実は
ピアノは
大人のためにある、
と思っている
っていうか
人生のいろーんなことが
わかった、、、
いや、
わかり始めた
時に
奏でるピアノは
自分で
自分を
癒す
クスリのような
ものだからである。
うちの音楽教室に
長く通ってくれた
女性が
最初で
最後のレッスンに
来てくれた
「一番好きな曲を持ってきました！」
ベートーヴェンの
「月光」である。
彼女が
１音１音
慈しむように奏でる音色は
素朴に
優しく
胸に沁みる。
それは
超絶技巧が自慢の
ピアニストが
金輪際
出さないような
温もりがあった。
プロなんかじゃなくていい。
アマチュアのアマ～は
アムール(愛という意味)
からきているのだ。
自分のために
自分の近くにいる
誰かのために
奏でよう。
愛の音を、、、
その「月光」は
来週
大阪に行ってしまう
彼女からの
置き土産のようで
少し
しょっぱい
涙の音色も
混じっている。
一緒にパチリ
！彼女が
「いつか絶対にほしい
」グランドピアノの前で。
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