何故なのかを聞いてみる
みなさん、おはこんばんちは。
福岡市内でビリーフチェンジを主とした
心理セラピーを提供しています。
心理セラピストの苑田 稔(そのだ みのる)です。
先日、心理の学び仲間であり、
陰陽五行を学ばせてもらっている
光藤明美さんと一緒に食事&飲みに行きました。
話の中で
共通の知人である、
とあるご夫妻のお子さんの話題になったんです。
ある日
光藤さんが聞いたそうです。
「ねえ、○○ちゃん。
ウチの旦那さんね、
夜中に焼きそば食べたいとかって言うんだよ。
どうしたらイイと思う?」
すると、
頬に指を当てて、こう言ったそうです。
「うーん。それはねえ・・・。
どうして食べたいのか聞いてみたら?」、と。
なるほど!
的を得ています。
子供ってスゴイですね。
ときに僕らは
人にお願いするとき、こうして欲しいな、と
思うことがあるとき。
ありがちなのが、先の話で言うと
例えば
①「こんな夜中にそんなの食べたらダメでしょ!」と
”頭ごなしに否定する”
②「夜遅くにそんなの食べたら太るよ」
”恐怖や不安をあおる”
③「今、我慢したら、明日は好きなカレーにするから」
”ご褒美で釣る”
等です。
いずれの例にしても
言われる側(相手)が主体として伝える伝え方
(あなたはそんなことをしてはいけない、あなたが困る、あなたが我慢したら良いことがある)
なので『Youメッセージ』と言う言い方をします。
心理学では
相手を主語にする『Youメッセージ』ではなく
私を主語とする『Iメッセージ』を使って伝える、というものがあります。
つまり、言う側が主体となるので
例えば
「(私は)あなたが夜中にそういうのを食べたら、
太ったり体調を崩したりするかもしれないから心配なの」
といった言い方です。
ただ、これも言い方や聞きようによっては押しつけっぽくなる可能性があります。
今回のその子の言葉は
さらに別の方法です。
この場合も言い方が悪かったら元も子もないですが
「どうして、こんな時間に食べたくなるの?」と聞いたらどうでしょう。
もしかすると
夕ご飯の量が少なくて夜中に食べたくなるのかもしれません。
量はあったけれど、もっとガッツリしたものを食べたかったのかもしれません。
実は忙しくて夜遅くまで仕事をしていてスタミナを付けたかったのかもしれません。
何らかの理由があるはずなのです。
それが分かれば、夕食を増やすなり
何らかの対策や代替案を考えることもできます。
そうすれば
さほど苦も無くやめてもらうことも可能ですね。
子供に教えてもらいました、というお話でした。