本日、平成26年度調布市議会第1回定例会が終了しました。
第1回は予算議会ですので、毎年かなりのボリュームなのですが、今年は特に気の抜けない議会でありました。
代表質問にはじまり、委員会審査と、かなり白熱した議論が行われました。
本日の最終日は市長提出議案29件、陳情2件、議員提出議案6件、委員会提出議案1件に対する採決が行われました。
その中で当然注目されるのは平成26年度一般会計予算ということになります。
今回会派として、一般会計予算に対する修正案を提出しました。
実は修正案を作成するということは非常に難しいんです
委員会審査と並行して修正案の作成に奔走しておりました。
修正案の内容については以下の通りです。
調布市では新たに誕生する調布駅南口の地下に駐輪場を整備する計画があります。
今回は駐輪場整備の前提となる設計委託費5,366万5千円が計上されました。
駐輪場は確かに必要な施設です。
しかし整備にかかる費用なんと19億円
防災対策や老朽化の進んだ学校施設の改修工事や、保育園待機児童の解消など、喫緊の課題が山積しているにも関わらず、駐輪場の整備を莫大な費用をかけて優先して進めていくことには大きな疑問を抱きます。
また、最近では駅前広場等への駐輪場整備は、最大の受益者である鉄道事業者が行っている事例も多々あるわけで、そうした道も模索する努力が必要です。
まずは、納税者である市民の皆様に整備にかかる費用を明らかにした上で、ご意見をいただく機会を持つべきであり、事業を進めていくことは時期尚早である。
このような理由で、設計委託費5,366万5千円を削減。
また設計委託費のうち4,800万円は市債(借金)でしたので、借金をしないという修正案を提出しました。
皆様はどう思いますでしょうか?
採決の結果、私の会派である自由民主党創政会(議長を除く8名)、公明党(5名)、生活者ネットワーク(1名)、闘う改革の会(1名)、つながる調布(1名)の賛成多数で修正案が可決しました
実は調布市議会の長い歴史の中で、予算に対する修正案が可決したのは初めての事。
大げさかもしれませんが、調布市議会に新たな歴史が刻まれた日となりました。