ジルドゥルーズの思想とビジネスフレームワーク | 複雑思考・シンプル志向

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マーケティング・ビジネス教養を中心として思ったことを綴る日記。

哲学とは何か (河出文庫)/河出書房新社
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ジルドゥルーズは自著の中で、哲学、芸術、科学の連関について明らかにしている。
ここで言う哲学とは「概念の創造」を、芸術とは「知覚表象と情動の創造」を、科学とは「関数」の創造を意味している。
この本を読んでいて、このコンセプトは普段私たちがビジネスを行う上で必要な要素であると感じたので、メモ的にここに記述しておく。
ビジネスでプロダクトやサービスを作る場合に必要なのものは、コンセプト(つまり哲学)、デザイン(つまり芸術)、システム(つまり科学)のフレームであるといえる。
つまり、良いコンセプトと利用者を感動させるようなパッケージデザインやUI、それから、それらを統合して顧客に価値を提供するシステム(これは、プロダクトやサービス自身のシステムやバリューチェーンのシステムも含まれる)が必要なのである。
このあたり、ジルさんがどのように連関を考えているのか、ここからは結構難解になるので、また、機会があればこのブログで自分なりの解釈を書いてみようと思う。