■ヨガを愛する皆さま方へ
ヨガを愛する皆さまがた、そしてこのブログを飽きずに見てくださっている方々、ありがとうございます・・・いつも感謝しています。
今回の大震災で犠牲になられた多くの人たち・・・ご家族やご友人を亡くされたうえに、大切なお住まいを失くされた方々のことを思うと、胸がいっぱいになります。被災された方々をはじめ、安否を気づかう人々の心までも揺らし続ける大地震の余波。
さまざまな思いが交錯する中で、重大な放射能汚染の問題も生じ、社会全体がたとえようもない不安に包まれています。
気仙沼市に住むヨガの仲間で、私の古くからの友人もこの震災で被害に遭いましたが、安否が分からず、心配な日々を送っていました。
被災後4日経って、弟さんより電話で「家は全焼しましたが、姉も妹も母も無事です」というお知らせをいただき安堵しました。
薬剤師の彼女は高台の病院に勤務していたため難を逃れましたが、お母さんと妹さんは津波に遭遇、車ごと流されかけたところを発見され無事救出されたそうです。
極限の状況下で、わが身の危険も顧みず救出して下さった方々には頭が下がります。
現在は、弟さんを通じて手紙や物資を届けることができ、被災地の皆さまとの連絡の手段もできたので、今回の被災に対して、ようやく向き合うことができるようになりました。
ヨガは多くの人々にとっては〝趣味〟の領域であり、「元気で楽しく」をモットーにしてきましたが、その事がかえって「こんな時期に楽しくやっていて良いのだろうか・・・」という矛盾した思いとがせめぎあってきました。
しかし、生きている人間が、それぞれの持ち場で努力することこそ、経済的にも精神的にも被災された方々の支援に繋がるということに気づかされました。
不幸というものは、不幸になった人間にしか分からないものです。
いつの日にか、悲しみが癒えることはあっても、被災した人々の苦しみはまだ始まったばかりです。
せめて、小さなことであっても何とかしたい、そして支援は一時のものではなく長く続けなければ意味がない、と考えています。 一日でも早く再生復活の日が訪れますように。 合掌 柳生 直子