こんにちは。

一恵@リアルタイムです。

 

 テーマ名「関連する本やマンガのご紹介」が長いので、「女装ライブラリ」に変更しました。

 

 三日前に出たばっかりの本の紹介。わたしにしては前代未聞のタイムリーさ。写真集のようなエッセイのような、自伝のようなもの。

 

 モデルの佐藤かよちゃんのRe-bornという本です。

タイトルの意味は、もう一度生まれる、生まれ変わるということですね。

 

 佐藤かよちゃんが、テレビで実は男性でしたとカミングアウトしたところは生で見ていました。

 

 椿姫彩菜ちゃんでもびっくりしたけど(158.5 わたし、男子校出身です。 )、佐藤かよちゃんにはもっとびっくりしました。(402.5 元男性のファッションモデル

 

 だって、女の子にしか見えないもの。ふたりとも、幼い頃から自分が男の子だという自覚がなくて、男らしくしろという周囲とぶつかって苦しんでいたというところが、わたしと違います。外見も相当違うけど。

 

 この本は、写真と文章が組み合わさった内容で、表紙を初めとして巻頭にセミヌードの写真が並びます。ソフトなものですけどね。

 

 中学2年のときから完全に女性の格好をするようになり、15歳で女性ホルモンの注射を開始したそうです。SRSのことは書いていなかったのでどういう状態かはよくわかりませんが、第二次性徴前に女性ホルモンを始めたから男っぽさは皆無。

 

 この外見じゃ、男で生きることの方が無理がありますよね。でも、女性として生きていこうとすると立ちはだかる壁の数々。それをひとつずつ乗り越えていきます。

 

 目次は以下の通りです。英語のところが写真集。

 

Re-born

Days

Chapter1 ”佐藤クン”だったこと

Chapter2 今まで言えなかったこと

Chapter3 恋愛のこと

Photo Album

Off Time

Chapter4 みんなのこと

Chapter5 これからのこと

Model Time

あとがき

 

 モデルさんの本だからおしゃれでかわいらしい本ですが、ちょっと文章、少なすぎ。もっと悩んでいた頃のこととか、どういう風に女装するようになっていったのかとか、もっと深い話があれば良かったのにな。でも、かわいいから、許す。

 

 今度は文章だけでもいいから、もっと深く細かいところにまで踏み込んだ部厚い自伝を書いてもらいたいですね。

 

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