「 晴 釣 雨 讀 」

晴れた日は大いに釣りを樂しみ…
 雨の日は靜かに讀書や道具の手入れに耽る…
   無理をせず、焦らず、穏やかな心で渓魚との駆け引きを満喫する…

 …ある方から頂いた言葉です

  渓流ルアー釣りや関連することに触れていきたいと思います


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 秋田県の渓流遊漁期間の最終日から一ヶ月以上が経過しました。
 
 今期は天候や諸条件に恵まれて、ほぼ毎週末の釣行を確保できたのですが、釣り以外のことに多少のしわ寄せが及んでおりましたので、今現在に至るまで忙しくしております。
 
 禁漁日から山へ向かう機会がなかったのですが、10月初旬から高地の紅葉情報や、スーパーなどで秋の果物やキノコを目にするようになり、最近では秋田市街の街路樹や住宅街の庭木の紅葉も見掛けるようになりました。
 なにより、秋田市内のどこからも見える太平山の遠景は、山地一帯が燃えるような紅い色に包まれております。
 日が経つにつれて朝晩の気温が寒く、五感で秋を感じております。

 
 今年は、パートナーズの忠さん(佐藤 忠雄さん) が主催する『山女魚乃忠学校』 は2年目のシーズンでした。
 10/8(土)、その仲間と共に、昨年と同様の「秋の収穫祭」と題した宴を催しました。
 今期も無事に遊漁期間を終えることができたことへの感謝と、それぞれの釣行に於ける成果、そして、私の上級生で農家でもあるAgiさん(アギさん・佐々木 明さん)が収穫を終えられたことに掛けての「収穫祭」であり「感謝祭」でした。

 
 場所は、昨年と同じくAgiさんの"ガレージ"です。
 話題は、今期の忠学生の皆さんとの登校や自主練を踏まえ、釣果や理論の習熟度のことや、山菜やキノコのこと、北東北の釣り環境の変化、各自の若かりし頃のお話など多岐に渡り、大いに盛りあがりました。

 
 今年も釣行で御一緒したTさんから今朝採りたての大量のマイタケや、この宴は不参加となった埼玉のIさん御夫妻からは大きな生落花生と、同じく山形のTさんからはコンニャク懐石、その他に仙台の牛タンやホルモン、魚介やフルーツなど、各自が食材を持ち寄り、汁物・焼き物・煮物のフルコースでしたので、最後は皆さんが"腹一杯で食べきれない"となっておりました。 
 Agiさん曰く「去年もだったども、この収穫祭のどぎが、一年通して一番うめーものを食ってる」とのことですが、全く同感です。


 
 今回も、とても楽しい宴会となりました。
 この場で忘新年会の話も出ておりましたが、早くも次の宴が楽しみです。

 
 話を変えます。
 ここからは、9/20の禁漁日以後の、個人的な秋の行楽や味覚を満喫できたことを記します。
 
 まずは天然マイタケについてです。
 上記の同級生であるTさんから、収穫祭の前の週に天然マイタケを分けて頂いており、家族一同で大喜びとなりました。

 
 早速、あきたこまちの新米による南秋地方の郷土料理「だまこ鍋」にして頂きました。
 炊いたご飯を杵でつぶし、団子状に丸めて「だまこ」にして、比内地鶏や鶏モツなどをベースに「きりたんぽ鍋」と同様の作り方となります。

 
 個人的な好みですが、だまこ鍋もきりたんぽ鍋も、天然マイタケの香りが無ければ成立しません。
 今年も、この幸せを堪能できました。
 Tさんのおかげです。
 ありがとうございました。

 
 収穫祭翌日の10/9(日)は、所用で太平・仁別方面へ向かいました。
 どこの水田も稲刈りは、概ね終了しておりました。

 
 仁別で、遊漁期間中に釣り場で見掛けることのなかった萩の花を見掛けました。

 
 栗の実も、大きなものを見ることができました。

 
 柿の実ですが、上の写真が仁別のもので、下の写真が市街地で撮影したものです。
 この日の段階では、山に近いものは色が薄いのですが、市街地の庭先で見掛ける柿の実は、十分な色の濃さに見えておりました。

 
 コスモスは、個人的に秋を感じさせてくれる好きな花です。
 いろいろ考えさせられます。

 
 次の週末のこと、親しくさせてもらっている潟上市天王の梨農家さんから、特大の梨「かほり」を購入しました。
 とても大型の梨で、その名のとおりに香りが高く、大きいながらも繊細な食感と味で、とても美味です。
 潟上市は秋田県の中でも梨の生産が盛んで、他に「秋泉」「あきづき」「新高」など、週ごとに採れる旬の梨を満喫しております。

 
 同じ頃、スーパーで「西明寺栗(さいみょうじくり)」が売られていたので、思わず手が出ました。
 城下町の角館や田沢湖で有名な仙北市の西木町(旧西木村)西明寺地域で特産の大型の栗でして、過去に西明寺にて栗狩りをしたことがあります。

 
 Tさんから頂いたマイタケと合わせて、久しぶりの栗ごはんを頂くことができました。
 味覚の秋を満喫です。

 
 10/20(木)、大仙方面の帰り道に秋田市河辺の岩見方面を通ったのですが、山の木々が紅く色付き始めておりました。

 
 この日の天候はくもり時々雨で、紅葉映えは今ひとつな感じでしたが、釣行で何度かお世話になった公園の東屋に着くと、ちょうど陽が射してくれました。

 
 観光地となっている秋田市河辺地域にある岨谷峡(そうやきょう)です。
 暫し陽射しを待ったのですが好転せず、仕方がありません。

 
 今年の釣行時に撮影していた柿の木です。
 山間地の柿も、色が濃くなっておりました。

 
 10/22(土)は所用により外出が困難な状況でしたが、明け方からの晴天に惹かれて、家族で2日前に訪れた岨谷峡へ向かいました。
 ちなみに市街地の街路樹の紅葉が見頃を迎えており、冒頭の写真や文章にあるとおり、太平山遠景が紅い色に包まれておりました。

 
 岨谷峡に着きましたが、やはり、陽射しがあったほうが見栄えが良いと感じますが、こうして写真で改めて見ると、まだ紅くなりそうです。
 しかし、今後の天候を考えると、これにて今年の我が家の紅葉狩りは終了となります。

 
 すぐ下流の橋の上から、岩見川を撮影しました。

 
 ・・・。
 魚影が動かないか、などと思わず見入ってしまいます。

 
 秋田市河辺三内野崎の「御食事処やまぶき」に寄りました。
 最終釣行以来1ヶ月ぶりですが、キノコ以外に自然薯や栗などもあり、棚も人も賑やかでした。

 
 最後に、太平山の奧岳が見える場所へ向かいました。

 
 帰りの道すがら、太平地内の集落に見える木々の紅葉も良く、楽しむことができました。

 
 
 11月に入りましたが、11/7には立冬を迎え、暦の上では「冬」となります。
 早いもので、今年も残すところ2ヶ月を切りました。
 
 十日ほど前のことでしたが、秋田市街に霰(あられ)が降りました。
 直近では、同じく秋田市街に寒冷前線に伴う竜巻が発生して、全国報道されております。
 最高気温が10℃辺りになり、霜への心配が伴うくらいに朝晩の寒さを感じてくると、毎年のことながら、到来する冬の寒さと積雪がどうなるものかと、どうしても頭に浮かんでしまいます。
 
 釣りの上では来年の春分、3/21までの長いオフシーズンとなりますが、『御凜書~新しいヤマメ釣り』パートナーズDVDを見ながら、今年の釣りを普遍性理論と照らして反省しつつ、来期への釣りに向けて、思索を巡らせたいと存じております。
 
 春夏秋冬も自然の理(ことわり)、釣りはできなくとも、これはこれで"亦"楽しいものです。
 
 以上です。
 
 
 
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 公私共に忙しく、記事にするのが遅れましたが、先回釣行2日後の9/19(月)に、独りで今季最終の釣行へ向かいました。

 

 今年はこの日が「敬老の日」として祝日となっており、秋田県の渓流遊漁期間の最終日9/20(火)の前日となりますので、先週辺りから、この日を最終釣行日としたいと考えておりました。

 体力的にも難儀な状態でしたが、気力を振り絞って、前日に釣行を決めました。

 

 先回釣行日9/17(土)以降の天候は曇り続きで、雨が降っても少量のため、ほとんどの河川が渇水なっておりました。

 そうした天候につき、周辺の田んぼの稲刈りも、そんなに進んでいない状況でした。

 

 この日の天気予報では晴れ間も見えるとのことでしたが、早朝は曇り空です。

 近くの河川が渇水だらけにつき、水量が見込める岩見川水系へ向かいつつ、その道中で太平山と稲穂を交えた風景を撮影することにしました。

 自分なりに既知の撮影ポイントごとに車を停めて、その都度に撮影しますが、陽射しが無かったので見栄えが良くありません。

 岩見三内に近づくにつれて雲間から僅かに陽が射すようになって、太平山奧岳を望む、この場所で、陽の光を交えた撮影をすることができました。

 

 既に秋田市内には新米が流通しており、農家さんのおかげで今年も美味しい「あきたこまち」を食べることができます。

 秋田県産の梨やブドウも最盛期を迎えており、"食欲の秋"を満喫しております。

 

 下の2枚の写真は、秋田市街に近い順番に曇り空で撮影した写真です。

 上の写真も含めて反省しますと、つくづく撮影の難しさや、陽の光の有り難さを感じます。

 

 9/19(月) 秋田市河辺地域 岩見川水系

 天候くもり時々晴れ、気温19℃水温14℃、水位減水気味

 2日前のパートナーズの忠さん(佐藤 忠雄さん) との、『山女魚乃忠学校』 でに於ける「登校=実釣講習」で勉強した内容の復習が、この日の釣行の目的となります。

 この区間は今季は4度目となりますが、安定して水量が見込める川でして、"減水気味"としておりますが、釣りには十分な水量で安堵しました。

 連休3日目で人出を気にしておりましたが、ここに来るまでに本流部で釣り人らしき車を3台見掛けただけで、有り難いことに渓流域で車を見ることがありませんでした。

 

 堰堤前の大場所手前の大木下の深みへ遠投したところ、4~5寸の魚影が動きました。

 期待できなかったので、"おっ、動いた"と驚きつつ、堰堤直下では反応無しです。

 

 堰堤の上です。

 先日の「速い釣り」の復習で攻めますが、魚影が見えないまま進みます。

 

 途中でバッドガイドにラインが絡むことがありました。

 今期の途中で買い求めたロッドですが、最近流行りの小口径ガイドを採用した商品となっており、それまで愛用していたロッドの後継モデルで、且つ最も重要な調子が同じであったので購入しましたが、これまでの釣行に於いても同様のトラブルが頻発しております。

 簡単ではありませんが、ガイド交換などの改造が必要なのかもしれません。

 

 砂場で足跡を見つけますが、近い日のものではなさそうです。

 

 これまで3度入渓しておりますが、全て夏の時期です。

 付き場の違いを想定した上でキャストとしましたが、反応がありません。

 

 所々の川原や川岸に、キレイに紅白に咲く花を見掛けました。

 調べて驚きましたが、春の山菜でもあるイタドリでした。

 お見逸れしました。

 

 通常のキャストで攻めたところ、ようやく4~5寸ながらも反応するようになってきました。

 

 目立った足跡が見えません。

 連休の人出を覚悟しておりましたが、逆に人があまり入っていなかった様です。

 

 流れの緩いところの川底に、木の実や色づいた落ち葉が沈んでおりました。

 紅葉には早いのですが、秋分を控えた禁漁日前の釣り場で、こうした秋の風情があることに、嬉しさを覚えます。

 

 『山女魚乃忠学校』の上級生であるAgiさんが、私との2度の釣行で、必ずヤマメをヒットした場所に着きました。

 遅速双方でキャストしましたが、反応がありません。

 ここは上流で二又に別れた川の合流点で、2度ともAgiさんは左側で私は右側へ入っておりました。

 そこで、初めて左側へ入ることにします。

 

 最初のポイントで、1投目の「速い釣り」に6~7寸のチェイスがありましたが、序盤で帰って行きました。

 ダウンで攻めるもダメでした。

 下手です。

 

 すぐ上で1投目の「遅い釣り」に、6~7寸のチェイスがありましたが、バイトする様子なく、ルアーと並行に追従して、そのまま下流へ下っていきました。

 "なるほど・・・、それでAgiさんはこっちへ入るのか・・・"などと考えながら、本日初のまとまなサイズの反応に有り難さを覚えました。

 

 "それなら、ここは居るのだろう"と、左側の落ち込みに着水させて、流れ枝帯の際を良い感じでトレースしたところ、6~7寸の魚影がチェイスしました。

 しかし、バイトに持ち込めず、2投目も同様にキャストできましたが無反応です。

 難しいです。

 

 もっと、この状況が続いてほしいところですが、間もなく本流の分岐点となりました。

 

 本流合流後、川幅が広くも、水深があって石も多く、且つボサの覆いのあるポイントに着きました。

 "これは"と思い、うまくボサ下に着水させて「速い釣り」でキャストしますと、6~7寸のチェイスがありましたが、バイトする動作無く、途中で帰って行きました。

 

 そして迎えた、すぐ上にあるこのポイントです。

 先月の忠さん・Agiさん・伊藤さんとの「登校」で、忠さんが9寸ヤマメをヒットしたポイントです。

 直下で魚が反応したことから、魚が着いている可能性が高いだろうと、緊張感を持って1投目をキャストしました。

 狙いの着水点へ入れてから、リーリングは始めると・・・、リールが動きません。

 

 リールを見ても問題無く、バッドガイドも問題なし・・・、と見ていくと、トップガイドがこんなことに・・・。

 ルアー釣りに転向してから7年目となりますが、こうしたトラブルは初めてのことです。

 以前のロッドでは、トップガイドを糸絡みしにくい形状にパテ加工を施して使用していて、それ以降は糸絡みは一切発生していなかったのですが、このロッドも、そうした加工が必要の様です。

 また、当ブログの過去の記事で、リールシート形状も手に合わないせいか釣行後2日くらいはロッドを持つ掌が筋肉痛となることを触れておりますが、これも慣れることはなく、こうして単独行で丸一日のキャストをし続けると、必ず手のひらに筋肉痛が生じております。

 先程のバッドガイドもそうですが、先代モデルではこうしたことがなかったのですが・・・。

 諸々、改造を考えなければならないようです。

 

 このトラブルによりルアーは根掛かりでロストしてしまい、やる気が失せました。

 時刻も正午前でしたので、退渓することにしました。

 

 杉の倒木にスギヒラタケが出ておりました。

 昔なら喜んで採っておりますが、公共機関が危険性を呼びかけており、手が出ません。

 

 林道を歩いていると、集積された伐木を目にしました。

 今年を振り返ると、太平・岩見・三内・馬場目と、今年も至るところで大規模伐採を目にしており、濁りや作業車両通行のために釣りができない川もありました。

 私は遭遇しておりませんが、仲間の話では、無許可で川の形状を変えて作業している業者も居た様で、通報された事例もあるそうです。

 今年の釣りの都合では、天候の面では大雨・強風などの影響は少なかったのですが、その分、林業の面から受ける影響の方が大きく感じられました。

 我々が釣りができる都合の中に、林業によるおかげの部分も大きいものがあります。

 互いに尊重していく必要があることです。 

 

 先回の釣行では、ある花を探しておりましたが見つけることができず、林道脇を気にしておりましたが、なかなか見つかりません。

 しかし、タデや菊系の花々が御覧のとおりに咲いており、とてもキレイでした。

 

 紅葉には全く早いのですが、何か"紅"がないか探すも見つかりません。

 それでも見つけたツタ漆が、僅かながら紅く見える葉が見えます。

 

 車に戻り、岩見の鵜養からひと山越えた淀川の上流域へ向かいました。

 

 付近の公共施設の駐車場で昼食を済ませ、以前から気になっていた場所へ向かいました。

 忠さんからお話は伺っておりましたが、地形的に近づくのが難しいため、なかなか足が向かなかった場所です。

 

 大仙市協和地域 淀川

 天候くもり時々晴れ、気温23℃水温18℃、水位渇水

 淀川水系は荒川方面の渇水を確認しておりましたが、本流なら幾分良いかと考えて向かいましたが、御覧の渇水です。

 水温も高く、動くのは2~3寸のウグイばかりで、早々に退渓しました。

 

 車に戻ったのが14時ちょっと前です。

 中途半端な時間が残り、どうしたものか暫し考えます。

 先回の釣行で、同じ忠学生のヅッカーさんより、岩見川水系のとある川を勧められたのを思い出し、そこへ向かうことにしました。

 

 来た道を戻り、車を走らせますと、船岡や岩見の至るところで稲刈機が忙しく作業しているのが見えました。

 

 秋田市河辺地域 岩見川水系

 天候くもり時々晴れ、気温21℃水温15℃、水位やや減水気味

 到着したのが14時半頃です。

 昔はこの川の上流域へ入ったことがありますが、地形がとても険しいので、暫く入っていなかったのですが、ヅッカーさんより"下流域でも反応が良い"と伺い、その下流域へ入渓しました。

 

 入渓点から暫くは、新しい足跡もあり、魚の反応が見えません。

 

 この辺りから、徐々に山に近づきつつあり、良さそうな景色と感じております。

 これより少し進んだところへの1投目で・・・、

 

 7寸ヤマメをヒットしました。

 "よくぞ居て下さいました・・・"

 

 側線の朱の下地の色が、少し褐色掛かったキレイな魚体でした。

 

 写真を撮り終えて、川に戻そうと魚体に触ったところ、下腹部より精子が出てきました。

 これでオスと判りましたが、これも初めての経験です。

 "迷惑を掛けましたな・・・"

 

 立ち位置とヒットしたポイントです。

 ここまで反応が見えなかったことですが、午前中の釣りでは深みよりは少し浅場に居る感じでしたので、あまり近づかずに、この立ち位置から駈け上がりに着水させて間もなくのヒットでした。

 

 近づいてみる、思っていたより着き場が浅く感じられました。

 魚の付き場について、面としての捉え方では当たってきておりますが、点としての捉え方では、まだまだズレを感じます。

 

 ここからも、太平山の奧岳が見えておりました。

 

 「速い釣り」の1投目に5~6寸のチェイスがありましたが、序盤で引き返していきました。

 

 時刻は15時半を過ぎて、魚も反応してきたので"もう少し行けるか・・・"などと考えていたところ、砂場に大きな円形の足跡がありました。

 新しいものではありませんが、周りの地形条件的に熊の足跡なのは明らかでした。

 そう言えば、今年は熊の出没の多い年でして、私も春に遭遇しております

 

 "これまでということですね・・・"

 山に導かれるように納竿となりました。

 こうして、今期の渓流最終釣行を終えたのでした。

 

 杉林に人の背丈くらいの笹などの藪が広がり、至るところに熊が座った痕跡などが見られました。

 臭いは感じられませんでしたが、四方の気配を感じつつ、熊鈴を手で鳴らしながら、藪の中を100mくらい進んで、無事に林道に着きました。

 

 先回の釣行のときから探していた花とは、萩でした。

 駐車した場所の近くで、ようやく見つけましたが、咲き方がまばらで仕方なしです。

 

 今年も、これらの道具達にお世話になりました。

 "おかげで今年も楽しい釣りができました、ありがとう"

 

 帰りの道中で、秋田市河辺三内の野崎にある「御食事処やまぶき」に立ち寄りました。

 春から秋にかけての山菜を取り扱うことで有名なお店でして、地元テレビ局や秋田魁新報の文化欄では常連となっております。

 マイタケの状況を伺うと、9/10(土)辺りから入荷しており、店頭にもありました。

 この時は、まだ最盛期ではないので、マイタケ以外のキノコは、南秋方面で採れたハツダケやアミタケしかなかったのですが、とても美味しそうでしたので購入しました。

 ちなみに地元で採れた野菜や果物も販売しておりますし、ラーメンや蕎麦などの食事も可能で、山菜やキノコ狩りや釣行の際に重宝なお店です。 

 

 右がハツダケで左がアミタケです。

 ハツダケは見た目がとても毒々しいのですが味が良く、特にとても良い香りがします。

 共に煮付けにしましたが、絶品でした。

 

 秋田市太平に差し掛かると、17時近い時刻でしたが、どこも稲刈りで大忙しでした。

 

 この日は、台風が九州方面に上陸しそうな位置にあり、その影響で空模様が目まぐるしく変わり、夕方には御覧の様相となっておりました。

 

 最後に太平山遠景を撮影しました。

 今年もお世話になりました。

 ありがとうございました。

 

 さて、今年の渓流釣行の総括です。

 今年も、私の渓流釣りは『山女魚乃忠学校』と共にありました。

 おかげさまで、忠さんや大勢の忠学生の皆様と共に、楽しく釣行に励むことができました。

 

 今年の釣行を振り返ると、"昨年までであれば釣れなかった魚だな・・・"と感じる釣果が多く、それだけ釣技の向上を感じることができた年となりました。

 

 やはり、昨年11月に忠さんが出版された『御凜書~新しいヤマメ釣り』の存在が大きく、忠さんとの実釣講習や忠学生の皆さんとの登校や自主練で、釣行の度に『御凜書~新しいヤマメ釣り』の中にある『普遍性理論』と自己の釣りを、常に対比を繰り返すことができたことが、とても大きいことでした。

 

 "何故、釣れなかったのか"

 "何故、釣れたのか"

 朧気ながら気付けてきた感じがあるのですが、『普遍性理論』があればこそ初めて気付ける"何故"ということです。

 逆にこの『普遍性理論』が無ければ、この"何故"が思いもつかないことでしょう。

 それでは、漠然とただ"釣れた"と"釣れなかった"を繰り返す、まるで発展性の無い釣りです。

 

 同じ事象に対しての気付きであっても、その時々の経験により、過去と現在では捉え方が全く異なります。

 現在得た気付きを踏まえて、結果論的に過去の気付きを振り返ると、その段階に於いてはその認識しかできず、また、その過去があればこそ、現在の気付きを得ることができていることです。

 『普遍性理論』を軸に、『御凜書~新しいヤマメ釣り』『山女魚乃忠学校』の環境の相乗効果のおかげで、それ以前の環境よりも、理論の認識と釣技の向上の早さが増したという実感もあります。

 

 また、キャストの精度も昨年までと比べると、まだまだながらも向上しており、そこが突破口となって視野が大幅に広がり、いろんな理論や釣技の理解や気付きに繋がっているという手応えも感じております。

 そのおかげで、釣行する度に、釣りをすることの楽しさが明らかに増しておりました。

 

 忠さんのおかげであり、共に学ぶ忠学生の皆さんのおかげでもあります。

 今年もとてもお世話になりました。

 

 昨年と同様に、皆様と釣行できたことは、私の釣り人生に於いて誠に幸せなことでした。

 改めて感謝申し上げます。

 ありがとうございました。

 

 来年もまた、宜しくお願い申し上げます。

 

 以上です。

 

 

 

 

 

 

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 秋田県の渓流遊漁期間の最終日は9/20(火)となります。

 最後の土曜日となる9/17(土)に、パートナーズの忠さん(佐藤 忠雄さん) と、忠さんが主宰する『山女魚乃忠学校』 で共に学ぶ忠学生2名の方と「登校」しました。

 参加したのは、当ブログにも登場頂いている、秋田市の伊藤さんと、同じく秋田市河辺在住のヅッカーさん(石塚さん)と私の3名となります。

※伊藤さんが参加した記事のリンク(文字をクリック)

 ◆釣行記~「上級者の釣り」◆釣行記~視野角

※ヅッカーさんが参加した記事のリンク(文字をクリック)

 ◆釣行記~あちらこちら◆釣行記~行楽泣かせ

 

 本当は、これに同じく忠学生の本川さんも参加される予定でしたが、前日に体調不良となり不参加ということで残念でしたが、以上4名による釣行となりました。

 

 秋田市周辺の天候ですが、釣行の無かった先週まで厳しい残暑でしたが、最高気温が30℃を超えたのは9/5(月)までで、それでも最低気温が20℃以下となったのは次の週の9/11(日)以降です。

 週の前半は9/13(火)を中心に西日本からの台風の影響による降雨があり、明け方に寒さを感じられるまで気温が下がり、その降雨も降水量は少なく、中小規模の河川では至るところが渇水続きで、釣りの上では厳しい状況に至っておりました。

 

 そうした状況を踏まえての河川選択ですが、『山女魚乃忠学校』に於ける「登校」とは、忠さんによる下級生への実釣講習を意味します。

 目的地は釣行日の二日前に、忠さんから選定して頂いておりました。

 

 その川へ向かう道中は、至るところで稲刈り機に乗った農家さんの姿を多く目にしました。

 『山女魚乃忠学校』で共に学ぶ忠学生で秋田市河辺の農家のAgiさんの話では、この前日までに稲刈りを済ませた方も居るとのことで、稲刈りが昨年より一週間ほど早い様に感じられます。

 毎年、稲刈り直前の風景や稲穂の写真を撮るようにしており、慌てましたが、西日の様な朝日に手こずりながらも、考えられることを全て駆使して、何とか間に合いました。

 

 この日の選択河川は、2週間前に忠さんと私の二人で訪れた川でした。

 駐車地点から見える川の水況は、2週間前より少なくも濁りは無く、釣りをするには十分でした。

 他の河川の状況を考えると、忠さんの選択は誠にお見事です。

 

 周辺にキノコが見えますが、型も量も小さく、種類も判らないので手が出ません。

 

 目指す入渓点までの道中、至るところにミズが群生しており、皆でミズの玉を採りながら進みました。

 

 昨年と比べるとまだまだですが、2週間前よりは大きいものが多く採ることができました。

 入渓点までの間に、忠さんがレジ袋で1袋、他の皆さんで半分くらいです。

 

 目的の入渓点です。

 2週間前より200~300m下流から入りました。

 

 9/17(土) 秋田市 旧雄物川水系

 天候くもりのち雨、気温18→20℃、水温14℃、水位やや低めで濁り無し

 

 ヅッカーさんのキャストからスタートです。

 相変わらず上手なキャストの連続で、垂れ枝・遠投などお構いなしに1投目が決まります。

 伊藤さんとヅッカーさんは宴会などで面識はありますが、一緒に釣行したのは初めてとのことで、ヅッカーさんのキャストや生まれ育った環境、そして忠さんからの教えの理解力に、"まるで釣りキチ三平のようだ"と感心しておりました。

 

 伊藤さんのキャストは、直近で自主練をされていたとのことで、先回の様なミスキャストはほとんど見られず、いつもどおりのキャストが戻っておりました。

 入渓点近くのこのポイントで、7~8寸の魚影が動いたとのことです。

 

 間もなく迎えたこの場面は、最初に忠さんが大石の左脇へキャストされましたが反応は見られず、しかし、キャストが難儀なポイントなのでヅッカーさんと伊藤さんへキャストするように勧めます。

 ヅッカーさんは枝は避けましたが着水点にズレがあり、伊藤さんは枝に引っ掛けてしまいました。

 

 先回の忠さんとの記事で書き忘れておりましたが、魚が反応するポイントには、決まって大きなミズの玉の群生が見られておりました。

 しかし、ここまで魚の気配が全く見られず、ミズの玉は見られたので採りながら進んでおりました。

 

 このポイントでのこと。

 忠さんから御二人に「魚の付き場はどこで、どこに立って、どこへ着水させて、ルアーをどう通すのか」を訪ねます。

 御二人なりにそれぞれ考えを述べた後に、それを受けて忠さんからの解説がありました。

 

 こうしたポイントです。

 皆様なら写真だけを見て、どの様にお考えになりますか。

 

 その解説を伺った後、忠さんが御二人にキャストさせますが、その解説に対する理解力が浮き彫りとなります。

 結果として、ヅッカーさんはすぐに理解しましたし、伊藤さんは更に解説が必要でしたし、私は一連の登校を踏まえてこそ理解できる部分を感じますが、それが無ければ伊藤さんと同じであったと感じます。

 

 直後のポイントは、昨年の忠さんと伊藤さんと三人で釣行した際に、私がイワナをヒットした場所です。

 ヅッカーさんに驚かされたのですが、このポイントを一目見ただけで、底の状態と魚の付き場を、私に対して即答したのです。

 何故それができるのかを訪ねると、幼少期より岩見川水系で川遊びをしており、水中に潜ってヤスでイワナ・ヤマメを突くために、底の地形による川の流れを全身で受けることで、潜るためのルートを考えないと魚の付き場まで辿り着けないため、そうした経験から、水面を見ただけで、底の地形と魚の付き場が概ね判断できる様になったとのことです。

 忠さんからも、御自身の幼少期のそうした経験のお話を伺っておりました。

 理論の理解力と現場の判断力に直結する要素と思われ、新たな気付きとなりました。

 そして、ヅッカーさんは20代前半なのですが、『山女魚乃忠学校』に地元衆のこうした若い方が在籍して共に学んでいることに、同じ地元衆として嬉しさと頼もしさを覚えました。

 

 入渓点の反応以降、暫く魚の反応が見られません。

 

 さて、忠さんよりここで、ヅッカーさんに対して「速い釣り」の指示がありました。

 立ち位置・投入点・リーリングのやり方・仕掛ける位置など、詳細な内容です。

 

 ヅッカーさんはきちんと1投目でキャストを決めてくれましたが、残念ながら反応がありません。

 2週間前に忠さんがヒットしたポイントの砂場を見ると、新しい感じの足跡が見えました。

 どうやら、この足跡の方の影響が残っている様です。

 

 以降も反応が見られない状況が続きました。

 

 仲間内でヅッカーさんのことを"ヘゲマスター"と呼んでおります。

 "ヘゲ"とは秋田弁で小規模な用水路や側溝のことでして、ヅッカーさんは幼少期より、自宅近くの水田地帯や沢などの"ヘゲ"で、ボサや人工工作物などの障害物だらけの環境で釣りをしており、一般的な型に囚われないキャストで数多くの釣果を挙げております。

 その"ヘゲマスター"の奇手も通じずで、魚の反応が見えない状況が続きました。

 

 暫く進んでおりますが、足跡も消えません。

 

 ここに来て、忠さんのキャストにようやく2~3寸の反応がありました。

 

 その脇にはミズの玉です。

 

 昨日か一昨日の足跡と思われますが、気にしても仕方がありません。

 ミズの玉を見れば「魚が居るぞ~」と冗談っぽく皆で声を掛けながら、気楽に進みました。

 

 皆さんから"そろそろ・・・"と、私へキャストをするように促されました。

 暫し考えて、写真中央の沈み石から少し下が付き場として、左の流れ込み下流の岩壁に着水させて、石場と砂場の境界をトレースすると、沈み石付近で6~7寸の魚影が横切りましたがバイトに至らず、2投目は忠さんに替わってもらいましたが反応がありません。

 残念でしたが、ようやくまとまな大きさの魚が反応してくれたので、皆の活性が上がりました。

 

 この小さなトオラズに反応はなく、その後に皆で岩壁を渡りましたが、足掛け場が少なく、岩も滑りやすいところも多いため、滑落の危険を感じつつでしたが、何とか無事に渡りきりました。

 

 岩盤帯には、決まって大文字草がキレイに咲いておりました。

 

 魚の反応は全く無い場面もあれば、2~3寸の小魚が反応することもあり、期待は持ちつつで進みました。

 

 ヅッカーさんのダウンの釣りですが、忠さんより立ち位置が良くないとの指導がありました。

 

 その数メートル上流で、忠さんがダウンでキャストしたところ、ようやくの4寸ヤマメがヒットしました。

 

 ヒットしたポイントです。

 竿抜けにしては釣りやすいポイントですし、ここまでの魚の反応から、そんなに上手な人の足跡ではないのか判りませんが、とにかく釣果が出たことで不安が和らぎました。

 

 ミズの玉も絶好調で、期待も高まります。

 

 この日の登校に於いて、忠さんは主題を「速い釣り」とされておりました。

 まずはヅッカーさんに身につけてもらい、伊藤さんと私はその過程を見ることで各自が学ぶ形です。

 水況や地形のみならず季節も大きい要素ですが、各ポイントは一様でもありませんので、そのポイントごとの解説は、とても勉強になりました。

 

 ここでの忠さんの「遅い釣り」に、6~7寸の反応がありました。

 

 ここでの「速い釣り」でのこと、1投目に6~7寸のチェイスがありましたが、途中で帰って行きました。

 直後に立ち位置の悪さを指摘されます。

 2投目からの反応はありませんが、ヅッカーさんのみならず伊藤さんや私も、こうして一つづつでも気付きを積み上げることができました。

 

 更に「速い釣り」の特訓は続きます。

 

 そして迎えた、このポイントです。

 ヅッカーさんの1投目に・・・、

 

 7寸強のヤマメがヒットしました!

 魚の大きさに関係なく、ヅッカーさんのみならず、見ていた伊藤さんや私の於いても、とても大きな釣果です。

 よくやってくれた!お見事!

 

 そして、なんと同じポイントで、伊藤さんが直後にキャストした「速い釣り」に5寸ヤマメがヒットしました!

 よく観察された上で、こうしてすぐの実践で釣り上げるとは、さすがです。

 ヅッカーさんと並んでの記念撮影となりました。

 

 本当に良かったですね。

 

 忠さんも、とても嬉しそうでした。

 

 その付近のミズの玉はやはり大きく、誠に結構です。

 

 次の大場所は、私が「速い釣り」で挑むことになりました。

 地形と水流を読み、着水点とコースを見極め立ち位置を決めてキャストしました。

 すると、深いところから8~9寸の魚影がチェイスしてきました!

 焦りを感じつつ必死に仕掛けますが、その大きな魚影は途中で追うのを止めて、その場でゆっくりと回頭して深みへ戻っていきました。

 

 下の写真は伊藤さんが撮ってくれた写真です。

 盆明けの自主練で自分の「速い釣り」の問題点を自覚できましたが、諸々が中途半端であり、今回もそれが出てしまいました。

 しかしこれが、現時点の「速い釣り」に対しての自分の精一杯であり、精進あるのみです。

 

 魚が回頭した際に、クッキリとしたパーマークを確認できており、確実にヤマメでした。

 戻り方がゆっくりでしたので、2投目はまた忠さんに替わってもらいましたが、別のアングルにも反応は見えませんでした。

 この釣り方でなければ決して出てこない、且つ1投目で全てが決まる難しい釣りです。


 先程の熱が冷め止まぬままに迎えた、すぐ上流のポイントです。

 ここでは忠さんが「速い釣り」を見せてくれました。

 すると・・・!

 

 青い魚体にパーマークを纏った明らかな尺上ヤマメが猛突進してきました。

 立ち位置からして"ここしかない"ポイントで仕掛けますがバイトに至らず、空かさず"これでもか!"というくらいに時間を掛けたアクションを決めます。

 魚とミノーが絡み合うこと2~3秒でしたか。

 魚も何度かバイトの動きを見せましたし、ミノーのトレブルフック2本も上下左右に満遍なく動いておりました。

 それでも、魚がフックを口に咥えるには至らず、突進してきた速さよりは少し遅めに帰って行きました。

 残念!!

 

 実は、その尺上ヤマメ以外に7~8寸の魚影がもう一尾、反応を見せておりました。

 間を置かずに2投目をキャストしますが、反応はありませんでした。

 一同の興奮は最高潮に達しました。

 我々下級生に於いては、『御凜書~新しいヤマメ釣り』に書かれている理論と、実際の釣技の内容が融合した瞬間でした。

 最高の登校日となりました。

 

 この「速い釣り」について、忠さんが著した渓流ルアー釣りの指南書『御凜書~新しいヤマメ釣り』を御覧になっていない方や、読んでいても気に留めることができなかった方は"単にストップ&ゴーだろ"と曲解してしまうかもしれませんが、そんな単純なことではありません。

 「この釣り方でなければ、決して動くことのない魚だった」

 自らの経験に照らした上で、伊藤さんとヅッカーさんから口を揃えて出た言葉です。

 私も全く同感です。

 

 区間で最後のポイントですが、反応は見られず、これにて退渓としました。

 

 車に到着したのが13時頃です。

 いつもの様にカップラパーティー&ベトナム産コーヒーによる"忠食"でしたが、今回が登校に於ける、今期最後の"忠食"となります。

 この日の話題は、午前中の釣りの内容を中心に、大いに盛りあがりました。

 本当に良い経験を得ました。

 

 忠食後は、同水系の別の沢を目指しました。

 

 入渓してみると御覧のとおりの渇水です。

 魚の反応は皆無で、ミズの玉だけ採って、早々に移動しました。

 

 時刻は15時過ぎとなっており、日暮れが早くなっているので、釣りができるのは1時間くらいです。

 忠さんの判断で、すぐ下流にあるトオラズの上流へ入ることにしました。

 今期は春のGW明けに、埼玉のIさん御夫妻と入っております

 

 車を降りると、晴れの天気予報にも関わらず、雨脚が強くなってきました。

 私以外は雨具を着用して、いつもの急斜面を滑落しない様に、緊張感を持って入渓しました。

 

 釣り人には興味が無いのか、どこに入っても採り頃のミズの玉があります。

 

 入渓点下流へのダウンや、大場所を「速い釣り」で攻めますが、反応が見えません。

 

 大場所上のこのポイントが職員室でした。

 最大7寸ぐらいですが、小さいのも合わせて5~6尾の姿が見えました。

 私の1投目と2投目に少し動きが見えましたが、以降は全く反応してもらえません。

 

 そして、ここは私にとっては鬼門でして、何気に水深があるため岩盤伝いに歩くべきなのですが、傾斜があって足場もなく、Iさん御夫妻との釣行では滑落しております。

 この日の水深は、なんとか水中を歩くことができましたが、ウェーダー上端から下20㎝が水面で、御覧のとおりの状況でした。

 

 "レジ袋が重い!"

 

 堰堤が近づいてきました。

 所々の深みを攻めますが反応が見られません。

 

 "ヘゲマスター"の奇手に期待しながら見ておりましたが、突然アワセの動作がありました。

 状況を伺うと、何かがフックに当たった感触があったが、すぐにテンションが消えたとのことです。

 その後の反応はなく、これにて納竿となりました。

 

 転石の恐れのある退渓点です。

 この日も一人づつ距離をとりながら登っていきましたが、土が水分を含んでおり、土を踏んで足場を作っても、直ぐに形が崩れて滑落する危険性のある状況となっておりました。

 

 斜面を登っている頃に、ようやく雨が止み始めて、空から陽射しが見えてきました。

 伊藤さんが、しみじみと呟きます。

 "終わるってば晴れるなやな!"

 

 やっとの思いで無事に車まで戻ることができました。

 帰り支度でロッドを見ると、御覧のとおりの泥まみれです。

 

 車に到着後から雨は止み、雲間から僅かながらに青空が見えておりました。

 おかげで、ミズの玉の成果の集合写真を撮ることができました。

 レジ袋換算で、忠さんが2袋半、伊藤さんが1袋、ヅッカーさんが半分、私が1袋でしょうか。

 

 

 こうして、参加者全員に"値千金"の経験をもたらした、秋田では今期最終となる登校が終了したのでした。

 

 いつものことながら、今回も忠さんの河川選択の妙に驚かされました。

 午後の沢がそうでしたが、近隣河川でまともなのは岩見川水系くらいで、他は全て酷い渇水の川ばかりでした。

 ある程度は魚が動いてくれる状況になっていないと、こうした経験を得られません。

 

 そして、この日の「速い釣り」に特化した授業内容についてですが、あとで忠さんから伺いましたが、過去のパートナーズDVDでも「速い釣り」を明快に表現しているところは無かったそうです。

 『御凜書~新しいヤマメ釣り』に記載されていることながら、実釣での経験や見たことも無かったヅッカーさんと伊藤さんと私は、それを目の当たりにしたのです。

 残念ながら、その尺上ヤマメの釣果は得られませんでしたが、何故「速い釣り」でなければならないのか、その理由を身を以て知ることができました。

 

 今回の目の前に展開された忠さんのキャストは、「速い釣り」の真骨頂であり、目指すべき指標を明快に現場で目視できたことは、これ以上の経験はなく、今後の釣り人生に於いて、かけがえのないものとなることです。

 

 更に、たくさんのミズの玉に恵まれて、十分に山の恵みを満喫することもできたことは、誠に幸せなことでした。

 

 今年の秋田での「登校」は、これで最後になろうかと存じます。

 忠さんに於かれましては、年間を通じて、御自身のプライベートやパートナーズDVDの撮影などで忙しい中で時間を割いて頂き、全ての段取りを整えた上で、実釣講習をして頂きました。

 

 歩みの遅い私ですが、実釣講習を重ねる度に、自己の成長を実感しております。

 今期はそれが特に釣果に現れた年となりました。

 至らぬ点ばかりですが、本当にお陰様であり、心から感謝しております。

 今年もありがとうございました。

 そして、これからも宜しくお願い申し上げます。

 

 以上です。

 

 

 

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