『お爺ちゃまの「みんな無事か?」』 | From With

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子供達に、幸せの見つけ方、教えてあげたい・・大丈夫。隣りにいるから。あなたの周りは、ほら、幸せがいっぱい!!(自宅を色んなお子さんに開放して14年。問題のある子 無い子皆一緒に 同じ時代の同じ時間を生きていきたいな~!一歩一歩、 丁寧に・・)

先日、安否確認が取れないS君のご実家のことをお伝えしましたが、



昨夜 ご無事とご連絡が入りました!!!



辛い気持ちばかりを綴る毎日に スッと一筋 光を見た思いです。














昨日の午前中、
S君のお母様を励まそうとお電話を差し上げましたら


丁度 買い出し中で、スーパーのざわめきが聞こえる中、



安否確認センターも電話が繋がらないこと、



閑村で 避難所もおぼしく、自宅でじっとしているのではないかということ、



親戚は 流された家をニュースで観たので、何とか被災所に身を寄せてくれていたらと思うことetc



気丈に話してくれました。


また、



見つかったら 狭い自宅だけれど何人でも東京に招いて、面倒をみたい、とおっしゃいました。



私は 必ず必ず ご無事でいらっしゃるから、希望の光を消さずに頑張って!!



そして、いつかお身内を呼ばれたときは 我が家も使って下さい、と伝え、



そして、



教室の皆さんと
S君のお母様のために出来るだけの支援をしていこう、と決めたこと、



皆さんが どんなにお母様のことを心配しているかを話しました。



すると、
突然 電話の向こうで



崩れるように泣かれるお母様の声が響きました。



「わぁ~、わぁ~、



わぁ~、わぁ~、



わぁ~、わぁ~、



ありが と う
ご ざい ま すぅ、



先生の声聴いてぇ
皆さんの顔が浮かんでぇ



私、私、
急に ほっとしてぇ、



本当に
ほっとしてぇ、



・・・・・



・・・・・    



頑張りますぅ、



頑張りますぅ。   」



と、途中から 気持ちもごちゃまぜになったお国訛りが


涙と一緒に聴こえてきました。




















ご主人様も昨日やっと
茨城から戻られたということで、



幼い子二人をかかえ、
一人頑張っていらっしゃった緊張の糸が



プツリと切れたのでしょう・・・。



スーパーのざわめきの中
人目もはばからず泣いているお母様の姿が



電話の向こうに見えるようでした。

















ご両親様、一部のご親戚の方々のご無事の知らせが入ったのは



その日の夜でした。



私が私用中ということをご存知で、メールにして伝えて下さいました。



















「先生、先程、両親から電話がありました!!




無事に自宅にいました。



近所の林檎畑の方から水ももらえ、畑の野菜もお米もあって大丈夫だと言ってました。



本当、本当に
ありがとうございました!


母の弟も、次の日に戻って来て無事でした。



浜添いの親戚は、両親もまだ逢えてないようです。



東京に来るようにお願いしたのですが、



親戚が見つかってない事、


仙台まで行く為のガソリンがない事、



近所に泥棒が何軒も入っている為 地域を守りたい事…



父や母なりに、願うことがありました。



電話が繋がった時の言葉が『みんな無事か?』です。


まいりました!



先生や教室の皆様に支えられ希望の光りを見つけられました。



まだ安否が確認出来ない人がいますが、



私の使命を精一杯果たして生きて行きたいと思ってます。



本当に、本当に
ありがとうございました。」
























すべてが不確かに揺らいでいる毎日、



でも、



輝きを隠す
真昼の空の星座さえ



確かな春を
描いている・・・
















私は今日 子供達に
話そうと思ういます。



「いつか 大人になって
今を振り返った時



この歴史的難局の時に生まれ落ちた者として、



自分は こんな風に考え、こんな風に行動した、



と胸を張って言えるような
そんな過ごし方をしていこうね。」と。






















それにしても、



親というのは



幾つになっても
どんな時も



親なんですね!!



S君のお爺ちゃまの第一声、



「みんな無事か?」には



私もまいりました!!!



~N子より~

PS
ブログを通して ご心配下さった皆様、



本当にありがとうございました。



皆様の祈りもあってのご無事と 心から感謝致します。