飯山線の雪 | 地球一周の船旅 * その後

地球一周の船旅 * その後

時折、地球のどこかを漂っているそよ風のひとり言です

2009年1月2日(金) 飯山線の雪

1日中、雪が降る。正午頃瞬間的に青空になったが、すぐにしぐれになり、又すぐに雪にもどった。
例年ならこの季節には2m位の雪が積もっているらしいが「今年は昨年末の26日にやっと降ったので
あまり積もってないんですよ」と宿の方が言われた。
窓から雪を眺める、おしゃべりをする、温泉に入る、パソコンに向かう、食べる、が今日したすべて。
ここでお正月を過ごす目的は、私の船旅の間いろいろと私に代わって面倒をかけた娘達へのねぎらい、
ご苦労さん会をすることだ。この温泉宿は私のお気に入り。

7年前の2月、金沢郊外に住む友人を尋ね、新潟県長岡に住む友人を尋ねた帰途、長野への飯山線に、
「十日町紬」の里である十日町があることを知った。織物好きな私は即座に下車した。
その日、十日町は雪祭りで宿は満員だった。昼食を摂った蕎麦屋で、この津南の宿を紹介された。

その1週間ほど前から信越地方は豪雪だった。十日町から津南までの飯山線は素晴らしかった。
JRで日本一の積雪量の飯山線のジーゼルカーは、3メーター以上の雪の壁の間を、正面から吹雪を
受けて走った。私は、左側の運転席の右側に立って、雪に埋もれた線路と雪の壁を見続けた。

この旅館は、以前農業の副業としての民宿だったそうだが、その時には、旅館に変わっていた。
米も野菜もすべて自作のものを使った料理の中でも、特に私が驚いたのはご飯の美味しさだった。
宿の方の話では、魚沼産のこしひかりでもこの信濃川沿いのものが最高級とされ、一般市場には
出されずに東京・大阪の料亭が毎年買い占めるとか。

こういう成行きで、飯山線の雪とこの宿は私のお気に入りになったのである。
その後、8月にも長野へ行った時に足を伸ばして来たことがあり、今回は3度目の訪問である。
京都からは遠くもあり、なかなか出かけて来れないが、又、来たいと思う。

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信濃川(長野県境から上流は千曲川)

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裏山