pickles探偵デカゲロくん 第七話~古の呪い屋敷~ | 怜菜のブログ

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pickles探偵デカゲロくん見てね!

1 新聞に載っていた


デカゲロは暇なので新聞を読んでいた。

ピクルス市の雑木林に古い屋敷が!!


その名も「古(いにしえ)の呪い屋敷」

噂によると、とても呪われているらしく、勝手にドアが開いたり、電球が落ちてくるらしい。調査員を派遣したが、一人も帰って来なかったという。警察から、絶対に入らないでくださいと言われているが、本当はその情報を知りたいと思っているらしい。』

「何これ。」

「どうしたの?デカゲロくん。」

とくゲロが話しかけてきた。

「いや、これ、気になるなって思って。」

「いにしえののろいやしき?」

「うん。噂だと、呪われているんだって。」

「でも、行きたいな。」

「え!とくゲロ、大丈夫なの?」

「うん。これ見て。」


2 とくゲロが持っていたもの


「何?これ。」

呪われない!本

呪われないようにするための方法や、呪われてからの対処法など満載!また、呪われて死んだ人を蘇らせる方法も!』

「どうせ、インチキ本でしょ。」

「ううん。違うよ。これを使って魔女と対決した人が生き残ったらしいよ。」

「ふーん。」

「じゃあ、行こ。」

「でも、なかゲロとメガゲロは?」

「いるよ。ここ。」

「あ、本当だ。」

「先輩、行きましょうよ。」

「う、うん。」


3 古の呪い屋敷って・・・


「呪い屋敷って、どこ?」

「あれは?」

「あ、あれだ!」

「あ、あれ?」

それはツタがいっぱい巻いてあり、ドアはボロボロ、壁は汚い。

「な、中に入ろうか。」

「なんか、季節外れの肝試しみたい。」

「後ろも見てよ。」

ガシャン

「あ、ドアが開かない!」

「嘘・・・・・・。」

「本当!」

「え・・・・・・・」

「やっぱり、呪われてるんだ。」

「でもデカゲロくん、これ、持ってきたよ。」

「あ、呪われない!本だ!」

「意外と中はきれいなんだね。」

それは外はボロボロだけど、なかは洋風のお城みたい。


4 古い部屋


デカゲロたちは奥の部屋に来ていた。

「な、何ここ・・・・・・」

「血だ・・・・・・」

「何これ。『DEATH』ディーイーエーティーエイチ?」

「デスって読むの。死って意味。」

「き、聞かなきゃよかった。」

「あ、ガイコツマークだ。」

「そこには☠マークが。」

「あそこにはガイコツがある。死んだ人?」

「死んだ人を蘇らせる方法はガイコツの場合、絆創膏を貼りながら『生きかえる』という。これを五回繰り返すだって。」

「うん。生きかえる、生きかえる、生きかえる、生きかえる、生きかえる。」

デカゲロは絆創膏を貼りながら唱えると、

ウァ~

なんと、ガイコツが蘇り、一匹のかえるに。

「あなたはだあれ?」

デカゲロが尋ねると、

「ぼくは、ここに派遣された警察官です。なんか、手に呪いの印がついていて、いつの間にか死んでいたんです。あ、いい忘れました。ぼく、名前はうたゲロっていいます。君たちの冒険に付き添ってもいいかな。

「はい!」


5 他の死人もよみ「がえる」


そして、デカゲロたちは次々とミイラやちゃんと肉も残ってる遺体など、総勢十人を蘇らせた。

「そういえばうたゲロさん、さっき、呪いの印がなんとかって言ってたでしょ。」

と言って、デカゲロは腕を見せる。何と、デカゲロの腕に呪いの印が。

「先輩の手・・・・・・」

「の、呪われている。」

「待って、ぼくが方法を教えるから。みんな落ち着いて。えっと、呪いの印を消す方法は、真新しいハンカチで呪いの印をこするんだって。すると、みるみるなくっなって、いつの間にか外にいるんだって。」

「って、真新しいハンカチは?」

「ぼく持ってない。」

「ぼ、ぼくも。」

「みんな、大丈夫。ぼく、この時のために持ってきたんだ。」

「ふぅ。」

そして、とくゲロはデカゲロの手をハンカチでこする。

すると、煙が舞い上がった。

「わあ!」

いつの間にか外にいる。デカゲロの呪いの印も消えている。古の呪い屋敷も消えていた。


6 警察、安心


デカゲロたちは、行った体験を警察に話した。うたゲロや、他の派遣員も帰って来て安心。

「ありがとうございます。デカゲロさん。」

「いいえ。それほどでも。」

本当はとくゲロのおかげなのに・・・・・・

「デカゲロさん、本当に、尊敬します。」

「あ、ありがとうございます・・・・・・」

「実は、デカゲロさん、推理が素晴らしいじゃないですか。是非うちの警察署に入っていただければと・・・・・・」

まさか、デカゲロ探偵事務所が、無くなってしまうかも!?

「いいえ。ぼくはぼくの事務所がありますので。」

はぁ、良かった。




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