【田んぼ】不作予報 | 2030年のセカイをつくろう~from 大磯

【田んぼ】不作予報

 今年は好天が続いたので稲作は豊作が予想されています。
企業情報の「帝国データバンク」とどこか似ている「米穀データバンク」なるサイトでは「やや良」という予想がなされています。
 ですが、我が家の衣装ケース田んぼは、収量はほとんど期待出来ない状況です。幾つかの人為的な失敗が原因です。

(1)日照不足
 一番生育する7月がリフォーム期間中にあたりました。その為、人工田んぼは邪魔な存在で、日当りの良い場所には置けませんでした。8月以降でかなり生育が進みましたが、水量調整は何度か行っていた際に、急な日照り状態で生育にはマイナスになったりしました。結果、背丈はまちまちですし、稲穂も「頭を垂れる」ほどお米が実っておらず、とても侘しいです。これが本業だとしたら、種籾(たねもみ)を食いつくし餓えてしまうことでしょう(現代の世の中で良かった)。
 
・一束あたり、数えられるほど
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(2)地殻変動
 以前ボウフラが湧いてしまった事を書きましたが、最近涼しくなり始めてからまたボウフラが急増してきました。大雨の後で思いっきり排水しようと衣装ケースを傾けていたら、ズルッ、パタッと中の土がひっくり返りケースの外へ。すぐに救出し植え直しましたがダメージは大きかった。そして精神的ショックも大きかったです。

・穂先にも泥が
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(3)無農薬にも関わらず手をかけず
 無農薬、無肥料という環境で育てていたのですが、やはり虫がやってきました。初穂の後、青々としていた葉っぱが急に元気を失い痩せてきました。水が原因で枯れたのかと思っていたのですが、よく見ると、青虫が葉っぱを食べていて、葉脈にあたる部分を齧られるとその先が枯れてしまっていました。

・現行犯逮捕の瞬間
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・犯人の顔写真
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 この虫は「イネツトムシ」という虫のようで、稲の葉っぱを筒状に丸めて苞(つと)のような巣を作るのでそんな名前になっています。こんな小さな田んぼにも稲の束に数匹ずついるのです。写真の青虫は長さ5mm、太さ1mm位ですが、大きくなったものは体長1.5~2cm程度、太さ5mm以上に。見つけると、うわっと思ってしまうほど。田んぼが痩せるんだから、虫はそんなに育つわけです。2回に渡り駆除。うちの雑草にポイッと捨てます。きっと稲の方が美味しいだろうけど我慢してね。

 成虫になると何になるのか調べてみると、「イチモンジセセリ」という名前は知らなかったものの、良く見かける小さな蝶だとわかりました。ホウセンカ等の花を結構元気に飛び回る、かわいらしいあの蝶になるとは。雑草で育ってくれることを期待します。