コレ 。
はぁ~。ε= (´∞` ) sigh...
記事の内容、全然、ちゃうやん。妄想と誤解で書かれたことがハッキリ。
論文をさぁーっと斜め読みしただけだけど、そもそも記事の結句にあった、 " 哺乳(ほにゅう)類の性分化の根源に迫る研究成果で、" なんて、そもそもが、この論文の主旨でも何でもなく、記事を書いた記者が勝手に憶測で書いているに違いない。後半の "卵子の細胞質を原因とする不
私の、大予想も、まぁ、半分当り、で、半分外れ。
その存在を知りませんでしたが、予想したように、性染色体上は(雄になるはずの)XYを持つ雌の性転換マウスが存在するらしい。
このマウス自身は、解剖学的には、至って正常の雌なのだが、実は、不妊である。と云うのも、卵母細胞 から卵子形成の際の減数分裂の第二分裂の途中で発生が停まってしまうからである。正確に云えば、受精までは、成熟した卵母細胞が第二減数分裂の途中で休止している訳だが、正常なマウスでは、受精に依って、それが引き金になって、第二分裂が終了し、同時に胚の発生が始まる訳だが、このマウスの卵子由来の胚は発生が進まず死んでしまう。
論文の実験では、このXY雌マウスの卵母細胞の細胞質を正常なXX雌マウスの卵母細胞の細胞質と入れ替えてやると、受精(人工授精)に依って、第二減数分裂が終了して、胚の発生が進んだ、と云うことがひとつのポイントで、XY雌マウスが不妊の原因は卵母細胞の細胞質の異常に帰する、と云う結論。
(ここで、仮に、この細胞質の異常がY染色体の存在にその原因が帰し、そのメカニズムがこの論文で解明されているなら、性分化の根源に迫る研究成果と云えるかもしれないが、そんなぁことは、全く触れられていない)
XY雌マウス由来の卵子は、正常なら、XとYは分裂の際に別れて、ひとつの卵子には、XかYどちらか一方の性染色体を持つはずで(以下、便宜上、卵子由来 のXとYをそれぞれX*、Y*とする)、精子核に含まれる性染色体は同様にXかYなので、それ等が受精すると、理論上の子供の性染色体は、X*X、 X*Y、XY*、YY*のどれか。実際は、YY*は発生が進まず死んでしまうので、X*X(雌)、X*Y(雄)、XY*(雄)が産まれるはずである。
ここで、新聞記事(母親の卵子から正常なY染色体を受け継ぐマウスの雄の子が世界で初めて誕生した)が正しければ、XY*が誕生と云うことなのだが・・・。
発生の進んだ胚を別な雌の腹に移して産まれた子供の染色体を調べると、実際の子供の性染色体のパターンは、雌では、XO(=卵子由来の性染色体がない)、 XX*。雄では、X*Y、XX*Y*(=卵子にX*とY*が別れずに両方共含まれていた)、XY*Y* (=卵子がY*Y*だった???どうやって?私には分からん・笑)、X*Y*Y(=卵子にX*とY*が別れずに両方共含まれていた)、と云う結果で、確かに、卵子由来のY*を持つ(異常な)雄、XX*Y*、XY*Y* 、X*Y*Yは産まれているが、肝腎の正常な雄、XY*は産まれて居ないのだよねぇ。
つまり、(X染色体とY染色体の両方を持つ異常な卵子は形成されているが)Y染色体を持つ正常な卵子は形成されていない、と云う訳で、母親の卵子から正常なY染色体を受け継ぐと云う記述は、大きな誤解を招くmisleadingな誇大表現。やはり、朝日新聞には、大いに反省して貰いたいもんだね。
ところで、ちょっと、へぇ~、だったのは、著者の河野が(Kawanoではなく)Konoで、武藤が(Mutoではなく)Taketoだった(笑)。
今日の 世の中: DNA鑑定試料、露鵬も任意提出 若ノ鵬大麻事件;民主4都議、論文引き写し報告書 ブラジル視察で;自民総裁選、麻生・小池・与謝野・石原伸4氏出馬確 実に;マケイン氏が指名受諾演説へ 政権死守へ決意表明;円、対ドルで105円台後半に急伸=シドニー外為;北の湖理事長「クロ」でも辞任の意思なし; 独警察ビックリ? スケートボードで自動車道路を時速100キロ爆走。
今日の瞬間最低体脂肪率: 23%
今日の万歩計: n/a(6,204)