日本の「普通」は普通じゃない。 | 「生きる」を楽しむ

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昨日の、登美丘高校ダンス部、

あのクオリティは、部のコーチの akane さん(プロの振り付け師さん)によるものだ、と知って、

やっぱりなぁキラキラ

と思いました。

 

練習風景なんかの動画を見ると、

プロだから指示も的確で、かっこいい。

 

ただ、あのレベルを、素人の教員がやろうと思ったら、無理だろうなぁ。

 

 

日本て何故か、

「それがすごく得意で能力が高い人の普通」のレベルを

 

「一般人の普通」

 

のレベルに置く不思議なクセがあるように思います。

 

 

部活の競技指導がすごく得意で能力が高い先生はいます。

「○○先生ってすごいねキラキラ

で終わればいいんですが、

「○○先生はできるのに、なんであなたはできないの?」

になりがちで、そうなるとそもそも能力としてできない人間には、とてもキツイえーん

 

私は源氏物語は教えられますが、運動は教えられないです。

そもそも運動全般めちゃくちゃ苦手です。

でも、

 

「教科指導も、部活指導も、クラス指導も、校務分掌もできて普通

 

が学校の暗黙の空気なので、できないと

 

普通のことすらできない先生」

 

になりがちで、

現場にいたとき、この空気がほんときつかったなぁ…。

あとは、

「苦しくても、苦手でも、生徒のことを思えばやるのが当然

て空気と。

やれないと、「生徒のことを思わないダメな先生」のレッテル貼られそうで、怖かったなぁ。

(働き方改革で、ようやっと日本の部活動のありかたにメスが入るようですが)

 

 

あとは、

野田先生と、何かのワークショップでおしゃべりしていたとき、

 

「日本の高校のカリキュラムって、

高校進学率が4割だった時代に組まれたものだから、

高校の授業内容に楽々ついていく能力って、

IQ100(平均)だと、ちょっと辛いんだよね。

IQ110以上はないと辛いと思う」

 

て聞いたとき、

 

え。

IQ100(平均)でキツイんですか!?

んじゃ、ほとんどの子って、高校の授業内容がキツくて当然じゃないですか!

 

って、とってもびっくりしました。

 

「高校くらい出るのが普通」


って空気がなんとなくありますが、

「能力高い子の普通」のレベルを、「一般の子の普通」のレベルにしてしまっているだけで、

ほんとは全然普通じゃなかったんだあせる

 

 

あとは、日本を支配している、

 

「女性も正規雇用でフルタイム働くのが普通

 さらに、お母さんなら、仕事も家事も育児もできて普通

 

って、多分それ、

 

普通じゃないよね。

 

「仕事も家事も育児もできる人」はいます。もちろん、

なんか、全部をらくらくやっちゃえる能力高い人も知っています。

 

でも、それはその人の能力が高いだけで、

 

「普通」じゃないから。

 

「普通」のおかあさんは、もっとできなくて「普通」だから。

 

 

 

なんで日本人が、「能力高い人の普通」を「一般人の普通」レベルに置きたがるのかは分かりません。

真面目な国民性ゆえなのかなぁ。

でも、「できなくて普通」って思ったほうが、

「すごい!できなくて普通なのに、こんなことできちゃう私すごくない!?」

って、自信満々で生きていけるように思うんだけどなぁ。