第三回公判 概要 | 地球一周の船旅 * その後

地球一周の船旅 * その後

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2010年7月28日(水) 第三回公判 概要

連日36~37℃の猛暑日が続いています。今日夕方、今年初めて蝉が鳴きました。

遅くなりましたが、第三回公判の概要をお知らせいたします。

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損害賠償訴訟の第三回公判が、東京地裁第626号法廷にて6月23日(水)10時10分より開催されました。

原告団・訴訟応援団・62回乗船の若者達・新たにPB/JGへの訴訟を検討している方、等々の方々が
傍聴されました。

原告代理人と被告代理人より、準備書面がそれぞれ提出されました。

原告側は、24名の原告各人が受けた被害の詳細を述べた第4準備書面を提出しました。

被告ISP社の準備書面は、従来と同じ「国際裁判管轄」に関して述べられていました。
裁判長は、被告ISP社代理人に対し、これまでの態度を維持するのであれば、裁判所としての
見解を示し、実体について具体的な反論を求めることも考える、旨を述べられました。

前回、裁判長から被告PB/JGに求めた傭船契約書・運航契約書の提出は、今回も拒否されました。
原告代理人は、文書提出命令の申立てを検討せざるを得ない旨、述べました。

被告PB吉岡氏/JGの第3準備書面では、原告側第1・第2準備書面に対する反論が述べられていました。
データの訂正、契約書を提出しない理由、具体的に絨毯の張替え・エレベーターの件・ランドリー・
空調の件・船体の穴、等々に関して記述されていました。

・・・「62回クルーズの体調不良の乗客は他の回より突出して多くないし、そのために診察室に
長蛇の列ができた事実はない」 とか、「一切の解決金として受領されている以上は、文字通り、
これをもって和解し、今後は請求しないという趣旨であることは誰にでも理解しうることであり、
かつ、被告ジャパングレイスはそのように説明してきている」 とか、興味深いです。

裁判長から、原告側に、全体被害の記述も個人被害記述と同様に一覧表にできないか、
との要望があり、代理人は次回公判までに検討する旨を述べました。

   
以上、わずか8分間の第三回公判の概要でした。


第四回公判予定 : 9月1日(水) 10:10~