いぎあにお越し下さるお客様で、椎間板ヘルニアと診断されている方も多くいらっしゃいます。
ところで、椎間板ヘルニアは手術が必要だと思いますか?
実は必要なケースが1つだけあります。
麻痺が起こっている場合は、圧迫により神経が断線している可能性がありますので、
緊急の手術が必要です。
その他の、例えばしびれであったり、痛みがある場合は、
手術は特に必要ではありません。
なぜ、そんな事が言えるのか…。
神経を圧迫すると痛みが生じると思っていらっしゃる方が多いと思うのですが、
生理学上、三叉神経以外は圧迫しても神経は痛みを感じる事はないのだそうです。
これはどういう事かというと、
神経はあくまでも神経伝達物質を伝える役目であって、
痛みを感じるための器官じゃないないという事なんです。
簡単に例えると、
神経はあくまでも信号を伝えるケーブル(電線)であって、
いくら圧迫されてもそこで変な信号は生じないし、
断線するまでは信号を伝える続けるということなんですね。
テレビのコードをいくら踏んづけたところで、
テレビに変な映像は映りませんよね?
神経を圧迫して痛みが生じるという説明は、
テレビのコードを踏んづけたら、全く関係のない映像がテレビに映った
というのと同じくらいおかしな事を言っているという事になる訳です。
もし、仮に神経を圧迫して痛みが生じているのであれば、
腰が90度に曲がったお年寄りは、痛みのあまり歩き回れる訳がないのです。
ところが、腰が90度に曲がっていても、
元気に過ごされている方はたくさんいらっしゃいます。
同様に、ヘルニアが神経を圧迫して痛みが生じている訳では決してありません。
麻痺が起こっている場合は別ですが、
椎間板ヘルニアの手術を予定されている方は、
その前に一度私たちにご相談ください。
必要のない手術を避ける事が出来る可能性が非常に高いです。
もし、私達の言う事がいまいち信じられないのでしたら、
一度お医者さんに聞いてみて下さい。
「手術をしてヘルニアの痛みが改善し、またその後痛みが再発しない確率はどれくらいですか」と。
多分、ビックリするような答えが返ってくると思いますよ。
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