私は、昨年度から福山市博物館運営委員に任命されました。
本日は、その運営委員会で昨年度の事業報告を受け、今年度の事業計画について話し合い、承認・決定しました。
審議委員の方々は、文化や文化財に対する識見深く、福山城の文化財としての活用や保存んだについて、活発な意見が交わされました。
先の大戦末期、福山空襲で焼け落ちた天守閣は、戦後、鉄筋コンクリートで復元されましたが、築城400年を迎えるに当たり、市民からは木造再建の声も上がっています。
そのほかの櫓や茶室などの老朽化も大きな課題です。
また、午後4時からは、党市議団で鞆の太田家住宅別邸・朝宋亭の修理を早急に行うことを求める要望書を提出しました。
鞆港の常夜灯と雁木、宋朝亭は、多くの画家や写真家が必ず切り取る代表的な鞆の風景です。
国の重要文化財に指定されていますが、長年、補修などが行われておらず、今や倒壊の危機に瀕しています。
国の重要文化財ですので、いい加減なことはできないわけですが、一刻も早く調査し、修理に取り掛かるよう、市長が文化庁に直接要望に行くなど、あらゆる手立てを尽くすことを求めました。
九州大雨被害で大変な状態ですが、国の予算は軍事費の無駄遣いをするのではなく、災害救助・復旧最優先に、そして文化財の保護にと活用してもらいたいものです。
戦闘機なんか買ってる段ではないですよ!