東日本巨大地震 「つながっていますから!!!」 | From With

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子供達に、幸せの見つけ方、教えてあげたい・・大丈夫。隣りにいるから。あなたの周りは、ほら、幸せがいっぱい!!(自宅を色んなお子さんに開放して14年。問題のある子 無い子皆一緒に 同じ時代の同じ時間を生きていきたいな~!一歩一歩、 丁寧に・・)

東日本巨大地震で被災された皆様、



そして、そのご関係の皆様、



心からお見舞い申し上げます。













我が家も娘は海外にいましたが、主人と息子が都心で被災。



息子は 東京観光を頼まれた知人のお嬢様と一緒でしたので、



連絡がつくまで本当に心配しました。



また、地下から銀座に避難したと、公衆電話入り安堵するも それっきり連絡が途絶え、



夜に向かい、交通手段もストップした中 どう切り抜けてくれるのか募る不安の中で過ごしました。



幸い 都心に通学する身、普段から いつか必ず来る東海大震災に備えて 最少限の防災グッズを持ち歩いている子でしたので、



ハザードマップ、手回し充電器、小型ラジオetcを駆使して 難を逃れてくれました。



主人は自社マンション部門の管理責任者ですので、身体を理由に帰宅するわけにはいかない上、



被災地全域の社員の安否確認、マンション被害の情報収集や対策、指示etcに追われ、



帰宅したのは 翌日の夜でした。



それでも、被災された方々を想うと 無事だった自分達の身体をかまう気持ちになれず、



心の中では 病状悪化を懸念しながらも



休む暇無く携帯で対応する主人の任務遂行と皆様のご無事を祈る私でした。



今朝も 仙台支社への援助指示のため 計画停電による電車運休前の始発で主人は出社していきました。











私は船底のように揺れるリビングでテーブルの下に入るのがやっとでしたが、



何とか無事を得ました。



けれども、地震直後 黒板も本棚も倒れて踏み場の無くなった教室で 呆然としていましたら、



いつも通りに
3年生の生徒さんが五月雨でやって来るのです。



確かに
携帯も電話も不通になって
休講の連絡が回せなかったとはいえ、



まさか こんな時に
レッスンにいらっしゃるなんて・・・とビックリして


「お母さんは?」



と聞いてみますと



「車で帰ったよ。後で迎えに来るからって。」



と言うのです。



・・・つくづく
天災の少ない都会に住む私達の甘さを知りました。



テレビでは
目を覆うような惨状が
繰り返し 繰り返し放映され



学校も緊急引き渡し下校になった渦中にいながら、



当事者でない、という意識が 安易な判断を導いてしまうのです。



自分も省みて
この小さな出来事から
沢山のことを学んだ私でした。












結局、お母様のお迎えまで 頑丈なテーブルがある1階のリビングで子供達と過ごしましたが、



ふっと
気になることが頭を過り



その夜
地震に関するお見舞いに、
こんなお願いを加えてメールを回しました。
















・お子さんが 津波のシーンや被災地の様子を観て



悪気なくとも、もし ふざけた事や あなどるような言葉を発したときは



どうぞ 厳しく叱り、
しっかりと事の事態を伝え


命の尊さと儚さを想い、
奪われた命を我が身に置き換えて考えさせて欲しいこと。



・一段落して、気持ちが緩む時、ゆめゆめ 大人が軽はずみな発言や判断をなさらないで欲しいこと。



・何百年に一度と言われる この歴史の難局に生まれた者として 何を反省し、何が出来るかを一緒に考えていきたいことetc















一斉送信のあと、
返ってきたご返信のどれもに



目の前で起きている
非常且つ非情な惨劇への 痛みと 千切れるような切なさが綴られていました。


が、その中に
こんな内容のものがありました。



私からの連絡が入った直後に 4年生のお子さんが
懸念していた発言と態度を示し、



あまりに情けなく
手を上げてしまい、


自分の子育ての結果かと思うと辛く苦しい・・・。



というものでした。














私は お母様のお気持ちを想い、



子育ては
未完の未を育てていくもの、



完成から引き算したり、
足りないところを補うものではないと思います。



未を見つけながら
丁寧に丁寧に
育ててまいりましょう。



むしろ
こういう時の



大人の毅然とした
真摯な対応が



子供の心に
深く刻まれていくのだと思います。



この哀しみの現実を
無にせぬよう



まずは自分自身を戒め
そして
自分にも出来ることを考えましょう。



とご返信しました。


















また、夜遅くに
S君のお母様からメールが来ました。



なんと、
ご実家のご両親様、ご親戚の方々の安否が分からないとおっしゃるのです。



S君のお母様は宮城県出身で、詳しく伺いますと
津波の被災地・・・



都心にいる息子と半日連絡が取れないだけで
あんなに心配だったのに、


お母様は どんなにか どんなにかご心配でいらっしゃるだろう・・・



そのお気持ちが重なり、 胸が裂ける想いでした。



現地同士でも連絡のつかない今、為すすべのない自分が歯痒く



眠れない夜を過ごしました。
















今朝、私は 思い切って
教室全体に向けて



改めて こんなメールを回しました。



同じ教室に通われるS君のお母様のご両親様が被災され、安否が分かりません。


今 自分に出来ることを考え、



教室からお見舞いとして
義援金を集めさせて頂くことに致しました。



公的な義援金とは別で
私の一存ですが、



出来ることから



身近な人に手を差し伸べていくことから



この難局に対する一歩を踏み出していきたいと思います。



・・・



・・・


















東京は
計画停電が開示されます。


With Roomも それに合わせて 運営していきます。



今 余震に揺れるライトを眺めながら ブログを書いていますが、



今日から
自分に出来ることを



熟慮しながらも
ためらい過ぎず



一つ 一つ



「形」にしていきたいと思います。







被災地の皆様、










どうか希望の光を
灯し続けて下さい。










私達は













電波を越える力で














つながっています。

















灯り灯らぬ非難所の
闇の中でも















私達は


















しっかりと























つながっていますから。



    ~N子より~