パートナーズの忠さん(佐藤 忠雄さん) および、私と同じく『山女魚乃忠学校』 に参加している釣友のSさん と一緒に釣行しました。
向かったのは、県内某所の、とある河川です。
釣行の話の前に、秋田市周辺の気候について触れておきます。
秋田市街では、梅や水仙が見頃を迎えており、この写真は4/8(金)に撮影した、秋田市八橋にある菅原神社の梅です。
一番下の写真に桜のつぼみが見えますが、にかほ市金浦の勢至公園では先週に桜が開花しており、既に4/10(日)を以て観桜会が始まったとのことです。
昨年より1日遅れとのことですが、秋田市の開花予想は4/13(水)で昨年とほぼ同じであり、例年で考えると1週間から10日くらい早い感じがしております。
4/9(土) 秋田県内 某河川※場所は伏せます。
天候くもり時々晴れ、気温12→16℃水温7℃、水位やや高め。
入渓点からで魚の反応は見られず、多い水量に脚を取られながら最初の大場所に着きました。
夏以降であれば、常に魚影が確認できるところなのですが、ここでも魚の反応は見られず、奧のカーブでようやく忠さんにチェイスが見られました。
川幅が狭まり、地形によっては水流の強いところもあります。
この4月上旬という時期に入ることが難しい川なのですが、梅雨以降の水枯れの状況を考えると、例え雪代であっても、ここまでの水量となることに、驚いてしましました。
遡行に難儀をしながら進みますが、チェイスが見られる場面は少なく、先週までと同様に、相変わらずの2投目以降反応なしです。
そして、Sさんに無理強いの形で撮影してもらったイチリンソウの写真です。
Sさんは写真も趣味のひとつとされており、写真の予備知識を持っていない私に、忠さんからもですが、いろいろ教えてもらっておりました 。
"花の写真はそんなに得意ではない"と謙遜されますが、私には撮ることのできない写真です。
区間で最も有望な大場所です。
忠さんが流れ込み上流からバックで攻めたところ、6~7寸のチェイスがありました。
地図には名前の載らない多くの沢から、こうした雪代の水が多く流入しておりました。
少し進んで、このスリットの逆引きで忠さんにヒットがあったのですが、水流が強く、途中でバレてしまいました。
次の2投目にヒットしたのが、3~4寸ヤマメでしたが、残念ながらスレでした。
道路に出ると、最近のものではありませんが足跡がありました。
相変わらずの手強い渓魚達の状況でしたが、釣り人による影響も感じられました。
車までの道中、先々週の忠さんとの釣行で触れた"熊対策の爆竹"について の話となり、突然、忠さんが「取り出してから点火までの時間を計るか」と、慌てて点火することになりました。
要した時間は約1分半。
「これでは熊に対して"ちょっと待ってくれ"って頼まなければならないな」と大笑いとなりましたが、熊が待ってくれる訳がなく、水濡れに配慮してチャック付のビニル袋を二重にして入れていたのですが、収納方法を改善しなくてはなりません。
少し移動して、東屋のある公園で、恒例のカップラーメン&ベトナム産コーヒーによる"忠食"です。
この日は風が強く、山間のこの場所でも変わらずで、少し寒く感じられました。
二週間後に迫った五城目町馬場目川で4/24(日)に開催される「みちのく渓流釣り大会in馬場目川2016」 のことなど、いろんな話で盛りあがりました。
ちなみにSさんは、昨年の大会で、型に恵まれずに入賞こそ逃しましたが、2012年の大会で忠さんが優勝された時 と同様に、20㎝以上で20尾以上の釣果を挙げた実績のある上手な方です。
昨年の大会の前に、忠さんから『御凜書~新しいヤマメ釣り』
に基づくレクチャーを受けたことが、大きかったと伺っております。
午後からは、別の沢に入りました。
午前中のポイントと併せて、昨年8/29に『山女魚乃忠学校』の釣友Tさんと釣行したときと
と同じルートとなりました。
川に降り立ち、とある事情から、忠さんに私のグラス製のロッドを振ってもらったのですが、サイドでキャストしたところ、どうしても真っ直ぐに飛ばないことがわかり、Sさんにも試投してもらっても同様でした。
忠さんより「ロッドの腰が抜けている」 「ロッドの腰が抜けているから、まともなリリースポイントでキャストしても、ロッドの弾力が戻らなくて、真っ直ぐ飛ばなくなってきている」とのことでした。
忠さんは過去に、半年から1年でグラス製ロッドの腰が抜けたそうですが、私の場合、2011年4月から使い続けて、5年経過でようやく、そこに至りました。
ルアー釣りを始めた頃から、ひとつの通過点と捉えておりましたので、感慨深いものがあります。
山菜の多い沢なので、"何か山菜が出ていないか"と見ながら進んでおりましたが、早々に、なんとも可愛らしいニオを見つけました。
正に"出始め"なのでしょう。
魚の反応はというと、午前中と同じで"魚影は小さい&数は少なく&2投目以降は反応なし"です。
そんな流れで遭遇した職員室です。
私が先攻でしたが、流れ込みド真ん中狙いの1投目が、少し右&手前に着水させてしまいました。
そしたら、5~6尾の魚の反応が見られ、その内の1尾が僅かにチェイスしますが、直ぐにやめてしまいました。
アングルを変えて3投目までキャストしますが、どれもまともな勝負とならず、御二人に続けてもらいましたが、私が動かした後なので、やがて反応しなくなりました。
職員室があったことで、我々の活性も上がりました。
以降、魚の反応も良くなった感じだったのですが、やはり反応は1投目までで、なかなか攻略できませんでした。
川の近くで見つけた鳥の羽根の散乱です。
パッと見で"ヤマセミ?"と思いましたが、羽根の模様をネットで調べると、コゲラという鳥のようです。
結局、ヒットのないまま、退渓点と考えていた滝に到着してしまいました。
15時半頃でしたので"これで今日の釣行も終わりだな・・・"と、気を抜いたところ、忠さんとSさんの大きな声がして・・・!
なんとSさんが、丁度9寸の大ヤマメをヒットしたのでした。
この岩盤の段差の陰から出てきたとのことです。
ひとシーズンぶりの大ヤマメですので、魚には悪いのですが、少し撮影に付き合ってもらいました。
雲間から夕日が陽射しが入ってきており、上がSさんで下が忠さんが撮影した写真です。
慣れない私のカメラで撮影してもらったのですが、とても綺麗に撮影されており、私には真似のできない写真です。
活性の上がった我々は、この堰堤を超えて上流へ向かうことにしました。
この場所で、私が先攻の1投目にチェイスがありました。
脇で見ていた御二人には、ルアーをバイトしたかの様に見えた、とのことでしたが感触は無く、手前の笹で私からその場面が見えませんでした。
その後に魚の反応は見られず、次の滝に着きました。
そこで忠さんが7寸イワナをヒットされました。
帰りの林道ですが、夏とは違って木々に葉がないものですから、何気に上空を見ていたら、枝葉のかたまりの様なものが目に入りました。
すぐに思い浮かんだのが熊棚(くまだな)のことです。
忠さんと「そういえばTさんと熊に逢った場所は、どこら辺りでしたか・・・」 と話ながら進むと・・・、見つけました。
カメラの機能の都合で上の写真とは別の写真に見えますが、上が今回の釣行のもので、下が昨年の写真です。
このとおり、ほぼ一致します。
今回の釣行を振り返ると、図らずも、写真の撮り方について勉強となった釣行となりました。
御二人それぞれに考え方があっての撮り方になっている様です。
カメラは一眼でなくとも、コンデジやスマホでも基本的には問題はなく、構図、陽射し、影の付け方、等々、渾身の1枚とするために、レンジもスピードもアングルも、全てに理由のあることでした。
簡単ではありませんが、とても参考になりました。
また、熊対策やロッドについても然りでした。
全ては釣りに直結しており、常に最善の1投目とできるように、精進あるのみです。
再来週には、五城目町馬場目川で4/24(日)に開催される「みちのく渓流釣り大会in馬場目川2016」 を控えております。
体調や時間を整えて、無理の無いように臨みたいと存じております。
以上です。