(追記あり)
newsをツラツラ眺めていたら、またしても、例によって、天下のasahi.com、相変わらず意味不明な生物学の記事です。
Y染色体、母の卵子から 世界初、雄のマウス誕生
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ぇ~っとぉ、サッパリ意味が分かりませんが。
記事の中身を見てみると、最後に(時事)とあるので、どうやら、時事通信の記事をそのまま横流し。
ってんで、見てみたら、ありました。但し、見出しが変わっています。
雄のY染色体、母の卵子から=マウスの子、初誕生-東京農大など
(cacheは出来ず)
こちらの見出しも意味不明。
原著論文を見てみようと思ったら、多分、日本時間では8/26ですが、アメリカでは、まだ、8/25なので、恐らく明日(以降)にならないと出版されないのでしょう、該当論文が見当たりませんでした。
しゃぁない、推測してみませう。
以下、青字部分は、上述の記事から引用。
男性を決定付けるY染色体は通常、父親の精子から男の子に受け継がれるが、
ここまでは、まぁ、良し。
母親の卵子から正常なY染色体を受け継ぐマウスの雄の子が世界で初めて誕生した。
はぁ?
母親の卵子から正常なY染色体を受け継ぐ??・・・んなぁ、バカなぁ!
マウスの雄の子??・・・子は、皆、マウスの(雌と)雄の子ですが?云いたいのは、雄の(子)マウスが産まれたか?ぅん、見出しをみると、きっとそうだな。
東京農業大の尾畑やよい講師と河野友宏教授、カナダ・マギル大の武藤照子博士らが26日までに、異常な卵子の細胞質を正常な卵子と交換する方法で生み出すことに成功した。
卵子の細胞質を卵子と交換する??・・・ぇえと、似たような表現を考えよう。うむ、これはどうだ!異常な牛の心臓を正常な牛と交換する、なんて出来ませんよねぇ。ぁあ、そうか、若しかして、日本語独特の云い方な訳ね。正常な卵子の細胞質と交換する、なら、まぁ、OK。でも、本当にそう云うことか???
哺乳(ほにゅう)類の性分化の根源に迫る研究成果で、卵子の細胞質を原因とする不妊の仕組み解明にも役立つと期待される。論文は米科学アカデミー紀要の電子版に発表される。
性分化の根源に迫る研究・・・ん?何故?
卵子の細胞質を原因とする不妊の仕組み解明・・・ん~ん、これ迄の話の流れからだけでは、サッパリ。
全然、分かりませんが、勝手に予想。
ぇえとお、既に、これまでに、河野友宏教授等は、精子の関与無しに、卵子の単為発生に依って、雌のマスウを作ることには成功している。かぐや
、だね(cache
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今回の新規な点は、同様に雄のマウスを生み出したと云うことらしいが、どうやって?
ん~ん、分かりません(笑)。
どうやって、Y染色体を持つ卵子を作るか?例えば、染色体上は、雄だけども、性転換に依って雌になれば、Y染色体を持つ卵子を作り得る。では、マウスで性転換は可能か?と思って調べると、こんな例が。
M33変異によるオスからメスヘの性転換
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果たして、このマウスが正常な卵子を作り得るのかどうか、定かではないが、似たような、何らかの方法で、Y染色体を持った正常な卵子が出来たと仮定しちゃぇ。
でも、これを単為発生させても、YYなので、正常な雄にはならない。まぁ、雄ではあるけど。←追記:これは致死の様です。
正常な雄を作りたければ、このY染色体を含む卵子核を正常な卵子(=X染色体を含む核を持つ)に移植すれば、染色体上はXYを持つ雄になるはずだが、どちらも卵子由来の核だと、インプリントに依って発生は停まってしまうので、Y染色体を持つ卵子核の方は、別な操作に依って、インプリントを雄のパターンに変えておくと、ぅ~ん、これでうまく行くんじゃないか?
ふ~む、取り敢えず、頭の中では、こんなストーリーですが、果たして正解は?
(追記:正解はコチラのエントリー
で)
何れにしろ、この新聞記事からは、生物学的に何を云っているのかを探るのは、無理(笑)。
今日の
世の中:
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