POWERS OF TWO~二人で一人の天才~ | ステップファミリー×組織開発

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どん底だったシングルマザーの時代から幸せなステップファミリーを築いた軌跡。現在はパーソナルのコーチング(1on1)と組織開発や関係性のシステムコーチとして、あらゆる組織や家族・カップルの応援をしています。

こんにちは。

Co-leadersのSHIHOです。

 

こんな本を読みました。

軽いけど、結構分厚いですw

随分前に購入して、流し読みをしていたんだけれどなぜか「ピン」ときて読み直しました。

 

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私は夫婦でビジネスをしています。

だから夫婦という人生のパートナーでありながら、ビジネスパートナーでもあるわけですね。

 


この本は、そういう夫婦も含め、夫婦だけでなくビジネスのパートナーシップも含めた

「クリエイティブ・ペア」という部分に注目しています。



 

この時代に、「誰と組むのか」

そして「どう活かし合うのか」は

自分を知り、相手を知る、とても素晴らしい学び合いのパートナー。興味深かったですよ。

 




備忘録的にいくつかピックしておきます。



 

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大いなる類似大いなる相違が合わさるこおもペアの媒介になる。

 

うんうん、カップルは総じて

"私たちは全然違う"という。

同時に何か共通の求心力があるのもしかり。



敬意と反抗が混じり合った時、創造性の進歩が起こる


パートナーシップに尊重や敬意は必要だと思う。でもこれはしてるつもりが危険。

同時に反抗というのは、自分の思い通りにならない反抗というよりは、力強く舵切りをブレイクすることも重要。場をつくる時のコーリードパートナーとの関係性と同じ。100%100%を掛け合う。信頼をペースに思い切り。

 

信用は、システムに対する前向きな期待。(相手に何を求めるか)

信頼は、総体的な感覚。相手をどう考えるか、ということであり

1人がもう1人のためにリスクを冒す、2人でリスクを取る時、信頼になる。

信じる心、というのは絆を深める最終段階。

 

プレゼンス→信用→信頼→信じる心→クリエイティブ・ペアの融合

 

ふむふむ。

銀行とかがお金を貸すのは信用ね。

たとえぼったくられたとしても、あなたになら貸すよという友人は信頼かな。

信じる心ってのがあると、それを更に確固たるものにできるのかな。


集団から放出されるということは、死を意味する。


クリエイティブ・ペアは自ら集団を作り、互いに放り出されることはないと分かっているから

はるかに大きなリスクに挑むことができる。

 

1人でも幸せだけど

2人なら更に幸せになれるから

1人ではいけない未来にいくんだね。



私→私たち という概念

境界線の浸透性が高いほど自己が大きくなる(自己拡張理論)ため交換記憶として、見たり感じたりすることが可能な世界が広がるように感じる。

 

システムによる多様性が

より自己を大きくさせるのかもね。


クリエイティブ・ペアというのは、創造性がある。

普通の人生のペアとの区別は曖昧だが、「2人がどこを目指しているか」というものがある。

創造性とは対話の要素がある。

話し手と聴き手、アーティストと観客、発信者と受信者がいて成り立つようなもの。

 

学習する組織の要素としても、5つのうちの1つが、"共有ビジョンを持つ"というものがある。

だから夫婦でドリームマップを描くことは大事なんだ!

 

弁証: 相互関係や二重性から1つの結論が浮かび上がる過程のこと。

道教でいう陰陽、ヘーゲルの弁証法でいうテーゼとアンチテーゼ。それに対する包括するジンテーゼ。(統合命題)

ペアも弁証法的な発展の段階を辿る。

スターと監督。

液体と容器。

夢想家と実務家。

生成と共鳴。・・・など。

 

賞賛と批判と吟味と好奇心のバランスをもった

自動平衡制御装置がついた1つのシステムの2つの部品のようなもの。


そうそう、それが違いが生み出す

ダイナミクスだね。

1人よりも更に安定感とバランスが増す。

 


明確な役割の分断はパートナーの絆を深めるが、

厳格すぎる役割は息がつまる。

クリエイティブな人は驚くほど柔軟性を大切にする。

(個人と多数、秩序と無秩序、単純さと複雑さ、正気と狂気などをいったりきたり)

自己の中にも弁証法的な二項対立はある。(太極図のイメージ)


システムコーチングでも

役割が固定化するとシステムは疲弊する

と言われたりします。

お母さんがいつもご飯を作る人ではなく

たまには旦那さんがご飯を作る人、

お母さんが1人で出掛けるなどもその1つ!

 

距離

親密さと信頼を深めつつ、好奇心や意外性をいかに保てるか。

2人の空間がイキイキしているかどうか。

 

うまく機能しているペアは、相手に十分な空間を与えること。

 

機能不全に陥っているペアは

実際にどのような空間が必要なのか、普段の生活の中で想像しにくいことが問題。

 

これは重要なことですね。

父親なんだから、母親として〜すべきは

空間がなくなることが多いですよね。

叶う叶わないは別として、

お互いのWANTはテーブルに出す

という家族会議の場がうちは機能しています。

自分が犠牲者にならないためにも!

ポリアモリーの距離感もこの一部かなと。


親密さと自立性の距離。

 

適切な割合は、流動的。

 

終わらないゲーム

最も親密な敵は、「競争」という力強い動機によるトッププレイヤー同士の奇妙な絆。

最高の支えー大胆な挑戦

選んでその関係に従事するー対峙して競ういあう

肯定と否定、敵対と強調、競争と協力の緊張関係がある。

 

どちらかに勝つか負けるかというよりも、

相互に尊重して、必要として、対立をする人。

不安定を受けいれるということ。

(クリエイティブ・ペアに完全な安定は危険)

 


ここでいう対立とは、雨のようなもの。雨が降り、大地に恵を与えることもある。

軽蔑とは白アリのようなもの。対立と軽蔑は区別が必要。

 

昔お付き合いしている人と喧嘩した時、

上司から言われた言葉があります。

「お前は相手に勝つことが重要なんじゃなくて、その関係性をどうしたいかが重要なんだよ」

そう、まさにそういうこと。

勝つことは一時的な話。

関係性を続けることは終わらないゲームをするようなものね。



中断

ペアの始まりがあれば、「終わり」があることも自然。積極的な関与を中断するということは、終わりは必ず訪れるということ。

 

ペアに対するゆさぶりの作用。

〇内側からのゆさぶり

〇くさびを打ち込まれる

 


何故ペアは分かれるのか

正反対の要素は魅力的であり、違いを祝福しながら関係性が始まる。

同時に交際中に感じていた魅力が、別れた理由でもある。

違い→難題を生む→不快になる→

 

この時2人が自己強化するパターンを理解していないことが最大の問題点である。

(基本的な問題は相手のものだと考える)


あぁ、言い得て妙。

好きになる理由と別れる理由は同じかも…!

まさにこの部分を扱うのが

システムコーチングなんだよなぁ。

違いが難題を生む時に、私でもあなたでもなく

私たちの道を見つけていくプロセスは。

 

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 という超個人的なつぶやきでした。

パートナーシップについて研究をしていたら

マニアックなとこまでいきそうです。

面白い。