つづきです。
どれが何の山か、立ち止まるとアブの襲撃がすごくて地図を見て確認することもできず。
雌岳。
開けた場所なのでアブも少ない・・・と思ったら立ち止まったとたんアブに囲まれる・・・
ハ氏は体温が高いからか、特にたかられている。
ゆっくりできなくて、パン1個しか食べられなかった。かわいそう。
私はおにぎり2個食べて、水もたっぷり飲みました。
アブを一緒に食べてしまいそうなぐらいたかってたけど、食べないと死にそうだったので。
顔や腕をとにかくアブに刺されて痛い・・・
ときどきアブの数が少なくなるのは、ここみたいに風が抜けるところ。
しかし、いなくなることは無いのだ。
根っこが私の背丈ほどあります。148cm~!
ここからは上って下りて、の繰り返し。
何回繰り返したか、ここがどこなのかもうわからないくらい。
アブがすごくて休めないし、地獄です。
ハ氏はシャリバテとアブの羽音ですっかり意気消沈。
あ、あれは・・・?
でも、大小アブだらけなんですよ。
シカの群れ。写真だと小さくてわからないけど、すぐそばにいました。
テント場。ブロックも置いてくれてるし、平らで張りやすそう。
でも、アブだらけなんですよ。左奥の東屋におじさまが一人いました。
今日はここでテント泊だそうです。アブ平気なのかな・・・
滝もあります。これだけ水が豊富だと、アブも大発生するかな・・・
川遊びなんかすると、アブに襲撃されるっていうし。
舗装道が出てきました。やっと山を下りたんだと思うと、涙が出ました。
でも、本当はここからが長い下山の始まりなのです・・・
アブはこれから夜になって真っ暗になるまで我々を襲撃し続けました。
暗くなってからはやっと休憩できるようになり、道路の真ん中で座り込んでしまいました。
けっきょくバスなんてあろうはずもなく・・・
タクシーを呼んで帰りました。¥9,000ぐらいしました。
大又のバス停にある詰所にいた運転手さんがタクシーを呼んでくれました。
ゆっくりしてるとこ、本当にすいませんでした。ありがとうございました。
真夏のこの山域はアブに要注意です。アブは18度を超えると発生するそうです。
春先や秋なんかは、きっといいんでしょうね・・・
アブのいない季節に、もう一度いってみたいです。
腕や顔を数箇所刺されて、家に帰ってしばらくするとものすごく腫れ上がりました。
かゆいし痛いし・・・
あとから調べると、素肌を出していると寄ってくるみたいですね。
私たちは猛暑の為、長袖を着ていませんでした。
どんなに暑くても、長袖必須!モスキートハット(網のついた帽子)なんかも必要かも。
今振り返ってもつらい山行でした。写真を見てるとつらくなります。