昨年、書斎の古書を古書店に売り、買い上げ金を振り込んでもらっていたことを今頃になって思い出しました。合計1万8千円でした。これを元手に数冊本を買ったり注文したりしました。
購入本を1冊ずつ紹介していきたいと考えています。
本日は、ブログの表題どおり、学校で日本史を選択しない高校生にぜひ読ませたい本を紹介します。と、言っても、難しい本ではなく、小学校高学年から気楽に読める本です。
--ここから
自由自在 歴史人物できごと新事典
マンガ + おもしろい解説 で楽しく学ぶ!
2015(平成27)年6月25日 発行
監修者 下向井龍彦(しもむかい・たつひこ)
編著者 歴史教育研究会
発行者 岡本明剛
発行所 受験研究社
定価:本体2,300円+税
<帯>
あ~そうだったんだ!
子供も大人も
歴史好きのバイブル!
◎歴史を学ぶうえで重要な670人に加えて重要な出来事も収録
◎ノーベル平和賞を受賞したマララさんなど最新情報もいっぱい
◎楽しいマンガとユニークな切り口の説明で歴史が楽しく学べる
2016(平成28)年1月4日 購入
--ここまで
上の発行年月日は、アマゾンの商品情報から調べたもので、本書には、奥付にも表紙カバーの折り返しにも、なぜか発行年月日が載っていませんでした。
今年は、自分自身も歴史を勉強したいので、日本史や世界史の本を多く読もうと考えています。
さて、上記の本を、なぜ、高校生に読ませたいか、その理由は、以下の実話にあります。
すでにAO入試で美術系の難関私大に合格した高3生と、来週末にセンター入試を受けて国立大学を受験する高3生の2名と、昨年、何度となく交わした会話の結果です。
二人の共通点は、優秀な生徒であることと、日本史を学んでいなかったということです。美術系大学に進学する高3生は、高3になって日本史を選択したようですが、授業では、とうとう最後まで一度も教科書を開くことなく、市販の問題集のコピーを解くだけだったようです。これでは「学んだ」になりませんね。
その結果、彼らは以下の私の問いに、まったく答えられませんでした。
① 卑弥呼って、いつごろ、何をしていた人?
② 藤原氏って、どんな一族?
③ 聖徳太子って何をした人?
④ 平清盛って、何をした人?
⑤ 平家物語って、どんな物語?
⑥ 「耳なし芳一」の話を知っている?
⑦ 琵琶法師って、何をする人?
⑧ どうして源頼朝は鎌倉に幕府を開いたの?
⑨ 関ヶ原の戦いのあと、世の中はどう動いた?
⑩ 日光東照宮に祀られている人って誰?
⑪ 江戸時代が長く続いたわけは?
⑫ 江戸時代は、なぜ、どのように終わった?
⑬ 富国強兵って、どんな政策?
⑭ 1945(昭和20)年に終わった戦争って、なんという戦争で、日本はどうなった?
⑮ 第二次世界大戦で、日本が戦った国は?
⑯ どうして戦後70年の現在まで、沖縄の人たちはずっと苦しんでいるの?
これらの質問は、数学や国語の勉強の休憩時の雑談として、数回行ったものですが、彼らは、まったく正答できませんでした。いや、誤答すらできず、「わかりません」「知りません」ばかりでした。彼らは、中学卒業後、日本史を学んでいないのです。
特に、⑭⑮⑯に答えられなかったことに、私は強いショックを受けました。そして、改めて、教育政策って大事だな!!と思った次第です。
このような訳ですから、学校で日本史を学ばない高校生には、最初の1冊として抵抗なく読める本書を読ませたいのです。
ちなみに、私は保守的な人間で、昨年、某テレビ局のニュースショーで、コメンテイターが口を滑らせ、皇后さまを「彼女」と呼んだときには、抗議の電話を入れたくらいです。
価値観や思想は人それぞれですけれど、高校生が歴史に関心を持たず、とりわけ自国の日本史を知らないということは、いかがなものか、忌々ゆゆしき問題ではないか、と思うのです。
この本の内容については、次のブログに続きます。
購入本を1冊ずつ紹介していきたいと考えています。
本日は、ブログの表題どおり、学校で日本史を選択しない高校生にぜひ読ませたい本を紹介します。と、言っても、難しい本ではなく、小学校高学年から気楽に読める本です。
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自由自在 歴史人物できごと新事典
マンガ + おもしろい解説 で楽しく学ぶ!
2015(平成27)年6月25日 発行
監修者 下向井龍彦(しもむかい・たつひこ)
編著者 歴史教育研究会
発行者 岡本明剛
発行所 受験研究社
定価:本体2,300円+税
<帯>
あ~そうだったんだ!
子供も大人も
歴史好きのバイブル!
◎歴史を学ぶうえで重要な670人に加えて重要な出来事も収録
◎ノーベル平和賞を受賞したマララさんなど最新情報もいっぱい
◎楽しいマンガとユニークな切り口の説明で歴史が楽しく学べる
2016(平成28)年1月4日 購入
--ここまで
上の発行年月日は、アマゾンの商品情報から調べたもので、本書には、奥付にも表紙カバーの折り返しにも、なぜか発行年月日が載っていませんでした。
今年は、自分自身も歴史を勉強したいので、日本史や世界史の本を多く読もうと考えています。
さて、上記の本を、なぜ、高校生に読ませたいか、その理由は、以下の実話にあります。
すでにAO入試で美術系の難関私大に合格した高3生と、来週末にセンター入試を受けて国立大学を受験する高3生の2名と、昨年、何度となく交わした会話の結果です。
二人の共通点は、優秀な生徒であることと、日本史を学んでいなかったということです。美術系大学に進学する高3生は、高3になって日本史を選択したようですが、授業では、とうとう最後まで一度も教科書を開くことなく、市販の問題集のコピーを解くだけだったようです。これでは「学んだ」になりませんね。
その結果、彼らは以下の私の問いに、まったく答えられませんでした。
① 卑弥呼って、いつごろ、何をしていた人?
② 藤原氏って、どんな一族?
③ 聖徳太子って何をした人?
④ 平清盛って、何をした人?
⑤ 平家物語って、どんな物語?
⑥ 「耳なし芳一」の話を知っている?
⑦ 琵琶法師って、何をする人?
⑧ どうして源頼朝は鎌倉に幕府を開いたの?
⑨ 関ヶ原の戦いのあと、世の中はどう動いた?
⑩ 日光東照宮に祀られている人って誰?
⑪ 江戸時代が長く続いたわけは?
⑫ 江戸時代は、なぜ、どのように終わった?
⑬ 富国強兵って、どんな政策?
⑭ 1945(昭和20)年に終わった戦争って、なんという戦争で、日本はどうなった?
⑮ 第二次世界大戦で、日本が戦った国は?
⑯ どうして戦後70年の現在まで、沖縄の人たちはずっと苦しんでいるの?
これらの質問は、数学や国語の勉強の休憩時の雑談として、数回行ったものですが、彼らは、まったく正答できませんでした。いや、誤答すらできず、「わかりません」「知りません」ばかりでした。彼らは、中学卒業後、日本史を学んでいないのです。
特に、⑭⑮⑯に答えられなかったことに、私は強いショックを受けました。そして、改めて、教育政策って大事だな!!と思った次第です。
このような訳ですから、学校で日本史を学ばない高校生には、最初の1冊として抵抗なく読める本書を読ませたいのです。
ちなみに、私は保守的な人間で、昨年、某テレビ局のニュースショーで、コメンテイターが口を滑らせ、皇后さまを「彼女」と呼んだときには、抗議の電話を入れたくらいです。
価値観や思想は人それぞれですけれど、高校生が歴史に関心を持たず、とりわけ自国の日本史を知らないということは、いかがなものか、忌々ゆゆしき問題ではないか、と思うのです。
この本の内容については、次のブログに続きます。