❀  ポンボンに願いを  Ⅲ  ❀ | ぴかるんのブログ

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ピンクのポンポン


ピンクのポンポン★96

 尚、ピンクのポンポンの時計は、今も去年の夏のソロツアーで止まったままなので、登場人物が過去の出来事を考える時、1年の時差が生じますので、ご了承下さい。

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 熱が下がって、ホッとした。

 たかが風邪とは分かっていても、心配でたまらないのが母心。
 幼い頃、具合を悪くすると、いつも心配してくれていた母の気持ちが、自分も母親になって、やっと理解できた。

 首が座らない頃は抱くことさえ怖くて、ハイハイを始めると家の中の危険地域へ行ってしまわないか?と心配で、炊事、洗濯、掃除の時はいつも背中におんぶしていた。

 幼稚園に入園し、やっと手がはなれてきたと思っても、人間だから風邪くらいはひいて当然なのに、やはりハラハラ。

 生まれから、まだ十五回目の発熱だったのにネ。

 昨夜、帰宅したパパに熱が下がってことを告げると、
 「コンサート、明日は様子見して欲しいけど、明後日は行ってくれば?」と言ってくれたし、さっきはお婆ちゃんから、
 「もう、良くなったんでしょ? 明日、私がそっちへ行ってあげるから、コンサート、行ってらっしゃいよ」と言ってくれたけど、コンサートは九月にユニットのコンサートがあるし、ソロは来年に出掛けることにするね。

 風邪が治ったけど、まだニッコリ笑って、
 「ママ!」って抱きついて貰っていないから。
 今日、お料理している時、お洗濯している時、お掃除している時、ワクワクしながら、「ママ!」を待っていたけれど、結局、今日はダメだった。

 明日こそは、「ママ!」を待ってるね。


 今日と明日に使う予定だったピンクのポンポンを出してきて、枕元で愛しいアナタと、大好きなタッキーに、頑張って!と、ポンポンを振って、言葉は心の中で精一杯の声を出して応援。

 これが今のママの精一杯!




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 誤解なく。兄が風邪をひくと必ずプリンを買ってきても、私はそういうこと、一度もして貰ったことありません。
 熱があっても、たかが風邪と分かると、学校へ預けられるか、病院は夕方で、とりあえず一人で留守番かどちらか。小学校低学年でそんな感じでした。そして、具合を悪くしたことに文句を並べられる。
 想像なので、優しい母親像を何とでも書けるのです。

 首も座っていない乳飲み子を姑に預けて、幼稚園児だった兄を連れて慰安旅行へ行く人だから、二人目なんて産んだこと自体、間違い!
 そんな嫁を可愛いと思う姑は居ないと思う。

 兄は母の言い分の方が理解できると言ってたけど、私は祖母の言い分の方が理解できます。
 まぁ、兄は兄で苦労したと言うか、普通、そんなこと、我が子の耳に入れない話を母から聞かされていて、そんな話をすることすら、フツーの感覚を持つ母親ではないと思う。



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