面倒臭いですよ。」

「そんなのいいよ。早くトランプやろ。」

「えぇ~~~~。何でよぉ。お金、貰えないじゃんよぉ。」

メガゲロは、やっぱりこれなのね……。

とくゲロが、メガゲロのまねをして言った。

「別に、良いじゃんよぉ。お金は、いっぱいあるじゃんよぉ。」

前は、とくゲロもお金目当てだったのが、変わった。

しかし、メガゲロはどうしてもお金がほしいらしく。

「ねぇ。事件、解決しようよぉ。探偵でしょぉ、ぼくたち。」

(どーせ、頑張るのはぼくたちだし。)

みんな同じことを考えていた。

だから、三人は解決しようとはしないのだ。

「ダメダメダメっ!絶対協力なんてしないもん。」

とくゲロはもはや仕事をやる気、0%。

「やらなくていいですよ。伝説でしょ?本当かどうかも分からないのに。」

なかゲロもやる気、0%。

「ほんとほんと。いいよ。やらなくて。めんどー。」

デカゲロもやる気、0%。

三人は、事件を解決する気は、合わせても0%。メガゲロ、事件解決、諦めたら?

もうこうなったらどうしようもない。

メガゲロは諦めたか、

「分かったよ……。」

しかし。

「じゃあ、これからぼくのクレープデカゲロくんたちが買いにいってよ。」

「やだね。」

もはや、この三人は、クレープを買いに行くという仕事のやる気も0%……

よって、三人は、仕事全部のやる気が0%。


3 メガゲロ、頑張る


「やるのやるのやるのぉおおおおおおおっ!」

メガゲロ、ちょっと怒り気味。

「何でよ。いいじゃん。伝説に浸ってないで、さぁ……。」

デカゲロは、テレビをつけた。

『ハキウ号の塗料の一部、発見!!』

そこに、メガゲロがつけたす。

「ほらほらほらぁあああっ!やっぱり伝説じゃないじゃん!ほら。解決しようよ。」

そして、もう一回テレビを見ると……

『警察によると、ハキウ号を見つけた方には懸賞金1000万を渡しますとのことです。』

メガゲロ、興奮。

「見たぁ!?見つけたら懸賞金1000万だってぇ!探そうよぉ!」

メガゲロはやっぱりお金目当て……。

三人はあきれた。

そしてデカゲロが、

「分かったよ。メガゲロに負けた。四人で、ハキウ号のありかを突き止めよう。」

負けを宣言。

「じゃあ、クレープは自分で買ってね。」

とくゲロは、そこに突っ込んだ。

「メガゲロ、ハキウ号のありか、どうやって調べるの?」

なかゲロが、聞くと、

「知らない。」

がくっ。メガゲロは、根本的なことを考えてなかった。

ほんと、あきれる……。

三人はまたそう思った。


4 どうやって探すの?


そして、とくゲロがもう一回聞いた。

「ねえ、どうする?」

メガゲロは、こう答えた。

「じゃぁ~、ひたすら海を泳いだら?」

(いま、適当にいっただろ、メガゲロ。)

デカゲロはメガゲロをにらみつけた。

「やめてよぉ。デカゲロくん。ちゃんと考えたんだってばぁ。」

メガゲロの頭の中、どうなっているのだろう……。

とくゲロが、声を発した。

「やっぱり、ぼくたちは探偵なんだから、ここは推理でいかないとっ!」

「推理っていっても、証拠がありませんよ。」

なかゲロが反対すると、

「じゃあ、海をひたすら泳いで証拠を探したら?」

海を泳ぐ方法をやめようとした結果がこれなのね。

こ、この人たちは……。

デカゲロ、なかゲロ、口をぽか~んとあけている。

唖然……。

「じゃあ、この事件は、捜査無し、ってことで。」

「えぇ~~~~。うそぉ。ぼくの頑張りが、無駄ぁ。」

確かに、そうだ。三人を説得させたメガゲロの頑張りが、水の泡になる。

そこで、メガゲロは……。

「そうだぁっ!」

「え?」

「みんなから話を聞こう!」

しかし、とくゲロは反対。

なぜ?いい方法だと思ったのに……。

「面倒くさい。」

そ、そういう意味?

デカゲロがなんとか説得させようと、

「とくゲロ。ぼくたちは探偵だよ。それくらいやろうよ。やらなかったら、探偵失格だよ。」

と言った。

デカゲロもさっき、「やらなくて。めんどー。」と言っていた気が……。

「うん。じゃあやるよ。」

あっさり納得。

そして、デカゲロたちは捜査をやっと開始した。


5 困った……。メガゲロくん



「すいませーん!話を聞きたいんだけどぉ。」

メガゲロ、タメ口。

だめだってば、話、聞かせてくれないよ。

「すいません。ちょっといいですか?」

さすが、なかゲロ。ちゃんとした敬語。

そして、なかゲロに人が寄ってきて……。

「ハキウ号について聞いているんです。何か知っていることはありませんか?」

「うーん、そうだねぇ。ハキウ号の塗料が見つかったらしいぜ。」

(そんなの、分かってますっ。)

一方、メガゲロ。

「ちょっとぉ!だれかぁ、話教えてぇ。」

メガゲロのこの口調で誰も寄ってくるわけもなく。


そして、集まった証言は……、

・塗料が見つかった

それだけ。


「ねぇ。困っちゃったねぇ。どうしようかぁ。」

「知らないよっ!」

とくゲロ、もうやる気なくなっている。

「あぁっ!分かったぁ。」

メガゲロ、ほんとにひらめいたの?

「インターネットでハキウ号のことを調べてみようよぉ。」

もし、なかったら?

「とりあえず、やってみよぉ!」

「……。」

メガゲロ、少し怒ったみたいで。

「ちょっとぉ!ノリ悪いねぇ。『やろぉ!』とか言ってよぉ。」

「やろー。」

三人共、やる気、なくなっているような……。


6 インターネットで調べてみたら


「えっとぉ。ねぇ。みんなぁ。【は】ってどう打つのぉ?」

メガゲロ、ローマ字打てないんだ……。

三人共、唖然としてメガゲロを見つめるばかり。

「ねえ。そんな目で見ないでよぉ。【は】だけ分からないのぉ。他のは分かるよぉ。」

「……。」

三人は、沈黙。

メガゲロ、また怒ったみたいで。

「もうっ!分かったよぉ。適当に探してみるよぉ。」

なぜ、メガゲロは【は】だけが分からないのかみんな推理できない。

――【ひ,ふ,へ,ほ】が分かれば分かるはずだけど。

三人は謎に思いながら、メガゲロを見つめる。

「あぁっ!出たぁ。えっと……。何て読むんだろー。分かんない。とくゲロくん、読んで。」

「どこ?どこのこと?ねえ、ちょっと、メガゲロくん、分かんないどこを読むの?」

二人の話は無駄に長かった。

つまり、

・ハキウ号は、財宝がたくさん乗っている中、ほかの海賊船に打たれたらしい。

ということ。

デカゲロがひらめいた。

「つまり、ハキウ号の闇の中の謎は、海賊だけが知っているんだね。」

そして、とくゲロも。

「じゃあ、ぼくの『呪われない!本』を使おう。」

しかし、なかゲロが反対。

「ちょっと待ってください。海賊ですよ。海賊!恐いじゃないですか……。ここはちゃんとした推理で……。」

「大丈夫だよぉ。きっとぉ。ぼくはねぇ、海賊の子孫とお話した時、ぜんぜん恐くなかったよぉ。」

メガゲロ。ちょっとねぇ……。

「海賊の子孫でしょ!んなの恐くないに決まってんじゃん。」

デカゲロはメガゲロに言った。


7 結局、どうするのか


「大丈夫だよぉ。海賊くらいー。」

は?どこら辺が。

メガゲロの生半可な気持ち、大丈夫か……。

「いざとなったら、ぼくの『呪われない!本』を使おう。」

とくゲロまで……。

しかし、なかゲロはまだ恐いみたいで。

「で、でも……。」

そして、なかゲロはやっと納得した。

「じゃあ、やってみましょう……。やらないよりやった方が良いですから。」


「えっとぉ……、『過去にタイムスリップする方法』は……。」

とくゲロ、まさか六百年前にタイムスリップするつもり!?

やっぱり、デカゲロが反対。

「六百年前にタイムスリップするのはやめよう。ぼくたちの格好が逆に目立って狙われたりしたら……。」

でも、メガゲロは自信満々で。

「大丈夫!海賊さんとお話して仲良くなれば良いもん。」

そんな簡単に……。

デカゲロには、もう一つ理由があるらしい。

「もしかしたら、沈没する前にタイムスリップするかもしれないよ。そしたら、ハキウ号が沈没する、と言ったら怪しまれる。未来のことを言っているんだもん。」

なかゲロもデカゲロの意見に賛成。

「そうですね。ここは海賊のお墓なんかどうですか?」

「ミイラになってたらぁ?」

メガゲロ、分からないのか。

とくゲロの『呪われない!本』を使うことを。

「大丈夫だって。ぼくに任せて。」


8 海賊のハキウ号


「あ!これだ。『死体を幻にする方法』。呪文は……、『呪いの力、幻』。」

「変なのぉ。」

メガゲロはちょっと考えることがほかの人と違う。

とくゲロが呪文を唱えた瞬間、海賊の幻が出てきた。

「そして……『幻と喋る方法』。これの呪文は、『幻の言葉』。」

幻は何も喋らないが……。

「こんにちは。あなたは海賊ですか?」

「そうだ。何の用だ。」

「あなたは、ハキウ号に乗っていましたか?」

「ああ。あの船は、沈んだんだ。海の深い水底に。」

「どこに?」

「草は知っているだろう。さらばだ。」


「草?どうして、草?」

ずっと悩んでいる。

海賊の言葉を何度も何度も思い出しても……。

――草は知っているだろう。

なぜ?どうして、草なの?

「何でだろう。素直にありかを教えてくれればいいのになぁ。」

メガゲロ……。それだったら、サルでもできる。

「草……?そうだ!草!」

とくゲロがひらめいたようす。

「草は知っているなら、草に聞いてみればいいじゃん。」

デカゲロは、

「でも、海に草は、生えてな……」

デカゲロは、止まった。すると、

「生えてる!」

何のこと?

「海草だ!」

メガゲロ、また。

「じゃあ、素直に海草に聞いてみろって言えばいいのになぁ。」

「メガゲロも素直に考えてくれればいいのになぁ。」

デカゲロが言うと、

「なんだってぇ!」

メガゲロ、怒ったようす。

そんなメガゲロはほっといて。

「じゃあ、海草に聞いてみよう。」

海草とおしゃべりが出来る探偵、ありえん。

とくゲロが、「呪われない!本」を開く。

「『植物と喋れる方法』……。ない!」

「え!?」

そしたら、捜査は終わらない。

四人は一つの希望も持てなくなった。


9 もう、見つからない?


「はぁ……。」

「どうしましょう、海草と喋れませんね。」

デカゲロとなかゲロは、もう諦めたようす。

「やっぱり、海賊さんが悪いよぉ。素直に教えてくれなかったんだもん。」

なぜか海賊のせいにする、メガゲロ。

探偵なんだから、その謎くらい、解いて見せてよ。

「じゃあ、『生き物と喋る方法』は……?これもない。」

一生懸命探す、とくゲロ。

もう、ハキウ号を見つけるのは不可能なのだろうか。

……と、なかゲロがひらめく。

「海草がたくさんくっついているところではないですか?」

「そうか!でも、どうやって?」

なかゲロの答え。

「さあ。」

がくっ。分からないのか。

「とくゲロ、『コケレーダー』とか持ってない?」

あの、なかゲロ、『コケレーダー』とは……?

「『コケレーダー』って?」

「とくゲロ、知らない?」

みんな、知りません。

「コケがどこにあるかメーターで示すの。多いところはランプが赤、全然ないところは青なんだよ。少ない順で、青、緑、黄、赤だよ。」

なかゲロ、よくそんなの知っているね。

「でも、海草でしょ?」

たしかにメガゲロの言うとおり。

「でも、コケは船とかが一番多いんじゃない?」

とくゲロ、その通り!

と四人は嬉しそうだか……。

「でも海をコケレーダーで探してもさ……。広いじゃん?」

そのデカゲロの言葉で、三人は、固まった。

「やっぱり無理なのかな……。ハキウ号を探すのは……。」


10 誰か真実を調べて


「あの……。」

「何ですか?こちら海水調査チームです。」

「今、ハキウ号のありかを調べています。あの……。変な質問なんですが……。」

「どんな質問でもお受けいたします。」

「海で、コケや海草が多いところって……?」

「えっと、調べてみますね。」

メガゲロは飽きたようで。

「遅いよ。」

全然遅くないよ!

広い広い海を全て調べるだけでも一年以上かかるというのに、人に任せるだけでも失礼なんだから。

しかも、メガゲロがやりたいって言ったのに、本人が飽きてどうする。

そして、十分後。

「北緯二十度七分と、西経三十八度四十六分が交わるあたり……」

まだ途中なのに。

「分かりました。」

しかし、まだデカゲロが、「分かりま」のところで海水調査チームが、「まだあります。」と言ったため、なんとか安心。

「それと……南緯二度三十八分と、西経百四十度六分が交わるあたりが、多いです。なので、きっと、ハキウ号はどちらかにあるでしょうから。それと、GPSで、場所が今、緯度どことか、経度どことが、分かるやつがありますので、スーパー宅急便で送ります。」

「よろしくお願いします。」

とだけ言っといた。


ピンポン

きっとスーパー宅急便だろう。

「宅急便です。」

ほら。

GPSを受け取ったが、もう日が沈みかけている。

明日、ハキウ号の場所が分かるはず。

そう信じて、眠りについた。


11 GPSの凄さ


まだ、日が昇ってない頃。

メガゲロが起きて……。

「あ、そうだ。貰ったGPS、使ってみよう。どん何なのか知らないけどぉ。とりあえず、やってみよぉ。」

GPSを手に取ったメガゲロは、電気をつけた。

「えっとぉ。このボタンかな?」

ボタンは一個しかないのに、「このボタンかな?」というのは意味不明で。

すると、『ここは北緯15度10分 西経101度50度です。』

ここまで細かく表示されるなんて、どれだけ優れているんだ、この機械は。

メガゲロはそんなことも、考えなかった。

(あははぁ。変なのぉ。全然分かんないじゃーん。)

どういうこと。そんなに社会が苦手なんだ……。

もし、三人が起きていたら、メガゲロにあきれているだろう。


夜明け。

「よーし。探すぞー。」

デカゲロが言った。

「そして、今日は、北緯二十度七分と、西経三十八度四十六分が交わるところと、南緯二度三十八分と、西経百四十度六分が交わるところに行って、ハキウ号の真実を暴くのだ!」

すごいやる気満々。

最初とは大違い。

「でも、この二つの場所、手分けして探さないと、無理ですよ。」

「そうだね……。」

とくゲロとなかゲロは困っている。

すると……。

ボンッ

「何?この音。」

それは、GPSの音だった。

「なんでぇ。」

メガゲロが、考える中、なかゲロが取扱説明書を取り出した。

「『後ろのヒミツボタンを長押しすると、GPSが分裂する場合があります。』と書いてありますよ。」

「ええ!ボタン、押したのぉ!?」

「『分裂したGPSを一つに戻す方法は、両方のボタンを同時に長押ししてください。』ですね。」

「じゃあ、使った後、もとに戻せばいいんだね。」

「二手に分かれて探せるよ!」

デカゲロととくゲロは北緯二十度七分と、西経三十八度四十六分が交わるところ、なかゲロとメガゲロは、南緯二度三十八分と、西経百四十度六分が交わるところに向かうことにした。


12 ハキウ号の謎が明らかに


それぞれ、探した結果、あったのは、デカゲロたちの方だった。もちろん、ハキウ号。

そしてやっぱり財宝が乗っていた。

金貨、銀貨、真珠、ルビー、ガーネット、アメジスト、サファイア、そして、ダイヤモンド――

総額で、十六億円は超えることだろう。海にずっと沈んでいたが、財宝が入っていた宝箱の中は、水は入っておらず、さびていなかった。

なんという幸運。

海水調査チームによると、ハキウ号は、海賊40人も乗っていたんだとか。

そして、デカゲロたちは、無事1000万を手に入れることができた。一人、250万。かなりの金額。これでメガゲロも納得いくだろう。

ハキウ号は、伝説ではなかった事。

本当だった。

ハキウ号は、かえる海近海に沈んでいたこと――

「わーい!これでいっぱいお菓子買える!クレープとケーキとパフェと、クッキー、ラスク、と……。囲まれる!」

そして、メガゲロはお金目当てではなく、お菓子目当てだったこと。

このハキウ号の捜査により、たくさんのことが分かった。

ちなみに、財宝は、博物館に展示されているらしい。

デカゲロたちが貰っても良かったくらい、頑張ったのだが。

――デカゲロたちは、“名探偵”を目指している。世間ではそう言われているけれど、実際は有名なだけ。“名探偵”は、証拠など必要ないのだから。真実は一瞬で見抜ける“名探偵”になるために、デカゲロたちはこれからも努力をし続ける。その努力が報われる時、“名探偵”になれるだろう。

これからも良き探偵、名探偵を目指して。


デカゲロくん ←読者登録できます!