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復活!強いニッポン 脱「ガラパコス」世界標準への転換


三橋規宏氏連載 夕刊フジ6月12日掲載


「失われた20年」の最大の罪は、日本をガラパコス化の罠に追い込んでしまったことである。


太平洋上にあるガラパゴス諸島の生物は、外界と接触せず、内界で独自に進化したため、外界と接触するとうまく適応できず、絶滅の危機にさらされてしまう。


バブルが弾けた後の日本は、パソコンや携帯電話などの情報通信分野、企業経営、政治・経済・社会システムのいたるところで、これと似たような現象を引き起こしている。日本国内だけで通用する特殊な進化を遂げた結果、世界に通用できなくなるケースが目立つ。


90年代以降の日本は内向き志向を強めた結果、「日本の常識は世界の非常識」と化し、世界の

大きな変化に対応できず、国際競争力を失い、急速に衰退の坂道を転げ落ちてしまったのである。


高度成長期、欧米からの最新の導入技術を消化した日本は、その上に情報通信技術、新素材、バイオテクノロジーなどの先端分野で技術力に磨きをかけ、世界の最高水準を走るまでに成長した。


世界の最先端を行く日本の技術者は「われわれがつくるものは、世界で最も素晴らしい製品だ」という自信とプライドを持ってモノづくりに取り組んできた。さらに「日本の消費者は目利きが多いので、日本市場で成功する製品は、必ず世界でも成功する」と強固な信念を抱くようになった。

技術に対する過信と日本市場への盲目的な信頼が高ずると、唯我独尊に陥る。

「日本標準こそ世界標準になって当然」と思い込んでしまう。


日本が得意とするパソコン、携帯電話、カーナビなどが90年代以降の世界市場で劣勢に立たされたのは、日本標準が世界標準と大きくかけ離れてしまったためである。


最近では、日本車のガラパゴス化さえ懸念されている。低公害車としてトヨタやホンダが開発したハイブリッド車は、世界市場でもっと売り上げを伸ばせる車である。

しかし、ハイブリッド車の仕組みが複雑で価格が高いうえ、中国など外国への技術流出を恐れる日本企業が慎重な姿勢を貫いてきたため、国内で売れるほどに海外では売れていない。

世界のエコカー市場がどちらの方向に進むかはまだ定かではない。電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車、燃費効率の高い小型ガソリン車、ディーゼル車など多様な選択肢がある。

それを決めるのは世界の消費者だ。とりわけ価格が勝敗を決めるだろう。


日本の製造業は、日本標準に固執せず、アジア市場、世界市場で通用する世界標準へモノづくりの軸足を180度転換させ、勝負していかなければならない。 以上


賛同できる点は多々ありますが、日本の製造業は世界各国毎の需要者の購買意欲をかきたてる物づくりを目指し、日本技術を大事に、又常に世界最先端の技術を目指すべきと思います。


   税理士ゆーちゃん より

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