2商品購入すると貰える,ギフトアイテムで,1973年の北米ツアーから,1973年5月12日ミズーリ州はセントルイスのキール・オーデトリアム公演をオーディエンス収録したものです.
既発でも同公演日で同名のタイトル「Days Of Diamond (No Label)」がCDRで販売されていましたが,本ギフトは,2012年に発掘された,より世代の若いテープをマスターとしているようであり,音質的にも多少クリアになっていますが,然程大差はありません.そしてマスターに起因するドロップアウト,細かい音揺れ等も相応にあります.
内容的には,ほぼ定番のセットリストです.
1曲目の "Doctor Diamond" では,マイクのトラブルなのか,機器設定の不調なのか,いきなり冒頭の数小節分のジョン・ウェットンのボーカル音が出ていませんが,演奏は続行します.ただ生の声なのか,あるいはかろうじてスピーカーから出ている音なのか,微かに聴くことはできます.1分13秒~16秒には,テーパーが録音用機材の位置を変更しようとしているのか,録音マイクが遮断され,若干レベルが下がります.またこのボーカル音トラブルは直ぐに解消され,以降問題なくなります.
"Larks' Tongues In Aspic (Part 1)" は,中間部にジョン・ウェットンのベース・ソロを挿入したロング・バージョンで,曲導入部の表現は,細かい音がオフィシャル盤と非常に似ており,際立っています."Larks' Tongues In Aspic (Part 1)" は,ブートでかなりの公演を聴いていますが,個人的には,この公演における導入部が一番好きです.マスターテープの劣化に伴うものなのか,3分41秒~3分45秒の 3秒間,右チャンネルの音が出なくなります.これは既発盤も同様です.
"Easy Money" は中間部のアドリブ部分でロバート・フリップのギターと,ビル・ブラフォードのドラムの絡み素晴らしく,曲の終演から繋ぎを入れずに,即 "Exiles" が演奏されるという,あまり無い展開を聴く事が出来ます.
唯一本公演で 1曲のみ披露される "Improvisatiobn" は,導入部がビル・ブラフォードのドラムから始まる珍しい展開で,その後デビッド・クロスの不気味なヴァイオリン音,バックでミュート気味に,素早く運指をするロバート・フリップのギターが入り,ジョン・ウェットンのベースも徐々に絡んできます.やがてロバート・フリップはギターからメロトロンに移行し,そこから更に不気味な曲調になっていきます.最後にまたメロトロンからギターに持ち替え,徐々に静かになっていき,軽快なドラム音で "The Talking Drum" へのアプローチに変化していきます.
"The Talking Drum" からシームレスにメドレー形式で演奏される "Larks' Tongues In Aspic (Part 2)" もヘビーでラウド感のある図太いサウンドが強烈で,何時もながらのジョン・ウェットンのベース音,後半のデビッド・クロスのヴァイオリンの目立つ箇所も素晴らしい演奏です.
アンコールの "21st Century Schizoid Man" も演奏はヘビーでラウド感がある演奏で,中間部前半のロバート・フリップの流れるようなギター・ソロが印象的です.
DJ渋谷陽一氏も言っていたように,1973~74年に来日して欲しかったです.
Days Of Diamond (Gift CDR)
Live At Keil Auditorium, St.Louis, MO, USA 12th May 1973
Disc 1
1. Doctor Diamond
2. Larks' Tongues In Aspic (Part 1)
3. Easy Money
4. Exiles
5. Improvisation
6. The Talking Drum
7. Larks' Tongues In Aspic (Part 2)
8. 21st Century Schizoid Man
Robert Fripp:Guitar & Mellotron
John Wetton:Bass & Lead Vocals
David Cross:Violin, Viola & Mellotron
Bill Bruford:Drums & Percussion
Doctor Diamond
Larks' Tongues In Aspic (Part 1)
Improvisation
Larks' Tongues In Aspic (Part 2)
[参考]
Days Of Diamond (No Label)
[関連記事]
「Volkhaus (Sirene-152)」
「Sindelfingen 1973 (Bonus CDR)」
「Un Reve Consequence Speciale (Bonus CDR)」
既発でも同公演日で同名のタイトル「Days Of Diamond (No Label)」がCDRで販売されていましたが,本ギフトは,2012年に発掘された,より世代の若いテープをマスターとしているようであり,音質的にも多少クリアになっていますが,然程大差はありません.そしてマスターに起因するドロップアウト,細かい音揺れ等も相応にあります.
内容的には,ほぼ定番のセットリストです.
1曲目の "Doctor Diamond" では,マイクのトラブルなのか,機器設定の不調なのか,いきなり冒頭の数小節分のジョン・ウェットンのボーカル音が出ていませんが,演奏は続行します.ただ生の声なのか,あるいはかろうじてスピーカーから出ている音なのか,微かに聴くことはできます.1分13秒~16秒には,テーパーが録音用機材の位置を変更しようとしているのか,録音マイクが遮断され,若干レベルが下がります.またこのボーカル音トラブルは直ぐに解消され,以降問題なくなります.
"Larks' Tongues In Aspic (Part 1)" は,中間部にジョン・ウェットンのベース・ソロを挿入したロング・バージョンで,曲導入部の表現は,細かい音がオフィシャル盤と非常に似ており,際立っています."Larks' Tongues In Aspic (Part 1)" は,ブートでかなりの公演を聴いていますが,個人的には,この公演における導入部が一番好きです.マスターテープの劣化に伴うものなのか,3分41秒~3分45秒の 3秒間,右チャンネルの音が出なくなります.これは既発盤も同様です.
"Easy Money" は中間部のアドリブ部分でロバート・フリップのギターと,ビル・ブラフォードのドラムの絡み素晴らしく,曲の終演から繋ぎを入れずに,即 "Exiles" が演奏されるという,あまり無い展開を聴く事が出来ます.
唯一本公演で 1曲のみ披露される "Improvisatiobn" は,導入部がビル・ブラフォードのドラムから始まる珍しい展開で,その後デビッド・クロスの不気味なヴァイオリン音,バックでミュート気味に,素早く運指をするロバート・フリップのギターが入り,ジョン・ウェットンのベースも徐々に絡んできます.やがてロバート・フリップはギターからメロトロンに移行し,そこから更に不気味な曲調になっていきます.最後にまたメロトロンからギターに持ち替え,徐々に静かになっていき,軽快なドラム音で "The Talking Drum" へのアプローチに変化していきます.
"The Talking Drum" からシームレスにメドレー形式で演奏される "Larks' Tongues In Aspic (Part 2)" もヘビーでラウド感のある図太いサウンドが強烈で,何時もながらのジョン・ウェットンのベース音,後半のデビッド・クロスのヴァイオリンの目立つ箇所も素晴らしい演奏です.
アンコールの "21st Century Schizoid Man" も演奏はヘビーでラウド感がある演奏で,中間部前半のロバート・フリップの流れるようなギター・ソロが印象的です.
DJ渋谷陽一氏も言っていたように,1973~74年に来日して欲しかったです.
Days Of Diamond (Gift CDR)
Live At Keil Auditorium, St.Louis, MO, USA 12th May 1973
Disc 1
1. Doctor Diamond
2. Larks' Tongues In Aspic (Part 1)
3. Easy Money
4. Exiles
5. Improvisation
6. The Talking Drum
7. Larks' Tongues In Aspic (Part 2)
8. 21st Century Schizoid Man
Robert Fripp:Guitar & Mellotron
John Wetton:Bass & Lead Vocals
David Cross:Violin, Viola & Mellotron
Bill Bruford:Drums & Percussion
Doctor Diamond
Larks' Tongues In Aspic (Part 1)
Improvisation
Larks' Tongues In Aspic (Part 2)
[参考]
Days Of Diamond (No Label)
[関連記事]
「Volkhaus (Sirene-152)」
「Sindelfingen 1973 (Bonus CDR)」
「Un Reve Consequence Speciale (Bonus CDR)」