電通総研が日発表した今年の夏のボーナスについての調査結果によると、平均支給見込み額は63万1000円で、昨年実績の64万5000円より2・1%減った。使い道の内訳では、「預貯金」が平均21万4000円で最多だった。次いで「ローンや借金返済」が12万4000円、、「生活費の補てん」が9万5000円と続き、「買い物やレジャー」は7万7000円となり、切実な生活実態が浮き彫りになった。

 メディアなどで話題になっている約50商品のなかで購入を検討しているものとしては、「ブルーレイディスクレコーダー」が9・3%でトップ。2位以下は「地デジ対応テレビ(37インチ以下)」(9・1%)、「LED電球」(7・7%)、「地デジ対応テレビ(40インチ以上)」(6・9%)、「最新OS搭載PC」(6・5%)。6位に「スマートフォン」、7位に「LEDバックライト液晶テレビ」など高付加価値の話題商品も複数ランクインした。

 電通総研では「節約志向一転ばりではなく消費意欲の回復を受けた結果」と分析している。

 合わせて約42の商品・サービスのなかからボーナスの使い道として検討しているものとしては、「国内旅行」(28・6%)でトップ。2位以下は「衣料品」(15・0%)、「地デジ対応テレビ」(11・4%)と続いた。

 調査は5月29日~30日にネット上で1000人を対象に実施した。

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 「ロンドン五輪で金メダルを狙います」。谷亮子氏(34)の次期参院選出馬会見に、「?」と思った国民もいたことだろう。これまでにもタレント候補の政策や理念を疑問視する声はあったが、この“二足のわらじ”発言に、政治軽視と非難の声も一部で上がった。タレント議員の存在意義が改めてクローズアップされるなか、政治評論家の屋山太郎氏と、元参院議員の田嶋陽子氏に聞いた。

 ≪田嶋陽子氏≫

 ■資質や政策で判断せよ

 〇専門や目標持つ人いる

 --夏の参院選に各党から有名人候補の擁立が相次いでいる

 「政治家の仕事は政策立案や法案作り、法改正に取り組むこと。いわゆるタレント候補の中にも、この世の中を変えたいと強く考えており、自分の専門分野や具体的目標がある人もいるだろう。実際に(元参院議長の)扇千景さんや民主党の蓮舫参院議員など、元有名人でも実力や存在感を発揮し活躍してきた議員はいる。個人の資質や政策を個別に判断すべきで、一概に悪いとはいえない」

 --政党にとって有名人候補を擁立するメリットとは

 「テレビなどに出ている有名人なら宣伝費がかからなくてすむ。大政党の場合、かつては名簿上位になればほぼ確実に当選するし、国会で賛成反対の票数を獲得する要員として期待できた。ただ、『この人は何をしたくて国会へ行くのか?』と思わざるをえない候補者は少なくなく、それがあまりに見え見えだと、ばかにするんじゃないとも言いたくなる」

 --今回はスポーツ界からの擁立も多い

 「柔道の谷亮子選手が、五輪も国会も両方目指すと聞いて、とても驚いた。自分の場合、参院議員になるに当たって大学の仕事を辞めたが、それでも大変だった。時間は足りず、とても二足のわらじは履けないだろう」

 --国政の場で「有名」ゆえの利点はあるか

 「私自身はタレント候補という意識はなく、自分の主張を一貫して通してきたつもりだ。もちろん参院選出馬時、テレビの討論番組に出演し始めて10年目くらいで、知名度が票にもつながったと思う。国会でありがたかったのは、女性の地位向上や民法改正といった私の関心をほかの政治家があらかじめ知ってくれていて、官僚が問題点を整理して訪ねてくれたりした」

 〇政策実現には大政党

 --反対に、欠点や注意点は

 「有名だからこそ、一方で邪魔をしたい人もいる。また、私自身無力感を覚えた部分でもあるが、小政党では他党と協力しないと法案を出せないし、国会での質問時間などでも制約が多い。無所属だった時は情報が入らず、何の仕事もできなかった。政策のある人は、大政党から出馬したほうが目標を実現できるかもしれない」

 --政治家に求められる資質は

 「日本の国会では、周到に根回しして、うまく立ち回れるような資質が非常に重要になっていて、政治が職業化している。でも、それは本来違うだろう。高邁(こうまい)で茫漠(ぼうばく)な『友愛』もいいけれど、世の中を変えたいという強い意欲と、具体的な目標を持っていることが本来の姿。政治家には、一つの法案を通したら辞めるくらいの決意と清い心が必要だ」(三品貴志)

 ≪屋山太郎氏≫

 ■五輪と政治の両立は無理

 --タレント候補の擁立に国民の関心が集まっている

 「今までも名前を頼りに立候補した人はいるが、そういう人がいざ議員になって国会活動をどれだけ本気でやってきたか疑問だ。著名人を立てるプラスの面としては、宣伝広告費がかからないのと、本当なら選挙に行かないような人も来るとか、そういう効果はある。ただ議員としては、採決のときに手を挙げる員数合わせ要員だ。そういう議員が政策を考える上で参考になったということはまったくなかった」

 ●政策立案能力もない

 --議員としての能力に問題があると

 「僕の経験からしても、通信社に入社してゼロから政治の勉強を始め、ものになるまでに10年近くかかった。そういう意味では、何かと世間から批判は受けているが、二世とか議員秘書をやっていた人の方がずっと有益だ。スタート時点から政治の基礎学力があるのは大きい。ただ二世議員が多くなると、他の人が参入できないという不利益はあるが、スポーツしかやってこなかった人が突然擁立されて議員になっても、政策立案能力もないし、役所の書類が読めない。橋本聖子さん(自民党参院議員、3期目)なんかも最近ようやく板に付いてきたが、スポーツ選手の場合、参議院だったら1期6年かかって、やっと分かってくるのかなという感じだ」

 --今回の傾向として、スポーツ選手出身者が目立つが

 「スポーツ選手出身の政治家で、大成した人は数少ない。一流のスポーツ選手は現役が終わって指導者になるが、そこから外れた人が安易に政治に流れ込んでくる傾向があるのはいかがなものか。それから谷亮子選手が、五輪出場と政治を両立させると言っているが、それは無理だ。政治家は片手間でやれるような仕事ではない。発想自体が政治をなめている」

 ●名士が出にくい制度

 --大量得票した候補の票を、同じ党の他の候補に回せる比例代表非拘束名簿式という選挙制度上、有名人の林立は必然では

 「制度上のひずみはもちろんある。全国で候補者名を書かれなくてはいけないわけだから地方の見識ある名士が出にくい。何のためにかつての参院全国区をなくしたのかということを考えると、平成13年からの現行制度は失敗では」

 --立候補者に望む資質は

 「各政党は、政策的見識を持った人を用意してもらいたい。大政党であれば、員数合わせも必要かもしれないが、本人がそれでいいというのは、少しなめている。法案一つ読むにも、ものすごく学力がいる。議員になると、それが日常になるわけだ。やはりもう少し、立法府ということをまじめに考えて、政策重視でやってもらいたい」(磨井慎吾)

【プロフィル】田嶋陽子

 たじま・ようこ 女性学研究家。昭和16(1941)年、岡山県生まれ、69歳。津田塾大学大学院修了。法政大学教授などをへて、平成13年の参院選に社民党比例代表から出馬し初当選。14年に無所属となり、15年、神奈川県知事選立候補に伴い自動失職。女性学の第一人者としてテレビなどでも活躍。

【プロフィル】屋山太郎

 ややま・たろう 政治評論家。昭和7(1932)年、福岡市生まれ、77歳。東北大文学部仏文科卒業。時事通信社でローマ特派員、首相官邸キャップ、編集委員兼解説委員などを歴任。56年、第2次臨時行政調査会(土光臨調)に参画、自由主義の立場から評論活動を展開。平成13年、第17回正論大賞を受賞。

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 自民、公明両党の幹事長、国対委員長が26日午前、都内のホテルで会談し、宮崎県で感染が拡大した口蹄(こうてい)疫問題について、両党がそれぞれ国会提出した緊急特別措置法案の与野党協議を優先し、協議が不調に終わった場合は赤松広隆農水相への不信任決議案を提出することで一致した。特措法案は全頭処分による農家の損失を全額負担する内容。27日中の衆院通過を目指している。

 また、自民、公明、共産、みんなの野党4党は26日午前、放送法改正案を強行採決した近藤昭一衆院総務委員長(民主)への解任決議案を提出した。

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