参加することから始まったアメリカでの子育て | 我が家はいつも西海岸日和

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アメリカ西海岸から日本へ引っ越してきたハッピーカップル、いつアメリカに戻る?

Angelina & Tommy です。

いつもブログご訪問ありがとうございます。

 

我が家の息子達がアメリカの公立小学校に通っていたのは20年くらい前のお話です。

 

歩いて通うと15分位の近所の学校ですが、毎朝車で送っていき(厳密にいうと彼らが自分で運転できるようになる高校生まで毎朝のこと)、授業が終わると迎えにいきました。 他の州も同じかもしれませんが、私達が住んでいる南カリフォルニアでは親が子供を学校に送迎するのは一般的だと思います。

 

自分のバックパックを教室に置くと、朝の朝礼がはじまります。そして、忠誠の誓い(国旗敬礼宣言)です。合衆国国旗に顔を向け、右手を左胸の上に置き、起立して以下の文章を暗誦するのです。 もちろん、外国籍の生徒もいっしょに行います。

 

I pledge allegiance to the Flag of the United States of America, and to the Republic for which it stands, one Nation under God, indivisible, with liberty and justice for all.

 

下記の和訳はWikipediaからお借りしました

私はアメリカ合衆国国旗と、それが象徴する、万民のための自由と正義を備えた、神の下の分割すべからざる一国家である共和国に、忠誠を誓います。

 

子供たちが宣誓する姿を見てどうして良いのか分からない自分がいました。周りの保護者も子供たちと同じように忠誠の誓いをしていましたが、私は日本人だからなんとなく抵抗がありました。 右手を左胸にあてない自分も変だし、アメリカ国旗に忠誠の誓いをする自分も受け入れられない。  アメリカでの子育てに不安に思った最初の出来事でした。

 

周りの目を気にして、中途半端に右手を左胸あたりに軽くのせて誓っているようにして。  何の疑問もなく忠誠の誓いを皆といっしょにやっている我が子に対して、私はどうしたら良いのだろう・・・ ここにいる事はもしかして場違いなのだろうか?

 

子供を育てる生活は、以前経験した留学生活とは全く違い、沢山の新しい出来事に途方に暮れる毎日でした。(当時の私はまだ30代中頃)

 

母親の私がこれほど混乱しているのに息子達は大丈夫なのだろうか?

長男はとても社交的ですぐに誰とでも仲良くなる子なので大丈夫かと思いましたが、慎重派の次男の学校生活が心配になりました。 友達は出来るのだろうか? 学校が嫌いにならないだろうか?

 

息子が心配なあまり、他のママ達と積極的に会話するように心がけました。 そんな時に知ったのが、学校が父兄のボランティアを受け付けていること。

 

例えばバレンタインDayにはクラフトを作ったりしながら、クッキーを食べてちょっとしたパーティーをするので担任の先生がボランティアを募るのです。私は待ってましたとばかりに率先して参加していました。 笑  

 

また、週に一度のアートクラスでもボランティアを募ったので、それにも参加。

お陰様で次男が一年生の時は週に一度は学校での彼の様子をみることができました。 

〔ハロウィーンパーティーの様子〕

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私にとってボランティアで学校にかかわることで子供の様子も見れるし、アメリカの教育を学ぶこともできて一石二鳥。 そうやって始まった私のアメリカでの子育て生活でした。

 

振り返ってみると、人間は違った環境におかれてもそれなりに工夫して、順応もしていきていくものなのだなぁと思っています。今となっては懐かしい思い出の1ページです。


ps  次男は全く問題なくアメリカで生活し、今では普通にアメリカ人です。

 

最後までお読みいただき有難うございました。