善意の人には思わぬ死角がある | 真理は心の中にある

真理は心の中にある

真理は心の中にある。これが私の基本的修行スタイルです。日々、思っていること、考えていることのなかで、読者が参考になると思われることを書いていきたいと思っています。

慈悲魔さんが頑張れば頑張るほど、世の中は不自由となっていく。
慈悲魔さんは謙虚に見えるが実は、とっても傲慢である。
彼ら、彼女たちは、身近な人にしか目が向いておらず、全体が見えていない。

慈悲魔さんがトップに立つと、身近な人にとっては、とっても有り難く見えるが、その外にいる人から見ると、とっても独善的に見えるものだ。
慈悲魔さんには全体が見えないという致命的な欠点がある。

慈悲魔さんは献身的であるけれども、トップの器ではない。
覚めた判断というのができないのだ。
その結果、無理に無理を重ね、自滅していくこともある。

彼ら、彼女たちはダメな人を愛し、優秀な人を潰していく傾向がある。
ここが一番、問題になるところだ。

ダメな人は愛せるが、優秀な人を見ると、心のどこかで反感を募らせる。
そして優秀な人は居づらくなり、一人、二人といつの間にか消えていく。

慈悲魔さんは、全体が見えていないという欠点をよくよく自覚しておくべきだ。
そうでないと、善を為しているつもりであっても、いつの間にか悪に転じてしまうこともある。
その献身的な性格を考えるならば、トップは敢えて避け、補佐的な立場に活躍の場を見出だした方がいいのではないか。