にしのあきひろ(西野亮廣)原画展への道<7月9日>。 | あんてな手帖~和POP雑貨 あんてなへの道~

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金ナシ、コネナシ、経験ナシ。おまけに家庭はアリのサラリーマンが「雑貨屋を開く」という夢を叶える物語。「和POP雑貨 あんてな」オープンへの道とそれからの未知。


さて、


今にも周回遅れ(一ヶ月遅れ)になりそうですが、


続きへと参りたいと思います。




***




■7月9日(火)■


いよいよ設営当日。

お昼まで仕事をして、その足で買い出し。
ホームセンターや100円ショップで必要なモノを買ってthe bridgeへ。
定休日にも関わらず、この設営のためにわざわざ開けて頂きました。
ひらき君、いつもありがとう。


ジタバタしていた僕を見兼ねて集まってくれた
「サンポーニャ部隊」の面々が集結。


大分のすぐ後に長崎県平戸市で原画展を企画した藤田さんは
来られるスタッフの方との打合せも兼ねてなのでまだ分かるとして、
このお手伝いの為だけに宮崎や熊本から駆け付けてくれた人も。
今日は西野さん本人が来る訳でも無いというのに。
完全に阿呆でございます。


吉本から派遣されたイベント会社「S.M.S」の新田さんともご対面。
「M-1」などを手掛けた制作会社でもあるらしい。
言われた第一声が「若っ!!」(笑)
後で聞いた話では、EXILEにでもいそうなエネルギッシュな男だと

想像していたそうな。まぁまぁ草食系な見た目でどうもすみません・・




そんなやり取りもありつつ、さっそく作業スタート!


思い描いていた形では展示できないと分かったのが昨夜深夜。
それから苦肉の策で思いついたのが、
「この際思いっきりランダムに展示する」というやり方。

ただ、本当にランダムだとメチャクチャになってしまうので、
壁面あたりの展示枚数と横の間隔はなるべく守りながら
展示していこうという話に。


壁ごとに割り振っていた枚数を床に広げ、
シミュレーションしながら配置を決める。

・・と、口で言うのは簡単なのだけど、これが本当に難しかった!!


なにせ全部で140点余りの原画たち。ずいぶん広い会場だったのだけど、
それでも横の間隔を守ろうとすると、やけに窮屈になってしまうのだ。
紙の上ではけっこう良い感じだったのだけど、なんか思ってたんと違う・・!?
まさしく机上論がもろく崩れた瞬間だった。


サンポーニャ部隊のみんなと色々なアイデアを出し合って、
あーでもないこーでもないと話し合うのだけど、
僕がしっかりしていないせいで、なかなか方向性が定まらず、
時間だけが刻一刻と過ぎていき、焦りばかりが募ってくる。
原画を掛けてみては、「うーーん・・」とまた外しての繰り返し。




そうしてみんなで絞り出した答えが、
「ストーリー展開に沿って緩急をつけて展示する」というやり方。

「横の間隔」「高さの範囲」も一切無視。
ストーリーに沿って自由に動きをつけていくことにした。


例えば、宇宙が舞台のシーンや空を飛ぶシーンだったら高い位置に。
子供が出るシーンや、物語が落ち着くシーンでは低い位置に。


また、ボランティアスタッフのチーム名にもなっている「サンポーニャ」
世界中の人達が見る夢(寝て見る方)の脚本を描く「Dr.インク」
仕える猫のキャラクターなのだけど、比較的シリアスな印象を受ける第一作目
「Dr.インクの星空キネマ」の中ではマスコット的な役割も果たしているので、
サンポーニャの顔のアップの絵は小さな子供達の目線と同じ高さにして、
子供達がサンポーニャと向かい合うように見てくれたらいいかも!とか。




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そうなるとドンドンアイデアが出てくる。
ずいぶんアイドリングに時間が掛かってしまったけど、
ようやく作業に勢いがつき始めた。


こうなってくると一つの壁を全員でやるには手が余る状態になるので、
別チームを作り、二作目以降の展示も同時進行で進めることに。


中には「なんだか良く分からないけど面白そうだから」
参加してくれていた人もいたのだけど(それも素敵なこと!)、
基本的には西野さんの絵本に惚れた人が集まってできたチーム。
みんなの作品に対する愛情の大きさには確信があったので、
別チームの皆には展示のしかたも丸投げでお願いする事に。


もっとも、こちらのチームでも段々と僕の意見を挟む間もなく
ドンドン進んでいったのだけど・・
(後半、新田さんとの打合せが入ってきて戻ったら
 僕抜きでもとても良い感じになっていたので、思わず帰ろうとしたくらい)


メンバーのほとんどは今日が「はじめまして」だったけど、
徐々にチームワークが生まれていって、
まるで文化祭の準備のような雰囲気になった。




そのタイミングでオーナーの裏さんをはじめとする
the bridgeの皆さんが外のデッキで食事の準備を始めてくれた。

最初、「せっかくだから、夜みんなにご飯を作ってあげよっか?」
と言ってくれていたのだけど、その数分後には
「やっぱり外でバーベキューする事に決めた」って(笑)

どうやら右を見ても左を見ても
「楽しいコト大好き」な大人たちが集まっているようです。


作業がひと段落ついたところで、みんなで外に出てバーベキュー。
ずっと作業に集中しててお腹も空いていたので美味しかったー!!




途中、朝日新聞さんの記者の方が取材にやって来た。
展示が終わったスペースの前でインタビュー&写真撮影。

前の西日本新聞さんの経験を活かして簡潔に答えた(つもり)。
朝日新聞さん、よろしくお願い致します。




続けて西日本新聞の三重野さんが
先日取材された記事が掲載された新聞を持って来てくれた。



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ちょっと笑顔が気持ちワルイですが(苦笑)
高校野球や選挙がある中でこんなにしっかり載せて下さって
どうもありがとうございます!!




さて、作業もずいぶん落ち着いてきたし、
そろそろ後片付けして解散かなー。


と、その時。ある重要なことに気付く。


なんと、作品ごとの説明を記載したパネルを
原画たちの間に挟むのを忘れていた(大汗)


ナンテコッタ・・


本当に申し訳なかったのだけど、
みんなに説明し、パネルを展示するスペースを作ってもらう事に。


ちなみに、パネルのデザインと印刷を担当してくれたのは、
フライヤーやチケットでお世話になった「トライアンフ」の後藤くん。
これも僕が作業日直前に無理を言って仕上げて頂いたのでした。
本当にありがとう。




食事を切り上げ、みんなが作業にあたってくれている中、
「テレビ大分」報道部に勤める油布くんが駆けつけてくれた。


今週末に控えた本人来場イベントの際に
当日に生放送する情報番組で告知できないか動いてくれていた油布くん。
この日はハンディサイズのカメラを持って登場。


聞けばインタビューを取らせて欲しいとの事。
大きなミス犯したてホヤホヤ、今しがたみんなを凍りつかせたばかりの男が
どのツラ下げてインタビューに答えるのか

いたたまれない気持ちになったけど、これも告知のため。

有難く受けさせていただく事に。


メモを片手に面と向かって話す新聞社さんからのインタビューとは違い、
小さいとはいえカメラを向けられてのインタビューはさらに緊張。
カメラを構える油布くんの問いかけに精一杯答えさせていただきました。


前に油布くんの友人である経営者/映画監督の南出さんが来県された時にも
ネットにこういう動画をアップしていたので、
Facebookか何かで告知してくれるのかなーなんて思いながら、
インタビュー終了。油布くんどうもありがとう。




この時点でなかなかの疲労困憊っぷり。
きっとみんなもそうだったと思う。
いい加減、誰かがブチキレてもいいくらいの状態だったと思うけど、
みんな本当に嫌な顔一つせず、和やかに、テキパキと動いてくれていた。
僕はやっぱり人に恵まれている。


最後に絵本のストックを入れる台を中央に置いて、
その上に「SPECIAL THANKSブース」(この説明はまた改めて)を作成し、

結局、作業が終わったのは深夜1時をまわる頃。
本当にお疲れさまでした。みんな、どうもありがとう。


さぁ、ズッコケながらもどうにかこうにか形になった
「にしのあきひろ絵本原画展in大分」

いよいよ明日からスタートでございます。




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***




さて、


いったいどのくらいの人達が来てくれるのでしょうか。




もちろん次回へと続きまーす(苦笑)