2006中秋の名月

【大雨だった中秋の名月の翌日。ダイヤみたいに輝く月】



先月21日から29日まで入院しましたが

10月後半には検査のために再入院する予定です。


今回の入院は、突然だったこともあり周りの方たちに

心配や迷惑をおかけしました。


同時に、「ところで、どうして入院したの?」

たくさんの方からお見舞いと共に、この質問を受けました。


いったい自分の体になにが起きたのか?

入院当時、自分でもよく分かっていませんでした。



ある薬を飲んでから

上半身と顔の炎症がはじまり

発熱して3日目に39℃を超えたとき

「ちょっとまずいかも?」と不安なり

深夜の救急センターに行ったのです。


その時は応急処置と、翌日の教授回診に間に合うようにと

検査用に血液を採りました。

翌日、教授はその血液検査のデータを見ながら言うのです。


入院して、いろいろ詳しく調べましょう。


サハラは入院には抵抗がありました。

躊躇するサハラに向かって、その教授はこうも言うのです。


あなた、入院を渋っている場合ではありませんよ。

白血球の数値が異常に高くなっています。

白血病も疑わねばならないほどですよ。


そう言って、部下の医者に病棟の空きベットの確認をさせるのです。

その若い医者は病棟に電話しながら


はい、女性です。

名前はサハラアヤコさんです。

えぇ、サハラさんはそっちまでいく可能性もある患者さんです。


受話器の向こうにそう言いながら、診察室から出て行ってしまいました。


白血病?

そっちまでいく可能性って、なに?




診察室まで付き添って一緒に来てくれた夫と

ほんの数分、2人きりになりました。


私:「白血病って言ったよね?」

夫:「うん。この際だから、いろいろ検査した方がいいよ」


私:「・・・、美人薄命なのかしらね」

夫:「もう薄命って年じゃないし、大丈夫だよ」


私:「そだね。それにしても入院かぁ、やだな~」

夫:「ま、ゆっくりするといいよ」


こういう時って不思議なもので、自分がなんの病気か分からないものの、そんなに重大なものではないという直感が働くものです。なので、サハラにとっては「白血病」よりも、「入院」という現実の方がショックだったのでした。


それから1週間後の教授回診時、白血病を疑われたサハラの白血球は正常値に戻り、その他あれもこれもと疑われた数値も全て正常値、顔も上半身も炎症が治まり、見た目には「普通の人」に戻っていました。教授いわく、


なんだったんだろうね?


それはワタシの科白です、先生。


今回、疑われたのは、白血病、膠原病、リウマチ、肝臓機能障害、腎臓機能障害などでした。毎日の採血と2~3日ごとの尿検査、縫合跡が痛かった生体検査(皮膚をパンチメスで切り取り3針縫いました)など、日々繰り返した検査の結果は、いずれも


異常なし。

なにが起きたんでしょうね、ワタシの体。

白血病を疑われるほど白血球が増えるなんて、ね。


今にして思えば、5月末に行ったハワイ旅行で何気なく夫に言ったひと言が、体調異変を示していたようにも思うのです。長くなったので、続きはまた明日にします。


★今回、ワタシが入院したワケ。…続き。