【大雨だった中秋の名月の翌日。ダイヤみたいに輝く月】
先月21日から29日まで入院しましたが
10月後半には検査のために再入院する予定です。
今回の入院は、突然だったこともあり周りの方たちに
心配や迷惑をおかけしました。
同時に、「ところで、どうして入院したの?」
たくさんの方からお見舞いと共に、この質問を受けました。
いったい自分の体になにが起きたのか?
入院当時、自分でもよく分かっていませんでした。
ある薬を飲んでから
上半身と顔の炎症がはじまり
発熱して3日目に39℃を超えたとき
「ちょっとまずいかも?」と不安なり
深夜の救急センターに行ったのです。
その時は応急処置と、翌日の教授回診に間に合うようにと
検査用に血液を採りました。
翌日、教授はその血液検査のデータを見ながら言うのです。
入院して、いろいろ詳しく調べましょう。
サハラは入院には抵抗がありました。
躊躇するサハラに向かって、その教授はこうも言うのです。
あなた、入院を渋っている場合ではありませんよ。
白血球の数値が異常に高くなっています。
白血病も疑わねばならないほどですよ。
そう言って、部下の医者に病棟の空きベットの確認をさせるのです。
その若い医者は病棟に電話しながら
はい、女性です。
名前はサハラアヤコさんです。
えぇ、サハラさんはそっちまでいく可能性もある患者さんです。
受話器の向こうにそう言いながら、診察室から出て行ってしまいました。
白血病?
そっちまでいく可能性って、なに?
診察室まで付き添って一緒に来てくれた夫と
ほんの数分、2人きりになりました。
私:「白血病って言ったよね?」
夫:「うん。この際だから、いろいろ検査した方がいいよ」
私:「・・・、美人薄命なのかしらね」
夫:「もう薄命って年じゃないし、大丈夫だよ」
私:「そだね。それにしても入院かぁ、やだな~」
夫:「ま、ゆっくりするといいよ」
こういう時って不思議なもので、自分がなんの病気か分からないものの、そんなに重大なものではないという直感が働くものです。なので、サハラにとっては「白血病」よりも、「入院」という現実の方がショックだったのでした。
それから1週間後の教授回診時、白血病を疑われたサハラの白血球は正常値に戻り、その他あれもこれもと疑われた数値も全て正常値、顔も上半身も炎症が治まり、見た目には「普通の人」に戻っていました。教授いわく、
なんだったんだろうね?
それはワタシの科白です、先生。
今回、疑われたのは、白血病、膠原病、リウマチ、肝臓機能障害、腎臓機能障害などでした。毎日の採血と2~3日ごとの尿検査、縫合跡が痛かった生体検査(皮膚をパンチメスで切り取り3針縫いました)など、日々繰り返した検査の結果は、いずれも
異常なし。
なにが起きたんでしょうね、ワタシの体。
白血病を疑われるほど白血球が増えるなんて、ね。
今にして思えば、5月末に行ったハワイ旅行で何気なく夫に言ったひと言が、体調異変を示していたようにも思うのです。長くなったので、続きはまた明日にします。