父の行きたかったコンサート | ★小細胞肺癌の父と家族の物語★

★小細胞肺癌の父と家族の物語★

2013年5月に小細胞肺癌(Ⅲb)と診断され、その後脳転移、そして2014年6月には、骨転移と癌性髄膜炎にもなり、同年8月7日父自身の誕生日が命日となりました。最悪な状況の中でも、最期まで前向きに諦めなかった父と、その家族の日々の出来事などを綴っていきます。

実は今日6月30日は、父と母がコンサートに行く予定でしたしょぼん



父が昔から大好きな歌手の舟木一夫さん他、豪華アーティスト3人で開かれる、待ちに待ったコンサート・・・。



父が5月の体調がすごく良かった時に、母とどうしてもコンサートに行きたいから、チケットを取って欲しいと言われ、少しでも、前で見て楽しみたいと言われたので、張り切ってS席1万円のチケットを、2枚購入しました!!


結構いい席を取れたので、父も母も大喜びにひひ




特に父は嬉しくて仕方なかったようで・・・


『楽しみだな~音譜

『絶対にこのコンサート、楽しいだろうな~!!


とコンサートに行く為に、自宅にいる時は食事もしっかり摂って、体重も減らさないようにして、体調を崩さないようにと、しっかり水分や睡眠を摂るようにして、病院に入院してる時も、積極的に治療に専念して、とにかく父は、この日を楽しみに、体に気を使って毎日を過ごしてきました。



先生や看護師さんにも、チケット購入した5月の初め頃から

『父にどうしても、この日だけはコンサートに行かせたいビックリマーク

と言う私の願いを理解してくれて、この日に合わせて、抗がん剤や治療をしてくれたり、看護師さんも体調管理を気遣ってくれたりと、色々協力してくれたりして、本当に嬉しかったです。



6/10に癌性髄膜炎と診断された時も、残された時間が少ないと言われた中でも


『なんとしてでも、お父さんの楽しみにしてるコンサートに、行かせてあげましょうね』


と担当の看護師さんにも優しい言葉をかけられ、先生もその日を何としても、体調を安定させる事を目指して治療しますと言ってくれて・・・その言葉だけでも、本当にありがたくて嬉しくて、私は父のいない所で号泣しました。



その後・・・日に日に父の状態は悪化してしまい、ひどい日はせん妄のような状態になって、おかしな事を言いまくってたり、全く歩けなくなって、トイレも行けない状態で、尿も自分で排出出来なくなったりと、この状態ではとてもじゃないけど、3時間近くあるコンサートを座って見ることは不可能だと思ったので


コンサートの10日前に電話して、父の仲の良い2人のお友達が、代わりに行ってくれる事になりました!!



父にきちんと事情を話したら


『また体調が良くなったら、チケット取ればいいもんなニコニコリハビリそれまでにしっかりとやって、歩けるようにするわ。2人に行ってもらえるなら良かったー!!いいな~絶対に楽しいぞ!今回のコンサート!!


とちょっと羨ましい気持ちと、大切なお友達に行ってもらえる安心感で、父なりに納得してました。



数日前に感染症になったりと、結局は行けなかったコンサートでしたが、回復したら今度こそは、母と一緒に行って楽しんでもらいたいなニコニコ



昨日は体調がすごく良かったみたいで、父は朝早くから電話をかけて来て、張り切ってお話してましたチョキ

声もしっかりしててすごく出てるので


『お父さん!声すごく調子がいいみたいだね~』


と言ったら


『そうだろ~なかなかの美声だろ~』


と冗談までも言ってました(笑)



昨日は妹が、少し遠いですが、来てくれると言ったので、母と病院に行ってもらい、私は1日休ませてもらって、久々に愛犬といっぱい遊んだり。

ゆっくりと家事などをする事が出来て、のんびりと1日を過ごすことが出来ましたニコニコ





妹の旦那ちゃんが送ってくれたプリンを、ゆっく~りと味わって食べる余裕まで昨日はありました(笑)


ダウンこれすっごく美味しいですダウン


玉ひで八代目 山田耕之亮監修 「玉五ぷりん」 



バニラアイスを食べてるような濃厚な味わいと、口の中でとろける感触で、なんとも言えない美味しさでした!!

ちょっぴり贅沢な時間を味わうことが出来ましたラブラブ!




父が体調が良いと聞くだけで、嬉しくてホッとして、私の心もとても穏やかになるような気がしますラブラブ


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