1月上旬に、
長いつきあいのある人から、
(うん。40年くらい)
「ごめん」
と謝られ、
すんごくすんごくもやもやして、
1月定例会のあと、お茶していたりっちゃんに話を聴いてもらいました。
その人から、客観的にひどいことをされたのは事実なのだけど、
アドラー心理学を学んで、
「この人は私のことを嫌いでそんなことをしたわけではなく、
ただ、やり方が下手くそだっただけ」
くらいのところで今まで心のバランスを保っていたのに、
いまさら心を入れ替えられても困るのよ的な。
ざーっとお話を聴いてくれたりっちゃんは、
「パセージ2-Lの3番、
えなちゃんの”望む結果”が見えてないから、
ぱちっと対処行動が出てこなくて、もやもやしてるんじゃない?」
て助言をしてくれて、
あ、確かに!
って思い、
そこから、
じゃあ、私の「望む結果」って何なんだろう?
とふたりで考えていきました。
謝られてもやもやした、ってことは、
「謝ってもらう」は、私の望む結果ではなかったみたい。
私にしたひどいことを、
その人が私とか他の誰かからされるとしたら?
を想像してみたけど、
それでは心が晴れなかったので、
「その人が私と同じくらいのひどい目にあう」も、私の望む結果ではないみたい。
別に、「それだけひどことをしたその人は死んでしまえ!」とも思ってないし、
その人が死んだところを想像してみたけど、
これも全然心が晴れなかったので、
「その人が死ぬ」も、私の望む結果ではないみたい。
えー?
じゃあ、何なの?私の「望む結果」って。
てふたりで考えていったら、
「謝られたことで、
今までと違う新しい関係になったけど、
これからどういう関係を築けばいいのか分からない」
ことで私が途方に暮れていて、
「(その人も私も)お互い無理をしないで、しかも良い関係を築く」
ことが「望む結果」だということがはっきりして、
あ、これなら現実的で到達可能そう!
と思いました。
アルゴリズムのシェア会でも、
アルゴリズム#1
「不幸とは、非現実的で不可能な目標を追求すること」
とか
アルゴリズム#3
「随意的で、肯定的で、非競合的な行動を考えてください」
とか
習ったなぁ、そういえば。
野田先生は、
「愛って、良いコミュニケーションの副産物なんです」
と教えて下さいました。
「許し」も、多分、「良いコミュニケーションの副産物」なのだと思います。
「許し」って、多分、不随意だから、
「許そう」と思って、許せるものではないから、
「許す」を目標に動くと、ものすごく苦しくなる。
「(その人も私も)お互い無理をしないで、しかも良い関係を築く」
なら、
「これならできそう!」
と思って、
勇気づけられます。
その結果、
ひょっとしたら、いつの日か許せるかもしれないし、
あるいは、今生では許せないかもしれないけど、
それは、不随意だから、
あまりそこには注目しないでおこう。
随意に、私にできることを、やっていこう。
そんな風に決意することができました。
そんでもって、
ほんとにつくづく、
アドレリアンのお友達がいて、
お話を聴いてもらえて、
よかった、
と思いました。
アドラー心理学を学んでいない人にお話を聴いてもらっても、
「私の望む結果は何だろう?」
「そこから導き出される、私のとるべき行動は何だろう?」
というところへは話が行かないと思います。(多分)
20年アドラー心理学を学んでいて、
本当によかった。
共に学ぶ仲間がいてくれて、
本当によかった。
さ、私にできることを、無理せず淡々と遂行しよう。
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1月の定例会は以下の日程で行います。
アドラー心理学を、一緒に学んでみませんか?
「1月定例会」
(1)日時:2019年1月20日(日)午前10:30~12:00(開場10:00)
(2)会場:森湖休(しんこきゅう) 秋田県仙北市田沢湖生保内男坂61-10
(3)参加費:100円(冬季暖房代カンパ。温かくなったら無料に戻します)
(4)定員:10名
「2019年6~7月 パセージ@秋田市」
来年の6~7月に、秋田市でパセージを開催致します。
日程や場所などはまだ未定ですが、興味のある方、ご連絡をお待ちしております。
■お申込・お問い合せはこちらへ■
ena-san☆nifty.com(☆を@へ)
北村江奈まで