ピアノは生きている。
ぜーーーったいに
生きていると思う。
だから
1台1台(なんだか「台」という単位ではなく
「人」と言いたいくらいだ)
みんな違った個性を持ってる。
ってことは
弾き手との相性もあるよね、絶対。
だから
グランドピアノを持つ人は
絶対に
「選定」をするべきだと思う。
私は
今までたくさんの人が
「私だけの1台」に出会った
幸福な瞬間を見てきた。
ぱーーーっと
周りが輝くのだ。
今日も
10歳の男の子が
「ぼくだけの1台」を探しに
大阪にやってきた。
見て!
この真剣な表情を
3台の中から
選ぶのです。
♪♪♪
う~~~~ん・・・
♪♪♪
う~~~~~~ん・・・!
悩んで迷って数十分後。
「やっぱり僕はこのピアノが好き!」
あ、キラキラしてる!
弾き手とピアノの
心が通じ合った瞬間だと
私は解釈している。
このピアノはきっと
男の子の一番の友達になるだろう。
共に喜び
共に悲しみの涙を流してくれる
この子が
成長する過程で
経験する感情の全てに
共感し、
励ましてくれる、
そんな存在になる。
だから
ピアノは生きている。
でもそれは
弾き手あってこその
「生」だと思う。
よかったね!
お父さん、お母さんに感謝だね。