No.36 英国(番外編~レゴランドウインザーと名犬ステイション・ジム) | 世界各地の犬 ~日めくり犬日記~

世界各地の犬 ~日めくり犬日記~

これまでに出会った犬たちのスナップ写真を中心に、日替わりで世界各地の犬を御紹介します。あわせて、趣味の乗馬と、レゴも御紹介。

No. 36
場所:英国・ウインザー・レゴランドウインザー

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レゴの英国における聖地、レゴランドウインザーに行きました。
(日本でも現在建設計画が進んでいるとのことです)

広大な敷地には、国会議事堂など英国の主要な建物だけでなく、欧州を中心にさまざまな都市農村が再現されており、文字どおり時を忘れさせられます。


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国会議事堂(ウエストミンスター宮殿)の有名な時計塔、ビッグベンです。



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これは本物。トラファルガースクエア方面からの写真です。



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そしてこちらはほぼ同じ方面からの風景



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これもレゴ。というのは冗談で、テムズ川からみた本物の国会議事堂のビッグベンです。



レゴランドウインザーには、実物大で再現したサファリパークもあるほか、ところどころのベンチには、レゴでできたお客さんもいます。
そのお客のランチを盗ろうとしている犬です。

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レゴランドには、ロンドン・パディントン駅から電車に乗り、途中スラウ駅で支線に乗り換えウインザー駅へ、駅近くから送迎バスで行きます。

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スラウ駅の上り線ホームには、「ステイション・ジム」の剥製も飾られていました。

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ステイション・ジムは19世紀の元捨て犬の子で、駅の人に拾われ、鉄道会社の未亡人や孤児のための基金のため、駅頭で募金活動を行う仕事を与えられ、人気を博したようです。

英国ではBBCによって映画化もされている有名な犬なようです。


あと数枚レゴランドウインザーの写真です。 犬が出てこないのですが御勘弁ください。


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あまりに有名なバッキンガム宮殿、レゴランドにもありました。


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正面では議会開会式出席用の馬車が正門から出るところのようです(本物の馬車は宮殿の隣、ロイヤル・ミューズで見学できます)。


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同じ角度から。近衛歩兵第2連隊(コールドストリームガーズ)が交代式を終えてウェリントンバラックスに戻るところです。

熊毛皮の帽子を被ったおなじみの近衛歩兵、皆同じに見えますが、実は5つの連隊から成っています。上衣のボタンの並びと帽子の飾り羽の色で判別できます。第1がグレナディアガーズ、第3がスコッツガーズ、第4がアイリッシュガーズ、第5がウェルシュガーズです。

それぞれ別の行進曲を持っていて、コールドストリームガーズの場合はモーツァルトのフィガロをアレンジした行進曲で戻っていきます。


それはさておいて、レゴのバッキンガム宮殿、良くできていると思いませんか?


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裏側ではガーデンパーティが行われています。


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ロイヤルミューズ方面から見た宮殿。左側にロールスロイスが控えています。

ロールスロイスのディテールにも要注目。



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こちらは本物のバッキンガム宮殿です。
最後のこの写真は少し古く、2005年7月6日の夜に撮影したものですが思い入れがある写真です。
というのも、この翌日の7月7日、地下鉄やダブルデッガーを標的とした同時爆破テロ事件が発生したからです。
この綺麗な夕焼けの下のどこかに、翌日の犯行を控えた実行犯がいたかと思うと、彼らがこの時どのような気持ちでいたのか、複雑な気分になります。

6日はちょうど、2012年夏季オリンピックのロンドン開催が決まった日で、全市がお祭り騒ぎの日でした。

7日の朝は、いつものようにハイドパークを散歩していましたが、いつにも増してパトカーのサイレンが多いなというのが異変に気づいた最初でした。地下鉄の駅には電気系統のトラブルで運休という張り紙がありました。私は車通勤でしたが、同僚の中には巻き込まれはしなかったものの地下鉄に乗っていて何時間も停車したままという人もいました。この日は公共交通機関がほぼ止まっていて、東日本大震災当日の都心ほどではないですが、歩いて帰る人たちが多く見られました。

一生分の緊急自動車を見た一日でした。