「 晴 釣 雨 讀 」

晴れた日は大いに釣りを樂しみ…
 雨の日は靜かに讀書や道具の手入れに耽る…
   無理をせず、焦らず、穏やかな心で渓魚との駆け引きを満喫する…

 …ある方から頂いた言葉です

  渓流ルアー釣りや関連することに触れていきたいと思います


テーマ:

 一週間ほど前に、私と同じく『山女魚乃忠学校』に在籍する埼玉のIさん御夫妻より、パートナーズの忠さん(佐藤 忠雄さん)および私宛に連絡が届いておりました。

 7/15(土)と16(日)に秋田へ遠征したいので登校したいとの要請であり、御二人が来秋されるのは、春先に実施された五城目町の馬場目川の渓流大会以来の2度目となります。

 今年で3年目となる『山女魚乃忠学校』ですが、最初の年より毎年欠くことなく、埼玉から複数回の遠征で秋田へ登校に来られておられます。

 『新しいヤマメ釣り』の価値を見極めたればこそであり、その心意気にいつも感服致しております。

 

 7/15(土)は私の都合が悪く、忠さんとIさん御夫妻での登校となりました。

 そのときの内容はブログ『山女魚乃忠学校』(アメンバー=忠学生限定公開)にて確認しておりましたが、好天に恵まれた中で、水況の良い区間に入ることができたみたいで、楽しみと気付きが大いに得られた登校となったと伺っております。

 

 そして翌日の7/16(日)に私が合流することにしていたのですが、日付が替わる時刻から降り始めた雨は止むことなく降り続き、次第に強くなって明け方には風や雷も伴っておりました。

 これを見て忠さんが判断されて、この日の釣行は残念ながら中止となりました。

 仕方がありません。

 忠さん宅でIさん御夫妻とお逢いして、前日の釣りのことなどの話で盛り上がり、正午前に解散となりました。

 

 帰りに近くの川を見に行きました。

 水位は高く、色もひどくはありませんが少し茶色掛かっています。

 忠さんと別れ際に「予報のとおりに午後から雨が収束するのなら、早いところだと明日の午後くらいから釣りに適した状態の川があるかもしれない」と仰ったのですが、帰宅後も諸々の用事を抱えていたので、この時点では明日に釣行するかは微妙な状況でした。

 

 夕方になり大相撲を見ていたら、五城目町や三種町で馬場目川や三種川が氾濫危険水位に達して、延べ2千人近くを対象に避難勧告が出たとの報道が流れました。

 数日後に判明しましたが、50棟近くの家屋で床下床上浸水および国道を含む複数の道路で土砂崩落の災害が発生しておりました。

 

 翌朝、前夜のうちに諸々の用事に目処がついていたので、前日の川を見に行きました。

 水位は下がって茶色は薄れ、上流域なら釣りができそうに思われました。

 太平山北面の報道を踏まえつつ、これで忠さんが仰っていた"午後"に、災害の危険性が少ない河川ということで、釣行することを決めました。

 

 自宅で昼食を摂ってから一昨晩に準備を終えていた車を走らせて、夏場に渇れ川となりやすくて増水時に狙い目となる川へ向かいました。

 川に近づいて見ると、やはり水量が多くても濁りがなく、その水量も私の足で渡河できそうです。

 このまま、この川へ入渓することにしました。

 

 7月も下旬に差し掛かり、至るところでアジサイが見頃を迎えております。

 

 7/17(月) 秋田市 旧雄物川水系

 天候くもり、気温23℃、水温14℃、水位 増水も濁りなし

 晴れの日は30℃超えの気温が続いておりましたが、この日の予想最高気温は27℃と過ごしやすい気温となっておりました。

 

 入渓点の様子を見て思い出したのですが、昨年の8月下旬に入渓したときと全く同じ状況でした。

 "再現できるのか"、図らずもながら、これまでの釣りを踏まえての腕試しとなりました。

 

 1投目をクロスの立ち位置で、写真右側の対岸際に着水で波に入れて、大きめの沈み石で孤を描くようにとキャストしますが、ルアーを表層に乗せてしまい、上流から4~5寸が少し反応しますが、すぐに戻っていきました。

 

 すぐ上流の流れ込みです。

 似たようにコースを想定して1投目をキャストしたところ、5~6寸ぐらいがチェイスしてきましたが、手前の浅場ですぐに反転してしまいました。

 いづれも2投目以降に反応はありません。

 写真を見て反省しておりますが、ここは上空の垂れ枝を恐れず、先程のポイントと合わせて、遠投になろうが水中が見えなかろうが、アップで最も深い筋を通すべきでした。

 下手です。

 

 すぐ上のポイントです。

 下流には立てずで、また似たような1投目のキャストとなったのですが、ルアーが泳がせたい深さに到達する前に7~8寸くらいの魚影が下流からルアー目掛けて動くも、手前の浅場のところ向きを上流へ向けて、そのままスルーしていきました。

 結果論で、この場ではダウンしかなかった感じがしますが、ここに立った時点でそこに魚が着いていると読めるかと言えば、現時点の私には無理でした。

 しかし、これで流れが強くても、魚が底波に居ることが判りました。

 

 昨年のあのときと同様に、この日も増水による沈み枝に何度か引っけてしまいます。

 

 底波想定による最初のポイントですが、上空が低い高さでクモの巣だらけです。

 左岸の緩流帯を狙いましたが、ラインがクモの巣に乗って糸フケが大きくなり、根掛かりさせないようにとリールを巻いたところで間もなくアタリがあり・・・

 

 6寸ヤマメを掛けておりました。

 しっかりと口に掛かっておりますが想定外でして、いわゆる"釣れてしまった"形であり、満足感が全くありません。

 

 クモの巣だらけの区間がしばらく続き、仕方なく無視してキャストを続けましたが、すぐにラインに大量のクモの巣が付着しました。

 ガイド跨ぎでラインを接着したり、ライン放出にガイドに引っかかったりと、ストレスとなります。

 

 短い区間ですし水量も多いので、同じポイントをアップクロス→クロス→ダウンクロスの順で攻めながら進みますが反応がありません。

 

 さて、区間で最も期待のできるポイントに着きました。

 出ている石周辺へキャストしますが、全く反応が見られません。

 

 流れ込みへ移り、1投目を対岸沿いの段差の上流へ着水させてから落とし込み、少し時間を置いてからアクションさせると、底波を捉えた感じの手応えがあり、深みにある沈み石周辺で・・・

 

 6寸ヤマメをヒットしました。

 放出していたラインの長さが掴めず、糸フケが多い状態でのアワセとなってしまい、ロッドを高く持ち上げたまま立ち位置まで持ってきました。

 リールに手をやる余裕がなかったことですが、先程の魚を踏まえての納得の釣果となったことに、ひとまず安堵しました。

 

 その後、同じアングルで2投のダウンで2投するも、反応がありません。

 

 すぐ上で、対岸へのクロスの1投目にに5~6寸のチェイスがありました。

 直後に2投目をダウンクロスでキャストして、これにもチェイスしてくれましたが、喰わせる間を与えられずに終了しました。

 

 少し長めに移動しました。

 長く通った区間なのですが、いつもの釣れない大場所です。

 深い筋に狙いどおりの1投目をキャストしますが反応が見えず、アングルを変えながら3投目までキャストしましたが2~3寸の群れがチェイスするばかりでした。

 最近はあまり訪れておらず、砂利で少し埋まった感じに見えます。

 

 やはり流れの中かと、すぐ上のポイントへキャストしますが反応が見えません。

 

 そして堰堤に着きました。

 

 手前からキャストしてみると、1投目に5~6寸のチェイスがありました。

 

 そうし徐々に角度を広げて、この方向へキャストしたところで6寸ヤマメがヒットしました。

 

 最後に最も遠くなるところへキャストしたところ、同じ6寸ヤマメをヒットしたのですが、撮影しようとネットに絡んだフックを外したときに、勢いよく跳ねられて逃がしてしまいました。

 

 最後に小段下へキャストしたところ、3投目くらいに奥の沈み石付近で、5~6寸くらいのアタリで魚体が見えたのですが、バラしてしまいました。

 

 最後にキャスト練習をして、納竿としました。

 ルアーを回収してラインを見ると御覧のとおりの状態でした。

 

 図らずも昨年と同様に、雨の助けを得ての釣行となりました。

 再現できるのかを意識しながら釣りをしたのですが、昨年までの視野の範囲とすれば、概ね再現できたと存じております。

 

 改めて昨年の記事を読み返してみると、昨年よりも新たな視野に立てていることを実感しております。

 しかし、新たな視野を以てこの日の釣行を振り返ると、改善点だらけとなります。

 

 秋田の渓流遊漁期間も、早いもので残すところ2ヶ月となりました。

 歩みの遅い私ですが、得られた気付きを着実に発展へつなげられる様に励みたいと存じております。

 

 以上です。

 

 

《補足》

 ブログの更新が遅れ気味となっておりますが、秋田県ではこの記事で触れた7/16(月)の災害のあとの7/22(土)から7/23(日)に掛けての大雨により、数十年に一度という規模の大きな災害が発生しました。

 流程の長い雄物川全域に於いて、一日の雨量が多いところで300㎜を超過した箇所が何箇所かあり、大仙市刈和野から秋田市雄和に掛けて、雄物川や接続河川による大規模な氾濫が発生しました。

 秋田市街でも太平川・猿田川が氾濫しており、全県で避難対象者が4万人近くに達し、600近い家屋で床下床上浸水と主要国道での土砂崩落、そして新幹線の長期の区間運休が発生しております。

 概ね7/24(月)の夕方までに、新幹線を除く主要交通網は復旧しつつあり、この記事の掲載時期と重なりましたので、あえて触れておきます。

 詳細は次回の記事にて、改めて記したいと存じております。

 

 

 

 

いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)